管理職に求められる能力と資質とは?役割を果たせる人材の見極め方

経営

組織活性化プロデューサーの南本です。

「このところ従業員のモチベーションが低いような…」「従業員も頑張っているけれど思ったような結果がでない…」というような悩みを抱えていませんか?

もしかしたら、その原因は管理職にあるかもしれません。

この記事では、これまで多くの企業を見てきた私の経験をもとに、管理職としての役割を果たせる人材の見極め方と、管理職としての能力を高める方法について解説しています。

あなたの企業で、適切な管理職を選任し、高い成果を出していくための参考にしてください。

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管理職とは?果たすべき役割と立場

管理職とは?果たすべき役割と立場

管理職とは、自分がチームのリーダーであるという認識をもち、企業理念・経営方針の共有や、チームの目標に向かって部下を管理する者をいいます。

ぶれない信念を持つことが大切で、社長や上司から何か言われてすぐに方針転換してしまうような人は、部下から信頼を得ることはできません。

また、部下を管理するだけではなく、部下を育成できるのが優秀な管理職です。

部下を育成するためには、管理職が責任を負い、どんどん仕事を部下に任せていくことが大切です。

そして、うまくいった時には褒め、失敗した時にはきちんと理由を説明して叱れる人でなければなりません。

このように、管理職は、部下を育成し、企業が成果をあげるために必要不可欠な存在なのです。

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管理職に求められる3つの資質

管理職に求められる3つの資質

管理職には求められる資質が3つあります。

・ポリシーとぶれない信念がある
・部下をよく見ている
・権限を委譲し任せられる

管理職として登用する際には、上記の資質があるかどうかを基準にしてみてください。

それでは1つずつ解説していきます。

ポリシーとぶれない信念がある

管理職に求められる資質の1つ目は「ポリシーとぶれない信念がある」ことです。

前述しましたが、自分がチームのリーダーとして「こういうスタンスでやっていく」というチームポリシーと、ぶれない信念を持つことが管理職の第一の条件です。

これは、私が銀行時代に管理職として痛感したことです。

あなたが、管理職であえば、まず自分のチーム運営のポリシーを10個~20個作り、部下に伝えてみてください。

この運営ポリシーがぶれず、部下と同じ方向を向いて取り組んでいけるのが優秀な管理職です。

部下をよく見ている

管理職に求められる資質の2つ目は「部下をよく見ている」ことです。

部下が悩んでいることや、部下の強みを常日頃からみていることも、管理職として大切なことです。

ただ、見てみるだけではわからないので、私がした方法は毎日ミーティングです。

毎朝10分間、全員に集まってもらい、1人ずつその日にやること述べてもらうだけです。

その時に、私が押さえているポイントを発表しない人は要注意です。

その人に対しては、個別に近寄って声をかけると、その人が抱えている悩みや弱み、課題が見えてきます。

権限を委譲し任せられる

管理職に求められる資質の3つ目は「権限を委譲し任せられる」ことです。

権限委譲は、言うは易くやるのは難しいです。

管理職の自分がやっても部下がやっても同じであれば、絶対に権限委譲して部下にやらせてください。

そうしないと管理職の仕事はどんどん膨大になって、余裕がなくなり、鬱になったり、部下を見ることができなくなってしまいます。

そうならないために、自分のやってきた仕事をどんどん部下に任せて、褒めてあげることが大切です。

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管理職に求められる5つの能力

管理職に求められる5つの能力

前項の管理職に必要な資質につながる部分もありますが、管理職に求められる能力として以下の5つがあります。

・チーム力の醸成がうまい
・課題対応と解決が早い
・部下目線の伴走力がある
・目標の持たせ方と誘導力がある
・部下を守り目上に意見できる

現在の管理職や、今後、管理職として登用を考えている人に足りていない部分があれば、意識して取り組んでもらうようにしましょう。

それでは1つずつ解説していきます。

チーム力の醸成がうまい

管理職に求められる能力の1つ目は「チーム力の醸成がうまい」ことです。

収益を出すために、個人のスキルを高めていくようにマネジメントしていくというのは当然です。

