大場保男

マーケティング

客のニーズに振り回されるな!コンセプトの明確化で成功を手にした2つの地方ビジネス

 マーケティングのセオリーは「顧客のニーズを満たすこと」です。ところがこのセオリーに逆行し、確固としたコンセプトを元に、独創的なサービスを生み出し、消費者の評価を得る自治体や地方の中小企業が存在します。彼らは「自分達の商品をどのように見せるか?」に徹底し、見事に成功を手にしました。詳細に事例を解説いたします。
マーケティング

独自性が無くても◯◯があればビジネスはOK〜USP概念への逆襲

 提供する商品やサービスの独自性・オリジナリティの重要性を指すマーケティング概念は、“Unique Selling Proposition”の頭文字を取り、USPと呼ばれています。しかし、USPを持つビジネスは簡単に生まれるものではありません。むしろ顧客との“関係性”づくりを行うことのほうが、小さな企業にとってはビジネスの成功要因となることが多いものです。
起業

春の花見は、秋の収穫の予祝。起業後の結果も起業前の予祝で変わる。

 春の花見は秋の農作を先に感謝するために行なわれる行事です。この考え方は、「予祝(よいわい)」と呼ばれています。起業時にも「予祝」の概念を活用することは賢明です。起業前に、起業後にお客様となっている人や、うまく行ってる状態をくっきりイメージできて、予め感謝できることは、取るべき行動を明確にするからです。
起業

“組織に縛られたくない人”と“やりたいことで働きたい人”が起業時に陥るワナ

 これまで様々な起業家予備軍の方から相談を受けてきた筆者の大場さんは、起業を目指す40代前後の会社員が“組織に縛られたくない”、“やりたいことで働きたい”、という2つの動機に動かされていることを指摘します。それぞれの動機が入り混じり、起業家予備軍は起業に向いますが、どちらの動機にも落とし穴があるようです。
起業

起業家が不可欠な情報を外して情報コレクターと化す3つの理由

 起業時の情報収集は必要不可欠な準備作業ですが、キリのない情報収集は有限な時間を起業家から奪い、結果として起業家を情報コレクターに変えてしまいます。なぜ起業家が情報コレクターとなってしまいやすいのか?起業家にとって本当に必要な情報とは何なのか?を考えてみましょう。
起業

起業時に有ると無いで成功の確率を大きく左右するマインドとは

 ヨーロッパのある国で一つの村が核廃棄物の処理地に選定され、なんと住民の50%がこれに賛成しました。彼らが賛成した理由は、補償金ではなく「自分達が受け入れることが国民のためになる」という使命感でした。同じように起業時も使命感の有無が、事業の継続性や成功確率を大きく左右します。
マーケティング

起業したら知られてナンボ。良い商品があればお客様が来るは嘘

 起業前と起業後で経営者の悩みは入れ替わります。起業前は資金繰りに悩む一方で、起業後は集客に一番悩むというデータが出ているのです。また悩む「良い商品を持っていればお客様はやってくる」と考えたところで、世の中は私達のことなど全然知らないのです。起業後はまず、知られるための行動を起こすことを意識しましょう。
資金調達

起業家の味方「新創業融資」を受けたい人が気をつけたい2つの点

 創業時は実績がないため、貸す側に納得してもらえる収支計画を提出し、その計画が妥当だと判断されれば、融資をしてくれる可能性が高い時期です。日本政策金融公庫の新創業融資制度も融資要件が緩和されるなど、環境が充実しています。そこで、貸す側の視点から見て、融資交渉で気をつけるべき2つの点をご紹介します
起業

【悲報】シニア起業で失敗した人達に共通する3つの特徴

脳が、刺激や学習によって脳自体が活発に結合を繰り返し、年齢とともに成長を続けていくことは、自明の理となりました。もはや年齢が起業の失敗における直接要因とはなりません。しかしながら、年齢を重ねて起業に失敗する人には、共通の特徴が3つあります。以下、解説いたします。
マーケティング

