【起業家必見】失敗しない共同創業者の選び方とは?脳科学者が詳しく解説

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みなさんこんにちは!
脳科学教育コンサルタントのクロスです。

今回は「失敗しない共同創業者の選び方」というテーマで、創業チームに必要なタイプと、創業チームに入れるのが望ましくないタイプを詳しく解説していきたいと思います。

チームの方向性を揃えていなかったために、会社を立ち上げたけれど、お互いの考えが合わずに大変な思いをしてしまうことがあるかもしれません。

走り出してしまう前に、予想される問題はなるべく潰しておきましょう。

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失敗しない共同創業者の選び方とは

失敗しない共同創業者の選び方とは

理想的なチームにはいろいろな役割分担があります。

例えば、人前に出ておしゃべりするのが得意だという人もいれば、内向的であまり表には出ないけれどパソコンを使って作業するのは非常に得意な人もいれば、大きなビジョンを掲げてインスピレーションを訴求してみんなをぐいぐい引っ張っていけるような人もいれば、しっかりと戦略を立てて根拠に基づいた適切なステップの踏み方をしっかりと作っていく人など、いろいろな人がいますよね。

このような、様々なタイプの人をバランスよく配置することが理想的です。

似たような能力で同じような価値観を持っている人ばかりのチームよりは、勤勉性の高い人がいたり、外向性が高い人や、協調性の高い人、新しい価値観やアイディアに対してオープンな人がいるような、それぞれが違うことに特化している方が理想的です。

ただし、どんなタイプの人でもよいかといえばそうではありません。ここからは、「共同創業者として必要なタイプ」と「共同創業者として望ましくないタイプ」について詳しく解説していきます。

なお、解説においては「HEXACOモデル」を使用していますので、興味のある方は下記の記事も参考にしてみてくださいね!

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共同創業者として必要なタイプ

共同創業者として必要なタイプ

共同創業者に必要なタイプとして代表的なのが以下の5つです。

  • ハッカー
  • ハスラー
  • ヒップスター
  • ストラテジスト
  • ビジョナリー

それでは1つずつ見ていきましょう。

共同創業者に必要なタイプ①: ハッカー

共同創業者に必要なタイプの1つ目は「ハッカー」です。

ハッカーには、ハッキングするといったパソコンを使って悪いことする人のような言葉のイメージがあるかもしれませんが、そうではなく、既存の方法にはない新しい視点や方法を通じて仕組みを改善する開発者のことを指します。

性格的には、開放性が高く、外向性や協調性が低い科学者のような人で、オタク気質もあります。

発展につながる新しいものを作れるようなハッカーが共同創業者として必要です。

共同創業者に必要なタイプ② :ハスラー

共同創業者に必要なタイプの2つ目は「ハスラー」です。

ハスラーは「敏腕な仕事人」という意味ですが、こういう人はおしゃべりが好きだったり、人前に出るのが好きだったりするので、営業などに向いている外向性が非常に高い人です。

共同創業者に必要なタイプ③ :ヒップスター

共同創業者に必要なタイプの3つ目は「ヒップスター」です。

ヒップスターはデザインや流行に敏感な人です。

こういう人は新しいものや使いやすいデザイン、心を揺さぶるような感情に訴えかけるデザインやキャッチフレーズを作るのが上手なんですね。

性格的には流行に敏感なので、まわりとの協調性が高く開放性の高い人です。

共同創業者に必要なタイプ④: ストラテジスト

共同創業者に必要なタイプの4つ目は「ストラテジスト」です。

ストラテジストは戦略を練ったり、勤勉性が高い人です。

データや科学的根拠に基づいて「3カ月後のゴールはこう設定していこう」というようなことを考えてくれる戦略家です。

ストラテジストの性格的には、統制性がある程度高く、そこに外向性や協調性の低さと開放性の高さが組み合わさる可能性があります。

共同創業者に必要なタイプ⑤ :ビジョナリー

共同創業者に必要なタイプの5つ目は「ビジョナリー」です。

ビジョナリーとは、大風呂敷を広げて夢を語る人です。

こんな世の中にしたいとか、こんな新しいことができたら素晴らしいと思わないかのようにワクワクを通じて多くの人たちの共感を得る人ということです。

ビジョナリーの人は外向性が高い傾向にあります。

外向性が高い人はハッピーな人が多く、ビジョナリーとハスラーは割と外向性が高くて、上機嫌な人が多いという印象です。

データによると1人で創業するよりは2人いた方が早く創業でき、反対に人数が増えれば増えるほど価値観の違いや方向性の違いがあってまとまらず時間がかかります。

上記のような5人揃えるよりは、1人が2役3役できる共同創業者を選び、創業チームは5人でなく、2人か3人で済ませるのがよいでしょう。

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共同創業者として望ましくないタイプ

共同創業者として望ましくないタイプ

共同創業者として望ましくないタイプは以下通りです。

  • 失敗を恐れる人
  • ハックしたことがない人
  • アイディアを出すが実行できない人
  • 成功体験のない人
  • IQが低い人
  • 好奇心の弱い人
  • 課題意識の低い人
  • 柔軟性のない人
  • 専門知識がない人
  • 金銭的インセンティブにこだわる人
  • ワークライフバランスにこだわる人
  • スタートアップに関する知識をひけらかす人
  • 自我(エゴ)を通す人
  • 役割・タイトルにこだわる人

