旅行に行ったらストックフォトで費用回収

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 年末年始の旅行や帰省にかかる費用を、現地で撮影する写真で一部でも回収できるのをご存知だろうか?写真販売をあつかうストックフォトサイトなら、アマチュアであっても写真販売による収入を得ることが可能だからだ。販売優位となる写真の撮影方法を抑えよう。更に企業にとっては遊休資産(未使用写真)の活用手段としてストックフォトで副収入を得ることも考えられる。

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ストックフォトとは?写真で帰省費用回収も

 年末年始の休暇で旅行や帰省を考える方も多い時期になってきた。移動にはコストがかかるため、この時期は多額の出費を控える。
 
 そんな時にオススメしたい費用回収方法が「ストックフォトサービス」を運営するWebサイトを利用して、写真で費用を回収するという方法だ。
 
 代表的なサービスは、「ピクスタ※1」や「iStockphoto※2」「photolibrary※3」だ。どちらもプロ・アマチュア関係なく無料で会員登録し、写真を販売することが可能である。
 
 画素数に応じて、数百円〜数千円/枚で取引され、有料購入額の50%前後が写真提供者に入るというサービスである。近年このサービスを利用して、副収入を得ているカメラマンが増えているのだ。
 
 画像の購入者は主にウェブサイトを運営する法人企業がメインだ。オリジナル画像で高度な販促が必要な場合は、粗いフリー画像よりも有料でも良質な写真を選択するという。著作権の面でも安全性が担保できる点においてメリットがある。

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どんな写真が売れるのか?芸術性より実用性

   
 先程述べたように写真購入は主に法人企業がメインクライアントとなる。従って芸術的な写真、自分のこだわり、というのはどうでも良いことで「使えるか?使えないか?」「写真を使って利益がでるか?でないか?」ということが購入の判断材料となる。以上を踏まえ、写真撮影にあたって必須となる念頭事項は以下3つとなる。

1)誰に販売したいのかターゲットを明確に

 まず最初に行く場所や写す対象から「誰にこの場所の写真ニーズがあるのか?」を明確に想定して写真撮影に臨みたい。特定の職業分野、特定の商品を販売する、特定の地域を紹介する、企業(個人事業主)でどのようなところがあるだろうか?と考えて撮影することが大事である。人物であれば、老人は健康食品、若者の集合体であればセミナー会社など、明確にペルソナを設定することでニーズのある写真が生まれる。

2)ぼんやりとした風景は過当競争に巻き込まれる

 「独創的で他にない」と思うものを写真撮影することを意識しよう。自然風景の写真であれば、特定できないありふれた山や海の写真よりも、その地方オリジナルな風景、文化(祭り/建築物)を撮影し、希少価値と付加価値を提供すること。地方独特のお祭り、地産品、伝統工芸に関係する写真も好まれやすい。

3)相手が商用で利用しやすい写真撮影を心がける

 写真には、必ず購入者(使用する法人企業)が加工しやすい余白を作っておこう。法人のメイン用途は広告となるため、広告に文章や宣伝文句を入れる余白が必要だからだ。例えば、人物を撮影するときは満面の笑顔を画面いっぱいに写すより、片側に人を寄せたほうが親切な写真といえる。

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法人の遊休資産(既撮写真)活用にもお勧め

 編集部メンバーの友人にも複数のフォトストックサービスから、多い時で月間30万円程度収入を得ている人間がおり、プチ起業家と言われている。写真がもともと趣味というからなおさら一挙両得で羨ましい。
 
 またストックフォトサービスは、法人でも利用することが可能だ。例えば会社では事あるごとに特定場面で写真を撮影しているはずだ。利用していない写真をストックフォトサービスにUPし、購入してもらえれば遊休資産の有効活用になる。もともとビジネス目線で撮影した特定のニッチな場面はニーズが高い。本業以外の副収入を獲得するチャンスと言えよう。
 
 法人個人問わず副収入を得る手段の一つとして、写真で稼ぐことを検討してみるのはいかがだろうか?
 
※1ピクスタ
http://pixta.jp/
※2iStockphoto
http://nihongo.istockphoto.com/
※3photolibrary
http://www.photolibrary.jp/

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