【日本マクドナルド創業者】藤田田の名言から学ぶ経営理論

経営

こんにちは!
最近はセブンイレブンの一風堂ラーメンにはまっているタナカキミアキです。

今回は「笑顔の店には金が宿る」の名言を残した藤田田(ふじた でん)さんについてお話したいと思います。
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「笑顔の店には金が宿る」の名言を残した藤田田とは

藤田田さんは日本マクドナルドの創始者としても有名ですが、キリシタンであるお母さんが「口に十字架」で”田”という名前にされたということを知っている方は少ないのではないでしょうか?

藤田田さんは経営者の右翼という感じですが、亡くなって15年くらい経った今でも、事あるごとに彼の名前が出てきます。

孫正義も憧れた経営者

藤田田さんは「ユダヤの商法」という本を1972年にKKベストセラーズから出版されています。

当時16歳の孫正義少年がこの本を読んでアメリカに留学することを決めますが、どうしても藤田田さんに会いたくて、15分の面会時間をとっていただいたそうです。

孫正義少年が「これからアメリカに行くのですが、何を勉強してくればいいですか」と藤田田さんに尋ねたところ、藤田田さんは「口に入るもの(食べ物)はもうみんな満腹。これからはコンピューターがどんどん小さくなって、使う人たちが増えてくるので、コンピュータを学んでこい」と言いました。

孫少年はアメリカで一生懸命コンピューターを勉強して、大学時代に自動翻訳機を作って、シャープに1億円で売りました。

孫正義さんのエピソードもあり、藤田田さんが亡くなっているにも関わらずKKベストセラーズが去年も3冊ぐらい出版していますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

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藤田田の名言と経営理論

努力×時間の法則

藤田田さんは東大在学中に輸入商社のような会社を興します。

その後に日本マクドナルドを作られますが、経営者は常に時間が足りないので「時間という資源をどう使っていくか」を重要視されていました。

「時間は限られているので、早く始めなければダメだ」とか「1日24時間と限られた中でお前は今日何時間努力したんだ」など労働者からは嫌われやすいタイプですが、本当に”努力”と”時間”を大事にされていたんですね。
あなたの努力に設計図はありますか?正しい努力をしてやっと日本の8万番目
経営者の努力は正しい設計図に基づいて行われる必要があります。正しい設計図の無い努力の果てにあるのは、「頑張る」作戦のみであり、どんなに本人が「努力と考えている行動」も全て空回りに終わります。確固たる経営方針のもとに、具体的で測定可能な数値目標を持たぬ限り、努力していることにはなりません。そのような行動は「努力」という言葉を馬鹿にしてさえいるのです。

時間をかけて大きいことを成すべきである

ビジネス用語でスケールすると言いますが、どうせやるのであれば、時間をかけてでも大きくなるような商売を始めなさいと言っています。

売り上げの低迷を世の中や政治のせいにするのは己の知恵のなさと勉強不足を露呈しているに過ぎない

経営者の中の右寄りのさらに右という方なので、発言がどんどん厳しくなってきますね。

人は金と使命感で働く

普通の人は使命感で働くというところを、藤田田さんは正直過ぎる方なので「人は使命感で働くけど、お金を払わなければ働かない」とも言っています。

笑顔の店には金が宿る

「笑顔の店には金が宿る」もう、マクドナルドに行きたくなくなるくらいの言葉ですね。
これも藤田田さんが考えたことです。

金を持っていない人びとを相手にしていては、どんなにあがいても商売できるものではない

「金を持っていない人びとを相手にしていては・・・」と思い切り言い放ちます。

商売人はお金を持っている人たちを相手に商売をしていくのが王道ですが、藤田田さんの目には、”お金を持っている人たち”と”お金を持っていない人たち”がはっきりと違って見えたのでしょう。

なぜ顧客層をお金持ちにすべきなのか?良い人に良いサービスを提供し儲け続けよう
 世の中には潰れにくいビジネスと潰れやすいビジネスがあります。潰れにくいビジネスというものを考えていく時に外せないのが、お金を持った人を顧客層とすることです。良いサービスに対してお金を支払うことを厭わぬ人を対象とすることで、サービスの質が磨かれ、競合との競争から離脱することが可能になるからです。

日本人が金儲けができないのはバカだと思うようにならなければならない

「金儲けができないのはバカ」などと、今の時代に言おうものなら袋叩きにあってしまうような発言ですね。

金儲けは人生の最重要事項だと心得ること

「経営に関する悩みの99%はお金で解決ができる。だから我々は金儲けをしなければいけないし、そして金儲けをした後に、酒と女以外のお金の使い道もしっかりと考えてけ」ということです。

金儲けは簡単なものであって、お金を儲けた後、そのお金を何に使うかの方がよっぽど大事だと、藤田田さんは経営者向けにたくさんの情報を発信されているんですね。
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藤田田の名言と経営理論のまとめ

最後に、藤田田の名言と経営理論をまとめておきます。

藤田田の名言と経営理論

  • 努力×時間の法則(限られた時間の中でどれだけの努力ができるか)
  • 時間をかけて大きいことを成すべきである
  • 売り上げの低迷を世の中や政治のせいにするのは己の知恵のなさと勉強不足を露呈しているに過ぎない
  • 人は金と使命感で働く
  • 笑顔の店には金が宿る
  • 金を持っていない人びとを相手にしていては、どんなにあがいても商売できるものではない
  • 日本人が金儲けができないのはバカだと思うようにならなければならない
  • 金儲けは人生の最重要事項だと心得ること

藤田田さんは、限られた時間の中で最大限の努力をしてお金をしっかりと稼ぎ、そのお金の使い道まで考えることが重要だということを説いていました。

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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
ガンガン講義やっていきます!

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