40代で起業することに不安を感じる人もいることでしょう。
しかし、実際には40代以降で起業して驚くほどの業績をあげた人も少なくありません!
この記事では、そんな不安を抱えている方のために、以下の点について書いています。
- 40代起業に成功した事例の紹介
- 40代で起業するメリット、デメリット
- 40代で起業する際の注意点
- 40代で起業するために必要な準備
- 40代起業に役立つ知識
それでは、あなたに役立つヒントを1つずつ詳しく解説していきます!
40代起業は遅いのか?
起業に年齢は関係ない
「40代で起業するのは遅いのでは…」と気にする方も多いのですが、実は起業に年齢は関係ありません。
日本政策金融国庫の「2019年度新規開業実態調査」を見ると、年度ごとに開業時の年齢比率を見ることができるのですが、2019年は40代が「36%」と最も高いことがわかります。
参考:日本政策金融公庫 総合研究所「2019年度新規開業実態調査」
60代で起業する人の割合も6.3%と少なくありません。
このことから、起業をするのに年齢は関係ないということがわかります。
中高年で起業した成功事例3選
起業するのに年齢が関係ないとはいえ「事業が成功するか?」という不安もあると思います。
以下の記事では、中高年で起業に成功した3つの事例について、中小起業診断士の大場保男先生が紹介しています。
そしてもう一つ、80歳で起業して年商5億円を達成した和田京子さんについて、経営コンサルタントの島倉大輔先生が紹介しています。
40代で起業するメリット・デメリット
ここからは40代で起業するメリットとデメリットについて解説します。
40代で起業するメリット
40代で起業するメリットには以下のようなものがあります。
- 人脈形成ができている
- 脳は年齢にかかわらず成長する
- 中途採用等支援助成金を利用できる
人脈形成ができている
40代になれば十分な人脈形成ができている方も多いのではないでしょうか。
現在勤めている会社や取引先との関係性を直接活かせる場合もあれば、よい関係性を築けていれば、起業後に顧客を紹介してもらえることもあります。
これまで培ってきた信用というのは長い年月をかけなければ形成できないものです。
脳は年齢にかかわらず成長する
脳は年をとっても衰えることはありません。
むしろ、学習などによって脳を活発化することで、年齢とともに脳も成長していくことが脳科学で明らかになっています。
また、感情をつかさどる脳回路は、年齢とともに成熟していくなど、若者よりも年長者のほうが優れている部分もあります。
詳しい内容は、以下の大場保男先生の解説記事をご覧ください。
中途採用等支援助成金を利用できる
中途採用等支援助成金とは、40歳以上の事業者向けに、従業員の雇い入れに関する費用の一部を助成するものです。
中途採用等支援助成金(生涯現役起業支援コース)はこちらです。
以下の記事で助成金について詳しく解説しているので参考にしてください!
40代で起業するデメリット
40代で起業するデメリットには以下のようなものがあります。
- 過去の実績や会社での肩書きに固執してしまう
- 体力が衰えている
過去の実績や会社での肩書きに固執してしまう
起業すると会社員時代の看板や肩書きはなくなります。
しかし、会社員時代が長いと過去の実績や肩書きを捨てきれないという人も多いのではないでしょうか。
起業したら、それまでの会社員としてではなく、事業主であることを意識する必要があります。
以下の記事では、上記のほかにも2つの気を付けるポイントを大場保男先生が解説していますので、参考にしてみてください。
体力が衰えている
先ほど、脳は鍛えるほど成長するとお話しまししたが、残念ながら体力は年齢とともに衰えてしまいます。
しかし、体力づくりをするために無理をして体を壊してしまっては仕方がありません。
心身の健康づくりに、佐藤明紀良先生がおすすめしているウォーキングから取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、日本では、休日(土日や祝日)は休みを取るという考え方が浸透していますが、起業したての経営者は休んでいる余裕などありません。
以下の記事では、島倉大輔先生が土日や祝日の活用方法を解説しています。
40代起業のリスクと注意点
このセクションでは40代で起業する際の注意点として以下の3つを解説します。
- 本当にやりたいビジネスか考える
- 手軽な自己啓発を鵜呑みにしない
- 常に学びを得る意識を持つ
本当にやりたいビジネスか考える
40代だからと焦って起業しても、本当にやりたいことでなければうまくいかないことや、後悔してしまう場合があります。
冒頭の「40代起業は遅いのか?」というセクションでお話しした通り、50代、60代で起業する人もたくさんいます。焦らず「自分はこのビジネスに全力で取り組みたい」と思えるもので起業しましょう。
また「やりたいこと」がうまくビジネスに結びつかないといった悩みがあれば、視点をずらしてみると素敵なアイディアがみつかるかもしれません。
たとえば、お蕎麦が好きだけどお蕎麦屋さんをやるほどの資金がないという場合であれば、お蕎麦に関する情報サイトを立ち上げたり、講習会を開くといった方法もあります。
詳しくは以下の記事で大場保男先生が解説していますので参考にしてみてください!
手軽な自己啓発を鵜呑みにしない
とにかく何か行動を起こそうと自己啓発に頼ってしまう人もいるのですが、手軽さを売りにした自己啓発で結果を出すことはできませんし、セミナーなどに参加してもモチベーションというのはあっという間に消えてしまいます。
前述したように、本当にやりたいビジネスを見つけて真剣に取り組むことが結果を出すために大切なことです。
黒坂岳央先生が成功するための大事なポイントについて解説しているので参考にしてみてください。
常に学びを得る意識を持つ
ビジネスで結果を出してきたことで、これまでの知識や経験に頼りきってしまうという人も少なくありません。
しかし、世の中は常に変化しています。
あなたが起業しようとしている分野の情報収集や読書をするなど、常に学びを得る意識をもちましょう。
以下の記事では効率的に読書する方法について解説しています。
40代で起業するための準備
40代で起業する際には以下の3つを準備しましょう。
- 資格やスキルを身に着ける
- 起業資金を準備する
- 身だしなみを整える
資格やスキルを身に着ける
前述のとおり、会社の看板も役職もありません。
顧客があなたを見るときは、やる気や元気ではなく、「何ができるのか?」です。
期待以上の成果を出せるように、スキルを身に着けておくことが大切です。
上記について、組織活性化プロデューサーの南本静志先生が詳しく解説しています。
起業資金を準備する
これは、事業を行うのに必要な準備金だけではなく、しばらく結果がでなかったとしても事業を継続できるだけの余裕を持つということです。
また、固定収入が得られるようにしておくことも大切です。
身だしなみを整える
服装は相手への敬意をしめるとともに、品格やあなたの印象を決定付ける大事なポイントです。
とくに40代ともなれば、身だしなみに気を使っていなければマイナスの印象を与えてしまうことになりかねません。
以下の記事で、オーダーメイドスーツについて紹介しているので参考にしてみてください。
40代起業に役立つ知識
ここからは40代起業で役立つ知識を紹介します。
助成金を活用する
助成金には、雇用や労働環境を改善するためのものや、設備投資に使えるものまでさまざまです。
あなたが事業を行うときには、利用できる助成金がないかチェックしてみましょう。
以下の記事で助成金について詳しくまとめているので、参考にしてみてください!
まとめ
40代の起業は決して遅くはありません!
ただし、40代であることのメリット、デメリットを理解したうえで、あなたが全力で取り組みたいと思える事業をすることが大切です。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
この記事があなたのお役に立てばうれしいです。