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法人向けファクタリング会社の比較 手数料・入金までの時間・3社間の対応で選ぶ

編集部
法人向けファクタリング会社の比較 手数料・入金までの時間・3社間の対応で選ぶ

ファクタリング会社は数が多く、「おすすめ◯選」の記事も、ファクタリング会社自身が運営しているものが少なくありません。手数料の「◯%〜」という下限だけを見て選ぶと、実際の手数料が想定より高くなることもあります。

この記事では、法人が使える主なファクタリング会社8社を、節約社長編集部が各社の公式サイトで調べ、同じ項目・同じ確認日で並べました。順位は付けていません。自社の条件から、見積もりを取る2〜3社を選ぶために使ってください。

会社を選ぶ前に確認すること

ファクタリングは、売掛金を売って、入金日より前に現金を受け取る方法です。早く現金にできる場合がありますが、手数料は取引のたびにかかります。たとえば売掛金100万円を手数料10%で売ると、手数料は10万円、受取額は90万円です。この90万円を年利4%で30日借りた場合の利息は約2,959円です。融資は元金を30日後に一括返済する仮定で、1年を365日として計算し、保証料などの追加費用は含めていません(どちらも架空の例)。

支払いの日まで1か月以上あるなら、先に融資を検討してください。どちらを使うかはファクタリングと融資の違いで、見積もりに基づく受取額はファクタリング受取額計算ツールで確認できます。個人事業主は個人事業主・フリーランスのファクタリングを読んでください。

ファクタリング会社のタイプと選び方

スマートフォンでは、下の図を横にスクロールできます。

取引先に知られてもよいなら、3社間に対応する会社を検討する。手数料が低めになりやすい。知られたくないなら2社間の会社から選ぶ。決算書を提出でき、高額の売掛金を売りたいなら法人向けの大口型、急いでいて書類を少なくしたいならオンライン型。

取引先に知られてもよいなら、3社間に対応する会社

3社間ファクタリングは、取引先の承諾を得て、取引先がファクタリング会社へ直接払う方式です。回収のリスクが小さいため、手数料は2社間より低めになりやすいです。この記事の8社では、日本中小企業金融サポート機構とビートレーディングが3社間に対応しています。

決算書を提出でき、高額の売掛金を売りたいなら、法人向けの大口型

GMO BtoB早払い、マイナビブリッジ、マネーフォワード 早期入金は、法人だけが対象の2社間のサービスです。決算書や試算表を出す必要があり、GMO BtoB早払いは1回の買取額が100万円以上です。マイナビブリッジは手数料の上限を7%としていて、1億円まで対応しています。

急いでいて書類を少なくしたいなら、オンライン型

OLTA、QuQuMo、PayTodayは、申込みから契約までオンラインで済む2社間のサービスです。最短で当日の入金をうたっています。手数料の上限は、OLTAが9%、PayTodayが9.5%と公表していて、QuQuMoは上限を書いていません。

法人向けファクタリング会社8社の比較

各社の公式サイトに書かれている内容です。順番に優劣はありません。「記載なし」は、公式サイトで確認できなかった項目です。

手数料・入金までの時間・方式

会社・サービス手数料入金までの時間(最短)方式
OLTA2〜9%即日2社間
QuQuMo1%〜(上限の記載なし)申込みから2時間2社間
GMO BtoB早払い請求書 1〜10%、注文書 2〜12%2営業日後(利用審査が済んでいる場合)2社間
日本中小企業
金融サポート機構
1.5%〜(上限の記載なし)3時間2社間・3社間
ビートレーディング手数料率の範囲は記載なし。平均は2者間9.4%、3者間6.4%(法人、2025年9月時点)相談から2時間2社間・3社間
PayToday1〜9.5%30分(よくある質問では1営業日以内)2社間
マイナビブリッジ1〜7%2営業日(500万円以下の新規の場合)2社間
マネーフォワード
早期入金
0.5%〜(上限の記載なし)即日との案内あり。本審査・入金はそれぞれ最短1営業日とも記載2社間

