お客様が知りたいこと・聞きたいことを教える先生になると商売は上手く行く

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お客様が知りたいこと・聞きたいことを教えると商売は上手く行く

 今日はどの業界にも共通する話なんですけれど、「経験が無くても、お客様が聞きたいこと・教わりたいことをまとめて教えてあげると、商売がやりやすくなりますよ」というお話です。

 どの業種にも共通するお話なのですが、講師機能をテキストや動画にして公開すると、非常に営業がラクになるし、クロージングを取りやすいんですよね。

 というのも、私は若い20代の頃に資格学校の講師をやっておりました。

 最初は通信講座の添削からやっていったんですけれど、資格学校の先生は当時だと中心が20代で、30代の先生は30人中1人くらいしかいなかったと思います。

 そのくらい20代が中心で学校が運営されていた記憶があります。

 その時はまだ学校(会社)は上場していなかったんですが、あっという間に東証一部上場企業になりました。ただ、中心メンバーは20代ばかりだったので、実務も若手がわいわいやる感じです。

 若い会社っていうのは、自分たちしかいないので、その制約条件の中で案外やっちゃえるんですね。

 ですから、受講生に講義をするのは当たり前ですし、教材もぜ〜んぶ自分達で作りました。

 自分たちが作った教材を地方の各専門学校に売ったりとか、そういうことも全部やっていました。

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若いうちに起業するなら客層も社内メンバーも若い世代が良い

 なぜ、20代の若手にこんなこと(他人に教えること)がやれたのか?と言いますと、どの会社にも共通するのですが、ひとえに「客層」です。

 お客様の層が若いと、若い連中だけで作られた組織でも十分にやっていけるんですね。

 我々の学校に通う受講生は当時、半分が大学生で、もう半分が20代の社会人という構成で、30代の社会人の方はほとんどいらっしゃいませんでした。

 だから、講師が20代前半でもけっこう運営しやすかったんです。

 これはどの会社にも共通すると思うんですよ。

 人に教える職業だけじゃなくて、自分たちの客層は一体誰なんだ?って考えると、「うちは20代の客層でやって行こうと思っているんだけど〜」っていうなら、そういう店を起こせば良いだけなんですね。

 確かに世の中っていうのは、子育てが終わったお父さんお母さんたちのほうが信用度が高くて、なおかつお金も取れます。

 でも案外、動く(勉強する)のは若い層でして、若くてもガンガン行けると思う分野があるんだったら、客層を自分たちの年齢と近づければ良いんですね。

 私が講師をやっていた当時は、20代も30代もほとんど給料が変わらなかったんですが、1日2.5時間を2コマ担当して、1日5時間くらい授業を一人が受け持っていました。

 時給で5,000円くらいもらえると5時間だから25,000円なんですけど、もらえる額に年齢の差は関係なかったです。

 慣れてくるとコマ単価が上がってもう少しもらえるんですけれど、頭打ちがすぐにやって来ます。だいたい時給で6,000円くらいで頭打ちです。

 あとは昼間の余った時間で教材とかを作りますと、だいたい時給10,000円くらいになるかな?

 でもこっちは時給にすると2,000〜3,000円くらいにしかならなかったですね。

 この給料は20代にとっては比較的高い給料でした。

 なぜかというと上の世代がいないからなんです。年上の連中がいないから実入りが良かったんですね。

 自分たちが会社をつくるときに、若い会社をつくったとしてもね、「若いから給料安くてもいい」じゃなくて、どうやれば高い給料を若手に渡すことができるか?って考えた方が良いって思ってます。

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若い世代の人材にも惜しみなく投資する社長が最終的に儲かる

 ちなみに私は、自分たちで会計事務所を開くまで、お勤め人として会計事務所に2軒行ってます。

 その当時も帳簿を見ていると、意外と高所得者っていなかったんですよ。

 中小企業ってほとんどが下請けだったんですね。大手も下請け構造のところが多かったです。

 下請けなので、やっぱりガァーッっと儲かるっていう会社はあんまりなかったんです。

 そして自分たちが独立後、うちの奥さんが税理士事務所を始めたのがちょうど17〜18年前ですけれども、ここら辺で流れが変わったかなと思いました。

 腕一本でのし上がる!っていういわゆるベンチャー系が2000年代の初頭に現れたんですけれども、彼らがどんどん高所得者になっていくわけですよ。

 我々のお客様からも1億円プレイヤーも8名出ましたし、もう年収数千万はゴロゴロいる!っていう感じでね(笑)。

 そして、その人たちの共通点っていうのは、必ず何かしらの形で世の中に対する価値を生み出しているんです。

 そういう人たちがチームを組んでやると、やはり従業員さんたちもけっこう良い給料をもらえています。

 要するに、「年上で経験があるから…」とかでお金払うんじゃなくて、20代で経験がなくても思い切ってガンガン給料払って、”将来を買っていく”っていうか、そういう感じの会社をやっている社長さんが高所得者になっていったと感じてます。

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インターネットを使って情報発信を始め、誰かの先生になろう

 あとは商売のやり方は、いつも私が言ってます通り、1対1でやるのか1対100でやるのか1対10000でやるのかですね。

 1対1っていうのは、お医者さんや弁護士さんやカウンセラー、あとはマッサージや美容師さんもそうですね。

 私はもともと1対100の講師業から始めました。そしてユーチューバーとして1対10000、1対100000とか、1対1000000とか、今はそういうところにいるんですよね。

 今の時代にどうやって価値を生み出して行くか?で考えると、やっぱり1対大勢の方がやりやすいです。

 技術革新が進んでインターネットっていうものができて、ブログなりYouTubeなり、自分の情報発信源があれば、自分のテレビ局も持てるし、自分のインターネット上の教室だって持てるようになりました。

 こういうことが、これまではできなかっただけなんです。

 できなかっただけで、お客様って皆さん何かを知りたがっているんです。

 だから「なにかを教えて欲しい!」って。特に業界初心者がみんなそういうふうに「教えて欲しい!」っていうのがあって、初めて取引をするときに、講師業のようなことも社長業と併せてやっていくと、よりクロージングしやすくなると思います。

 
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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
ガンガン講義やっていきます!

田中でよか人用 
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