3種類のオーダーメイドスーツの違いとは?【経営者向けに詳しく解説】

ビジネス

高級ホテルやレストラン、空港のチェックインカウンターでは、服装ひとつでサービスや待遇が変わるケースがある。

服装は相手への敬意を示すと当時に品格や立場を物語るからだ。

従って組織のトップである経営者にとって、スーツはきわめて重要なものとなる。

「私はオーダーメイドでビシッと決めているから大丈夫だよ」と思われるかもしれないが、それがフルオーダーともなれば決して安いとは言えない。

シーンに合わせて何着も揃えようとすると相当な出費になるはずだからだ。

そこで本稿では出費を抑えつつ、センスの良いスーツを手に入れるスーツ選びについてお伝えしたい。

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3種類のオーダーメイドスーツの違い

オーダーメイドスーツには、大きく分けての以下の3種類がある。

  • フルオーダー
  • イージーオーダー
  • パターンオーダー

以下、その違いをご紹介する。

オーダーメイドスーツ①:フルオーダー

究極のオリジナルスーツであり、好みやライフスタイルに合わせたシルエットデザインを、一から全て決めていく。

基本的には一人の職人があなたにピッタリの一着を縫い上げてくれる。

とにかく手間がかかるため、生地もそれに見合う良質のものを使用するため、当然シルエットや着心地は抜群。

一着で何十万、何百万とする高価なスーツだ。

オーダーメイドスーツ②:イージーオーダー

フルオーダーを簡素化したもので、基本となる型紙をもとにコンピューターで体型やデザインを補正した型紙を作る。

それをコンピューター制御の裁断マシンで自動的にカットして出来るのがイージーオーダーだ。

工程のほとんどをマシンメイドで仕立てるため手間がかからない分コストが抑えられる。

しかし、カスタマイズはコンピューターの仕様の範囲に限定されるため、フルオーダーのようなきめ細かい対応はできない場合もある。

メーカーやブランドによっては基本となるパターンがあまりセンスの良いものではない可能生も。

さらに、仕上がりが窮屈になるのを恐れて店員が実際より大きめに、採寸する傾向があるため期待どおりに仕上がらないリスクもある。

オーダーメイドスーツ③:パターンオーダー

各メーカー、ブランド独自の既製品のスーツの中から自分の体に近いサイズを選んで、着丈や袖丈などの限られた部分を、許容範囲内で変更して仕立てるのが、パターンオーダーだ。

既製品を試着してシルエットや着心地を事前に確認できるので安心できる。

既にある製造ラインと型紙を使って作るので価格は安くなり、10万円内程度で済む。

当然仕上がりも早く、他のオーダーメイドと比べると3分の1程度の期間で完成するのもメリットだ。

また生地やボタン、裏地、ステッチなどはいくつかのオプションの中から自分の好みに合わせて選ぶことも可能だ。

以上のオーダーメイドパターンを比較すると、安価でありながら既製品のトレンドを取り入れつつ、自分のこだわりを表現できる点で、『パターンオーダー』が一番コストパフォーマンスの高いオーダーメイドスーツと言える。

もちろん『パターンオーダー』にもデメリットはある。

既製品に体型が合わない場合は対応できないことだ。

しかし、体型に合うサイズの既製品さえ見つかればパターンオーダーほど手軽で安価にセンスの良いスーツを手に入れる方法はない。

様々なシーンを想定したスーツの取り揃えも容易になる。

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3種類のオーダーメイドスーツの違い:まとめ

最後に、3種類のオーダーメイドスーツを整理しておこう。

  • フルオーダー
  • イージーオーダー
  • パターンオーダー

フルオーダーのオーダーメイドスーツは、究極のオリジナルスーツであり、好みやライフスタイルに合わせてシルエットデザインを決めていく。

イージーオーダーは、フルオーダーを簡素化したもので、基本となる型紙をもとにコンピューターで体型やデザインを作る。

そして、パターンオーダーは、各メーカーの既製品のスーツから、自分の体に近いサイズを選んで、着丈や袖丈などの限られた部分を、許容範囲内で変更して仕立てる。

試着してシルエットや着心地を事前に確認できるので安心でき、価格も安く10万円内程度で済む。

オーダーメイドスーツの購入を悩んでいる場合は、まず『パターンオーダー』を検討してみてはいかがだろうか?

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