マーケティングにおいて顧客に確実に嫌われる5つの行動

 マーケティングの鉄則は、「顧客の立場にたって考えよう」というものですが、売り手の立場にいる時、私達はどうしても売る側の立場で、自分本位な行動をとってしまいがちなものです。しかし、顧客は自分本位な売り手を確実に嫌います。そこで本稿では、顧客に確実に嫌われる5つの行動をご紹介します。
起業

「そのうち起業家」「あれもこれもコレクター」が成功しない理由

 サラリーマンたちが飲み屋で話す言葉に「オレもそのうち会社を辞めて起業したいなぁ!」というものがあります。しかし、彼らの殆どは起業することがありません。また、準備周到になるまで起業しないと考える人もいますが、彼らも成功することは殆どありません。なぜでしょうか?
起業

新規ビジネスの合否判断に役立つカーネルサンダース4つの質問

ケンタッキーフライドチキンの創業者・カーネルサンダースは、65歳で無一文になり、それから5年後に100店舗を超えるフランチャイジーを抱えるまでに再生した不屈の起業家です。彼が新規事業へのゴーサインとして、いつも自分へ問いかけていた4つの質問をご存じですか?4つの質問がもたらした効果も含めてご紹介します。
効率化

行列はなぜ更なる行列を生む?人込みや人の動きを生かそう

 行列ができているので何の行列か分からずに、とりあえず並んで前の人に「何の行列ですか?」と聞いても、その人も分からない。このような体験をしたことはありませんか?人込みや人の動きを生かすとビジネスには様々な効果が生まれることがわかっています。具体的な事例と共に見ていきましょう。
効率化

起業家が一番力を入れるべき仕事「3M」とは一体何のことか?

 自社の商品が持つ価値を理解してもらい、買ってもらわなければ、ビジネスは成立しなません。しかし多くの起業家が、「良い商品が出来た」という理由で起業し、作った商品やサービスを売るマーケティング施策を行わずに失敗します。これを防ぐためにはマーケティングにおける3つの「M」を実行する必要があります。
企業分析

ウォルマートのレジ周りはなぜ青い?色で顧客の心を動かそう

 色を変化させると顧客の商品やサービスに感じる心理は、大きく変化します。このように、色によって人の心理が変化することは「色彩心理学」として知られており、ウォルマートやセブン-イレブン等も、色彩心理学を巧みに利用したサービスを行っています。そこで本日は、色がビジネスにもたらす効果を解説致します。
資金調達

なぜ創業時に作った事業計画は融資審査でハネられやすいのか?

 起業時に行う作業の一つに、事業計画の作成があります。しっかりした事業計画の作成は、起業の成功確率を高める重要な要素となります。しかし、多くの事業計画が非現実的で、甘さがあるゆえに、融資審査を通らないものとなっています。どうすれば融資審査において説得力のある事業計画を作成できるのでしょうか?
起業

40代以降の起業は本当にオワコンか?統計が示す起業年齢の真実

起業相談で頻繁に質問されるキーワードに「起業がうまくいく年齢はあるのですか?」というものがあります。40代を過ぎると「自分の年齢では起業するのに遅すぎる」と感じる方もいるようです。ところが統計では全く逆のデータが出ています。更に長年の脳科学研究により、40代以降だからこそ、起業するメリットも見えてきました。
効率化

一人きりのサービス業は儲かりずらい!?目指すべきコスト構造

 コーチング、セラピスト、プログラマーなどで起業する場合、一人で起業し、一人でサービスを展開するケースが多くなります。確かに自分一人の面倒を見れば良い点で、このビジネスモデルにはメリットがありますが、一方で変動費が限りなくゼロに近いため、価格競争にさらされるデメリットもあります。どのような価格設定がこのビジネスモデルでは必要となるのでしょうか?
起業

念願の蕎麦屋を始めたが儲からない…中高年がハマる起業のワナ

夢に描いた念願の蕎麦屋を開いても、繁盛店になっているという話は滅多に聞くことがありません。蕎麦が大好きで、蕎麦を打つことも大好きなのに、なぜ自分の蕎麦屋は儲からないのか?と嘆く方のほうが圧倒多数なのです。もしかすると、このような場合、起業前に検討しておくべき4要素を検討していない可能性がありそうです。