チームには仕事ができる社員もいれば、仕事ができない社員もいます。

できない社員には、できない社員なりにフォローしながら、どうすれば、全体で最適な利益が出せるかを考えられる力が必要です。

課題対応と解決が早い

管理職に求められる能力の2つ目は「課題対応と解決が早い」ことです。

ダメな管理職はよく逃避します。

現場の課題から逃げたり、隠したり、上長に言わないなど管理職としてというより、人間としてどうかと思うケースもあります。

問題が出たら、隠さずにすぐ対策を打って、課題を分析して解決していくような力が必要です。

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部下目線の伴走力がある

管理職に求められる能力の3つ目は「部下目線の伴走力がある」ことです。

管理職の目線を部下は理解できません。

部下と同じ目線で考えて、ヒントを出して本人に気づかせてあげることを伴奏と言いますが、部下の目線で伴走してあげられるのが私は良い管理職ではないかと思います。

目標の持たせ方と誘導力がある

管理職に求められる能力の4つ目は「目標の持たせ方と誘導力がある」ことです。

目標の持たせ方と誘導力というのは、達成する力を持ってもらうということです。

目標設定はそんなに難しいものではなく、かみ砕いていくと1日の目標の集大成が1週間、その集大成が1カ月の目標になるので、まずは日々の目標を作ってあげればいいだけです。

目標のヒントを与えながら、目標を達成するための問いかけをしていく、その問いかけ力が管理職には必要なのです。

部下を守り目上に意見できる

管理職に求められる能力の5つ目は「部下を守り目上に意見できる」ことです。

部下を守って、目上に意見するのが信頼される理想の管理職ではないかと思います。

チームポリシーや信念が管理職にあれば、「社長こうやりましょう」「こうやった方が絶対に会社もうまくいきます。チームが前に進みます。」といったように捨て身でやってくれるような管理職でないと、収益をもたらすようなチームにはなりません。

ポリシーをもって、ぶれない意志でチームを運営して、チームを成長させるために部下に権限を移譲したり、部下の目線に降りて育てることが管理職に求められます。

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管理職に求められる能力を高めるために必要なこと

管理職に求められる能力を高めるために必要なこと

残念ながら管理職の資質も能力もないという場合でも諦めないでください。

次の2つの方法を実践することで、管理職としての能力を高めていくことはできます。

・師弟関係(ペア)を持たせる
・お互いに協力体制をとらせる

それでは1つずつ解説していきます。

師弟関係(ペア)を持たせる

管理職に求められる能力を高める方法の1つ目は「師弟関係(ペア)を持たせる」ことです。

師弟関係を結んで、人と人、1対1のOJTが、一番伸びる方法です。

これは、人材育成の最強の方法ではないかと思います。

お互いに協力体制をとらせる

管理職に求められる能力を高める方法の2つ目は「お互いに協力体制をとらせる」ことです。

お子さんが熱を出したなど突発的に休むリスクというのは、どの会社でもあると思います。

その時に、他の人が代わりに出社するなど、協力しながら仕事できる体制をつくることが大切です。

協力体制を組むということは、強いチームを作るということにつながります。

こういった部分でも、管理職としての能力が重要になってくるのです。

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管理職に求められる能力を伸ばす教育を

管理職に求められる能力を伸ばす教育を

管理職は、企業の業績に大きくかかわってくる重要な人材です。

あなたの企業で管理職がうまく機能していないと感じたら、ぜひ本記事で紹介した、管理職に必要な資質や能力を参考に教育してください。

管理職が成長することで、部下も成長し、チームでより大きな成果を上げられるようになっていくでしょう。

管理者に登用すべき人材の選び方【間違った登用が組織の崩壊を招く】
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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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