周りの人に『起業したい』と言っている人ほど、最終的に起業しない

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副業はおろか、1億総起業の時代が始まった

今日のテーマは、「周りの人に『起業したい』と言っている人ほど、最終的に起業しない」というテーマです。

これからの時代、老後が凄く不安という方、多いと思うんですよね。

大手企業で定年まで勤めあげたとしても、そこから先がもっと長く続く、そんな時代がやってきているからです。

というのも、これまでは、人生80年で考えればよかったんですが、人生100年時代が始まっています。

だから、年収1,000万円をもらって、定年まで勤め上げたとしても、そこまで一生懸命貯めた分だけじゃ、100歳まで生きるとしたら足りないんです。

死ぬまで働かなきゃいけないと。働けるところまで働かないといけない。そういう現実が迫っています。

そういう未来が見えてきているので、安倍さんとかも働き方改革と銘打って、副業とか起業を推進し始めているわけです。

私のところにも、良いところに勤めているんだけれど副業を始めたい、っていう相談が増え始めています。

でも、副業だけでリスクヘッジできるほど、これからの時代甘くないよね。っていうのが私の正直な意見です。

世の中の多くの人がリスクを背負って、1人会社とか、1人事業主として、ビジネスを始めなきゃならんという時代が、すぐそこに迫っているからです。

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起業したい!って言ってる人へ〜目的は明確にありますか?

こういうこともあって、今は勤めているんだけれど起業したい、って言う人はどんどん増えていくと思うんです。

ただ、そう言ってる人の10中8、9は、実際には行動を起こさないでしょう。

なぜかって、そもそも起業ってなんぞや?って、ただの手段なんですよ。

たとえ話で説明すると、新幹線という交通手段を知っていたって、行き先(目的)はどこなのか?って明確になってないと、行動起こせないじゃないですか。

新幹線が走っている東京が行きたい場所、目的地なら良いとして、札幌が目的地なら手段は飛行機のほうが良いんじゃない?って話です。

新幹線=起業(手段)、目的地=目的やマイルストーン(目的)と考えると、何でもかんでも起業するのが正解というわけにはならないんです。

「〜という目的を達成するには〜が必要だ。だから、起業しちゃった。」という具合に、目的が無いと、なかなか人は行動に移れません。

起業する!とか言ってるけれど、何のために起業するか?目的の無い人がハマりがちなのが、起業塾とか、創業塾とか…ここに行けば正解が得られるだろう!って行くんです。

驚くことに、一回カリキュラムが終わったら、こういう人達って、またお金を払ってリピートするんですよ(笑)。

なんでやねんと。次は起業でしょ!と。

悩んでいるんですね。自信が無いんですね。なぜかって実践してないから。

ファイブフォースとかSWOT分析とかクソも役に立たないですからね。

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目的達成を誰よりも強く願った人が生き残るのがビジネスの世界。

こういうこともあり、「起業したい!起業したい!」って言ってくる人がいたら、私は「なぜ起業したいんですか?」って聞くことにしています。

よーいどんで始めたら、その後はずっと実行、失敗、改善、計画、実行、失敗、改善、って…みんな、ずっと続けているんです。

これを続けられる人は10人いたら1人。これも現実です。

じゃあ、10年続けられた人は何が違ったかって、「こうなりたい」「こういうことをしたい」って、誰よりも強く願い続けた人、目的がはっきりしていた人達なんです。

もし、そういう目的とか目標がなくてあやふやなら、起業しないというのも1つの選択肢です。

別に、お金を稼ぎたいなら、投資とかお金の増やし方は色々ありますし、「家族と自由な時間を過ごしたい」って言ったら発展途上国で安く暮らすって方法だってありますからね。

少し厳しいかもしれないですが、目的なく起業しても本当に辛いだけなんで、起業したい!って盲目な方向けにお話してみました。

 
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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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