対象・買取額・契約の条件

会社・サービス対象買取額債権譲渡登記償還請求権なしの明記
OLTA法人・個人事業主上限・下限なし記載なしあり
QuQuMo法人・個人事業主上限なし不要あり
GMO BtoB早払い法人のみ1回の合計100万円以上(スポットタイプは300万円以上)原則しない記載なし
日本中小企業
金融サポート機構
売掛先が法人の事業者制限なし記載なし記載なし
ビートレーディング法人・個人事業主上限・下限なし記載なし3者間の説明に記載
PayToday法人・個人事業主10万円〜上限なし行わない売掛先が倒産しても支払義務はないと記載
マイナビブリッジ法人のみ10万円〜1億円記載なし記載なし
マネーフォワード
早期入金
法人のみ数万円〜数億円不要(規約では会社が指定できる)規約に記載

同じ会社の公式サイトの中で、ページによって数字が違うところがあります。たとえば、日本中小企業金融サポート機構は「最短3時間」と「最短40分」、PayTodayは買取額の下限が「10万円〜」と「上限下限なし」です。表は、サービスの説明ページの値を載せています。気になる点は、見積もりのときに会社へ確認してください。

8社それぞれの特徴

OLTA

OLTA株式会社が運営する、オンラインで完結する2社間のファクタリングです。手数料は2〜9%で、諸経費はすべて手数料に含むとしています。必要書類は決算書(個人事業主は確定申告書)、事業用口座の入出金明細(4か月前の1日から直近まで。法人は決算書に記載された全口座)、請求書、本人確認書類です。取引先が個人の請求書は対象外です。OLTA公式サイト

QuQuMo

株式会社アクティブサポートが運営する、オンラインで完結する2社間のファクタリングです。書類がそろっていれば、申込みから入金まで最短2時間としています。債権譲渡登記は不要で、償還請求権なしと明記しています。手数料は「最大でも1%〜」と書かれていますが、上限は書かれていません。QuQuMo公式サイト

GMO BtoB早払い

東証プライム上場のGMOペイメントゲートウェイが運営します。法人だけが対象で、1回の買取額の合計は100万円以上で、スポットタイプは300万円以上です。請求書に加えて、発注を受けた段階の注文書も買い取ります。決算書2期分と試算表などが必要で、入金は審査が済んでいれば最短2営業日後です。GMO BtoB早払い公式サイト

日本中小企業金融サポート機構

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構が運営し、2社間と3社間を選べます。手数料は1.5%〜で、上限は書かれていません。必要書類は、入出金履歴3か月分と、請求書・契約書などの2点です。売掛先が個人の売掛金や、給与債権は扱いません。日本中小企業金融サポート機構公式サイト

ビートレーディング

株式会社ビートレーディングが運営し、2社間と3社間に対応します。手数料率の範囲は公表されておらず、法人の平均手数料として2者間9.4%、3者間6.4%を公表しています。必要書類は入出金明細2か月分と請求書などで、売掛先が個人事業主の売掛金は買い取りません。ビートレーディング公式サイト

PayToday

Dual Life Partners株式会社が運営する、オンラインの2社間のファクタリングです。手数料は1〜9.5%で、債権譲渡登記は行わないとしています。必要書類は本人確認書類、請求書、入出金明細6か月分以上、昨年度の決算書です。対面での手続きを希望する場合は、出張費と事務手数料がかかります。PayToday公式サイト

マイナビブリッジ

株式会社マイナビブリッジが運営する、法人専用の2社間のファクタリングです。手数料は1〜7%で、買取額は10万円〜1億円です。500万円以下の新規の申込みは最短2営業日で入金、500万円を超える場合は1〜3週間としています。500万円以上の場合は、債権譲渡登記の印紙代がかかることがあります。マイナビブリッジ公式サイト

マネーフォワード 早期入金

マネーフォワードケッサイ株式会社が運営する、法人専用の2社間のファクタリングです。手数料は0.5%〜で、ほかの費用はかからないとしています。必要書類は直近2期分の決算書と試算表、売掛債権の証憑です。個人事業主は利用できません。マネーフォワード 早期入金公式サイト

