なぜ大人はユーチューバーに嫌悪感を抱くのか?マズロー欲求で考えてみた

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マズローの5段階欲求について簡単におさらい

 今日はマズローの5段階欲求(7段階欲求といわれることもありますね)についてお話しします。

 マズローの5段階欲求は下から、

  • 生理的欲求
  • 安全の欲求
  • 所属と愛の欲求
  • 承認の欲求
  • 自己実現の欲求

 という感じで、下の階層にある欲求が満たされると、上に上に行くと一般的には言われております。

 この5段階を下の2つ(生理的欲求・安全の欲求)と上の3つ(諸っ族と愛の欲求・承認の欲求・自己実現の欲求)に分けて、下2つを”物質的欲求”、そして上3つを”精神的欲求”と言ったりします。

 あるいは、「自己実現の欲求」1つだけを分けて”成長欲求”として、「他の人が関係ない、自分がとにかく自分自身のためにやりたいんだ」っていうね。

 あとの4つは”結合欲求”というふうに分けることもありますし、下から4段目の承認欲求から上と下に分けて、承認欲求から上を”上位欲求”、下を”下位欲求”みたいな言い方をすることもあります。

 以下、多数派が少数派をどうやって相手にして行くかについて、マズロー5段階欲求を使って考えてみましょう。

子供にユーチューバーになって欲しくない親は6割

 まず、一つの例として、世間を騒がせているユーチューバーというものに対しての、世の中の嫌悪感について考えてみましょう。

 私がよく取り上げているアンケート結果に、30代以上の子持ちの方々が「子供になって欲しくない職業」第1位が”ユーチューバー”というものがあります。

 全体の6割の親が、子供には絶対にユーチューバーになってほしくないと考えているんですね。それから、なって欲しくない職業の2位はガンと下がって”営業マン”で1割です。

 これくらい、世間ではユーチューバーに対して凄まじい嫌悪感があるんですよね。

 実際に職業としては、ほんの20年くらい前だと、ブロガーもなかったし、アフェリエイターもなかったし、ユーチューバーという職業もありませんでした。

 ところが、この20年でどんどん新しい職業が出てきたわけですね。プロゲーマーなんて職業もなかったわけですよね。

 ですから、「そういうものは職業にあらず!!」という考えが所詮は多数派だよなって。

 もう1つ、多数派の人が本当に見えてないな〜って思うのは、「他の人たちや子供たちに憧れられる」元々の原点は何なんだろうかっていう時に、そもそも大人達って、楽しそうに働いてないんです。そもそも論としてね。

 楽しそうに働いていない、いわゆる多数派の人達を子供達が見て、憧れたりあるいは他の人が憧れたりするか??!って話なんですよ。

 私だったら憧れませんね。

 私は、中学2年生と小学6年生の息子に1台ずつノートパソコンを与えているんですが、学校から帰ってくると、とりあえずパソコンを開けてYouTube見てるんですよ。

 テレビを見ながらYouTube、ゲームをしながらYouTube、宿題放ったらかしてYouTube(笑)みたいなね。

 とにかくYouTubeは魅力的だし、YouTubeっていうのは皆さんが思っている以上に凄く創作活動なんです。テキストに書くよりも何百倍もの情報を提供しているんですよ。

 そこも考えずに多数派は「ほらッあんなの不安定でしょ!食べていけないでしょ〜!」とか、「あんなのは職業じゃないでしょ!職業分類に入ってナイでしょ!」なんて言っているわけです。

承認欲求の強い人達が少数派として名乗りを上げる

 これをマズロー的に言うと、1番下の”生理的欲求”、いわゆる食べる・排泄・睡眠が満たされると次の段階へ上がります。

 次の会談とは、”安全の欲求”ですね。これは人から殺されないとか変な動物に食われないとかね、不動産的な部分もありますね。

 その次の段階は”所属と愛の欲求”です。今の日本だと、ほぼほぼこの段階からのスタートだと思います。

 食えないとか自分の安全が常に脅かされているっていうのがありませんからね。

 ”所属と愛の欲求”はどこに所属するか?っていう感じで、どこの組織?会社?学校?とかどこの都市部に住む?っていう、所属するところを間違えなければ下2段はカバーされるということですね。

 次の段階は”承認の欲求”ですね。これは組織に属したりあるいは…はっきり言えばリーダーですね、

 リーダーとなることによって、ユーチューバーなんかと同じように「人気がある」、人気があって人に認められるっていうことですね。

 そういう人達が承認の欲求になったりすると、下の段階が全部満たされるのは当たり前なんですよ。

 中小企業の社長達はほとんどこの段階にいて、承認の欲求を叶えようとしています。

 中小企業の社長の多くが、自分で手を挙げてリーダーになった人達なんですよ。要するに”普通”じゃなくて(笑)、”少数派”なんです。

 私達はこの承認の欲求が強い人に向けて商売をしています。

 そして、ユーチューバーについても、この上2段の”承認の欲求”と”自己実現の欲求”が強い人が、ユーチューバーになっているんですね。

最初から次元の高い欲求を目指す人に多数は嫌悪感を覚える

 ですから、分かって欲しいのは、要するにこの上の段を最初から狙っているんですよ。

 最初から人のリーダーとなって、目立ってみたい!(承認の欲求)とか、自分のやりたいことをやってみたい!(自己実現の欲求)とかね。

 そういう事を目指している人に対して、下の段階の人達が、「あの人たちはどうせ食えなくなるんだから」とか下からグダグダ言っているわけです。

 つまり!そういう人達は「リーダーにも、なりたくない!人達」なんです。

 それから「目立つ人にもなりたくない!」人達なんです。リーダーにも、目立つ人にも、なりたくないんですね。

 自己実現の欲求、本当に自分のやりたい事をやる!人は関係ない!っていう人は成長欲求が凄いんです。

 成長欲求が凄い人というのは、中小零細企業の社長達を見ていても、学習意欲があります。

 自分の会社を自分の作品として「こういう会社が作りたかったんだ!」って、そういう実行力があるんです。

 そういう人達が自己実現の段階まで行っているわけです。

 ですから、上段の”承認の欲求”と”自己実現の欲求”の間に学習意欲とかそういうものがあると言われていますけれど、ほぼほぼそういう事を目指すこと自体が、普通の人…多数派の人達にとっては「嫌悪感」なんですね。

 自分で手を挙げてリーダーになる、これがもう嫌悪感の元なんですね。

 ですから、新しい職業で人より目立っていくとか、そういうものはどうしても嫌われてしまう。

 だから、凹む必要なんてどこにも無くて、ただ「少数派だから嫌われてしまうんだ」って考えれば良いんです。

 自分で名乗りを上げた方達は、マズローの5段階欲求で見ても、より高い”欲求”を満たそうとしているに過ぎないのになぁ、って私は思っています。

 
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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
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