それでは1つずつ見ていきましょう。

失敗を恐れる人

共同創業者として望ましくないタイプの1つ目は「失敗を恐れる人」です。

神経性が高くて、つまり失敗を恐れてビビってしまうせいで全然動けないという人です。

このようなタイプの人は共同創業者として望ましくありません。

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ハックしたことがない人

共同創業者として望ましくないタイプの2つ目は「ハックしたことがない人」です。

ハックしたことがない人は、従来的なやり方に従順な人で、勤勉性は高いけれど開放性が低い人です。

アイディアを出すが実行できない人

共同創業者として望ましくないタイプの3つ目は「アイディアを出すが実行できない人」です。

アイディアを出すが実行できない人は、自己愛の強い人で、基本的には誠実性と謙虚性の低さを示しています。

口では人をコントロールしたがるけれど、自分は行動したくないということなので誠実性と謙虚性が低い傾向にある人です。

成功体験のない人

共同創業者として望ましくないタイプの4つ目は「成功体験のない人」です。

成功体験のない人は、外向性が低くて神経性が高い人です。

外向性が低くて神経性が高いということは、不安を感じやすくハッピーではないので、自己評価も低い人です。

IQが低い人

共同創業者として望ましくないタイプの5つ目は「IQが低い人」です。

IQが低いということは、学習スピードが回りに追いつけないことがあります。

また、IQが低いだけであれば努力次第でカバー出来ますが、さらに開放性が低い場合は問題です。

そもそもIQが低く覚えることに非常に時間かかるうえ、開放性が低いと伝統や今までの方法を重んじて新しいものに挑戦しないので、共同創業者としてはあまり適しません。

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好奇心の弱い人

共同創業者として望ましくないタイプの6つ目は「好奇心の弱い人」です。

知的好奇心が弱いということは、開放性が低いということですが、開放性が低いということは創業メンバーには適さないということがわかります。

課題意識の低い人

共同創業者として望ましくないタイプの7つ目は「課題意識の低い人」です。

課題意識の低い人は、自分で攻略しようという心意気がないので、勤勉性が低い人と言い換えられます。

課題をしっかり見つけて乗り越える人は勤勉性が高いのですが、課題意識の低い人はその反対なので勤勉性が低いということです。

言い換えると衝動性が高いとも言えます。

柔軟性のない人

共同創業者として望ましくないタイプの8つ目は「柔軟性のない人」です。

柔軟性のない人は、協調性の低い人に多いと思います。

柔軟な切り替えがうまくいかないので、協調性の低さと開放性も低いということです。協調性が低いということは、根に持ちやすく、行動や思考の切り替えがうまくいきません。

また、開放性が低いということは、伝統を重んじて、新しいことに対する価値観のを受け入れない傾向にあります。

専門知識がない人

共同創業者として望ましくないタイプの9つ目は「専門知識がない人」です。

専門知識は努力次第でカバーできると思うのでやる気が大事ですが、IQが低い可能性があるので、共同創業者には入れない方がいい人になります。

金銭的インセンティブにこだわる人

共同創業者として望ましくないタイプの10個目は「金銭的インセンティブにこだわる人」です。

金銭的インセンティブにこだわる人は、わかりやすく誠実性と謙虚性が低い人が比較的多いです。

ワークライフバランスにこだわる人

共同創業者として望ましくないタイプの11個目は「ワークライフバランスにこだわる人」です。

ワークライフバランスにこだわる人は、私はこうでないとダメだとか、無理もしたくないので、自分のできる範囲内でしか行動したくないという人です。

こういう人はわがままで、誠実性と謙虚性と協調性が低く扱いづらいため、共同創業者には入れない方がよいでしょう。

スタートアップに関する知識をひけらかす人

共同創業者として望ましくないタイプの12個目は「スタートアップに関する知識をひけらかす人」です。

このタイプは、スタートアップに関する知識をひけらかすだけではなく、実行しないことの方が多い人です。

知識はあるけれどやったことがない、誠実性と謙虚性の低いちょっと面倒な人です。

学習能力のない人

共同創業者として望ましくないタイプの13個目は「学習能力のない人」です。

学習能力のない人は、はっきりとIQの低さを表しています。

IQが高い人は学習速度や習熟速度が高いですが、IQの低い人は学習速度や習熟速度や反応速度が遅いので、何をするにしても時間がかかります。

例えば大学生が10分で覚えられるようなことが、IQ80台の人は1か月かかったりします。

IQがあまりにも低すぎると共同創業者として頑張ろうとしてもついていけません。

自我(エゴ)を通す人

共同創業者として望ましくないタイプの14個目は「自我(エゴ)を通す人」です。

自我(エゴ)を通す人はわがままで協調性が低い方です。

誠実性と謙虚性が低い場合もありますので、共同創業者として使い勝手がよろしくないということです。

役割・タイトルにこだわる人

共同創業者として望ましくないタイプの15個目は「役割・タイトルにこだわる人」です。

役割・タイトルにこだわる人は、自分はこういうポジションでないとやりたくないという攻撃性や権力欲求が高く、誠実性と謙虚性と協調性が低い人です。

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失敗しない共同創業者の選び方:まとめ

以上、失敗しない共同創業者の選び方として「共同創業者として必要なタイプ」と「共同創業者として望ましくないタイプ」について詳しく解説しました。

もう一度、共同創業者として必要なタイプを振り返りましょう。

  • ハッカー
  • ハスラー
  • ヒップスター
  • ストラテジスト
  • ビジョナリー

共同経営者を選ぶ際は、上記の5つのタイプから2役3役できるメンバーにするとよいでしょう。

ぜひ参考にしてください!

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Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

・社員のやる気を出させるのに苦労する
・昇給の効果に限界を感じている
・グループの能力を活かせずにいる
​・目標が現状維持になっている
・批判しあう割には前進していない
・暴言や八つ当たりが目立つようになった
・ネガティブ思考が風邪のように流行っている

これらの問題は、それぞれ科学的なデータによって原因の特定、予測、予防が可能です。

数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

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