ファクタリング会社を比べるときの見方

  • 手数料は上限も見る:「◯%〜」は公表されている下限です。自社にその率が適用されるとは限りません。上限が公表されていない場合は、見積もりで確認します
  • 受取額で比べる:手数料のほかに、登記費用、印紙代、振込手数料などがかかる場合があります。費用を全部引いた受取額で比べてください。手数料以外の費用はファクタリングの手数料で説明しています
  • 償還請求権がないか:取引先の倒産などの信用リスクまで自社が負い、買い戻す決まりのある取引は、貸付けに当たるおそれがあります。実態を含めた判断が必要です。公式サイトの記載だけで判断せず、契約書で確認します。取引先から回収した代金を送る義務や、架空の請求書を売った場合の責任とは区別します
  • 債権譲渡登記が要るか:登記をすると費用がかかり、登記の記録は第三者も見られます。取引先に知られたくない場合は、登記の有無を確認します
  • 必要書類:決算書が要るか、入出金明細は何か月分かで、準備の手間と日数が変わります
  • 公表されている「最短」の入金時間:書類がそろい、審査がすぐ終わった場合の時間です。初めて使うときは、余裕をもって申し込みます

この記事に載せていない会社

次のどれかに当てはまる会社は、この記事に載せていません。

  • 手数料・入金までの目安・方式・買取額のどれかを、公式サイトで公開していない
  • 運営会社を公開していない
  • 給与ファクタリング(給料の買取り)を扱っている
  • 金融庁が示している危ない兆候(買取額が売掛金に比べて著しく低い、売買の契約になっていない、取引先が払えないときに自社が買い戻す決まりがある)に当たる

掲載していることは、安全性や個別の契約内容を保証するものではありません。ここに載っていない会社を使うときも、同じ点を確認してください。違法な業者の見分け方は違法なファクタリングの見分け方で説明しています。

見積もりを取るときの手順

  1. 売る売掛金と、必要な額を決める

    どの取引先の、いつ入金予定の売掛金を売るかを決めます。必要な額より多く売ると、その分だけ手数料が増えます。

  2. 2〜3社に見積もりを頼む

    同じ売掛金で見積もりを取り、手数料と手数料以外の費用を書面で出してもらいます。

  3. 受取額で比べる

    見積もりの数字をファクタリング受取額計算ツールに入れ、受取額を並べて比べます。

  4. 契約書を確認する

    売掛金の売買の契約になっているか、償還請求権がないか、登記をするか、費用の内訳を確認してから契約します。

よくある質問

大手のファクタリング会社の方が安全ですか?

運営会社の規模だけで安全かどうかは決まりません。運営会社の情報が公開されているか、契約が売掛金の売買になっているか、償還請求権がないか、費用が書面で示されるかを、どの会社でも確認してください。

手数料がいちばん安い会社はどこですか?

手数料は、取引先の支払い能力、売掛金の額、入金までの日数などをもとに、各社の審査で決まります。公式サイトにある下限の手数料率だけでは比較できないので、見積もりを取って受取額で比べてください。

複数の会社に同時に見積もりを頼んでもよいですか?

見積もりを比べること自体に問題はありません。ただし、同じ売掛金を複数の会社に二重に売ることはできません。契約するのは1社だけにしてください。

この記事の会社から、報酬を受け取っていますか?

記事の作成時点で、この記事のリンクに広告のリンクはありません。今後、広告のリンクを使う場合は、記事の冒頭に表示します。掲載する会社と順番は、報酬の有無で変えません。

参考資料

  1. 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」
  2. 各社の公式サイト(いずれも2026年10月19日確認): OLTA、QuQuMo、GMO BtoB早払い、日本中小企業金融サポート機構、ビートレーディング(法人のお客様)、PayToday、マイナビブリッジ、マネーフォワード 早期入金(利用規約)

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