【衝撃】日本が人手不足というのはウソ。年寄りが仕事のやり方変えないだけだった!

経営

日本が人手不足で大変だという話はここ数年とくに聞かれるようになりました。

ところが、日本が人手不足というのは実は嘘で、ただ単にお年寄りが仕事のやり方変えないだけというお考えのキミアキ先生。

『天動説・地動説』論争など分かりやすい具体例も取り上げつつ、詳細について解説していただきました。

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人手不足は実はウソ

日本の生産年齢人口は急速に減少していく

手元にある2年前の資料なのですが、

『日本の生産年齢人口は急速に減少していく』

と書いてあります。

人口予想は結構当たる予想なんですけど、生産人口がどんどん少なくなっていきます。それで今「だから人手不足なんだ」という、とてつもない理由がつけられているわけでございます。

2025年には多くの業種で人手が不足する

これも2年前の資料ですが、

「情報通信サービス業」は482万人ぐらい足りなくなる。

上の世代が退職して、なおかつ生産人口も少なくなるため、情報通信など伸びてる産業で人手不足になるという予測です。

2年前、こういうふうに予測されていたわけでございます。

そして実際この2年間に何が起こったかという話をしてみたいと思います。

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人手不足に備えて、既に働き方改革をやっていた

実は2年前から我々も準備しました。

人手不足に備えて、働き方改革なんていうのは既にやっていたんです。

一日6時間営業を施策

2017年の4月から、一日6時間営業、それから土日祝日休みのシフトを上手く組めるようにしました。

これはあくまで子育て対策です。

子育てやってるとやはり学校の行事というのが多くて、そうするとやっぱり土日祝日全てじゃなくてもなるべく土日休めた方がいいです。

要するに休みのシフトを組みやすくしていくという、子育て対策です。

給料形態

給料についても

  • 結婚出来る給料
  • 子育て出来る給料
  • 家を買える給料

人生設計を会社側が面倒みてあげるようにしようと。

終身雇用制に近いわけなんですけど、こういう形で取り組んでみましたら、一番よく出来た会社さんは

一日6時間営業は出来なかったけど、土日祝日休みのシフトも組めたし、それで給料も上がったし、尚且つ産休も取れるようになりました

二年間でそれだけ変わったんですよ。

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人手不足なのは安月給業界だけ

今現在、「人手不足、人手不足」というのを怒っているのは、結局のところ安月給業界なんですよ。

給料が安くて長時間労働。

そういう職に付きたくないと言う人がやっぱり多いので、そこで人手不足が起こっています。

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やりかた・考えかたを変えない

というのも、古い業界というのは、

とにかく

  • 機械使おうよ
  • コンピューターを使って自動化しようよ
  • 早くやる方法の仕組みはないか
  • マクドナルドみたいな事が出来ないか

そういう事をそもそも考えないんですね。

ですから、お年寄り衆のいかん所というのは、とにかく今のやりかたを変えないことなんです。

もっと恐ろしいのは赤字が続いている会社でさえも、何かしら正当な理由をつけて変化というものを嫌うから、結局やりかたを元に戻しちゃうんです。

ですから本当に「この会社駄目だな」「この社長やこの幹部駄目だな」と思うのは、とにかく『やりかたを変えられない』ケースです。

それでも、「やりかたを変えたい」「自分で経営革新しなきゃいけない」と皆言います。

社長も幹部も言います。

今までのやり方では、ずっとこのまま赤字で潰れるしかないから。

新たな取り組みに従うのは若手だけ

ところがやりかたを変えてそのやりかたに従うのは新人だけなんですよ。

結局ベテランが従うわけがない。

これを知っておくだけで本当にいいと思うんですよ。

というのも、万年赤字モードに入ってしまったら、事実上、実際は経営者・社長をはじめ幹部の首をすげ替えるしかないんです。

ところが中小企業において、社長を取っ変えるなんて出来ないんですよ。

ですから、万年赤字モードに入ったらこれは仕方ないんだと。

あとは「どうソフトランディングさせるか」という事しか考えなくなります。

逆に若者に本当にチャンスが実は溢れてるという話をしてみたいと思います。

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天動説・地動説

『天動説・地動説』の話にもつながるのですが、「人手不足、人手不足」と言われても、今の人手不足というのは、何で起こってるのかというのは、まずそもそもやり方が古いんです。

昔『天動説』というのがあって、天体が動いているという説があったわけです。

それから「いや、地球が丸くて地球のほうが動いてるんだよ」という説に変わってきたわけですね。

この時に『天動説派』がなぜいなくなったんでしょうか?

そうすると

いや、地動説派が天動説派をきっと論破したに違いない

とか

天動説派は自分達の間違いに気づいたに違いない

という答えが返ってきます。

ところが違うんですね。

『科学革命の構造』という本によると、「ただ単に天動説を唱えていた人達が死んじゃった」という話なんです。

人手不足を唱えているのは天動説派

そうすると自分達がこれから就職する立場だとしましょう。

その就職する立場で今「人手不足、人手不足」と騒いでいる会社があるわけです。

じゃあ、その人手不足の業界というのは何かと言ったら、『天動説を唱えている人達がいっぱいいる組織』と思ったらいいです。

天動説を唱えている人達がいっぱいいます。

そうじゃないと人手不足というのは実は起こらないんですよ。

ちゃんとやりかたを変えていけば人手不足は実は起こらないんです。

そういうところというのは、『天動説』を唱えている人達がいなくならない限り、『地動説』にはならないんですね。

ですからこの『天動説』はたくさん唱えている人達がいる会社に入ってしまったら、自分がどんなに『地動説』を唱えても通らないんです。

解決策は『天動説』を唱えている会社に就職しないこと

結論としては、『天動説』を唱えている会社さんには入らないことです。

「人手不足、人手不足」という事は信じちゃ駄目です。

その人手不足はなぜ起こっているのか。

実は本当のところは、人手不足が起こっているのは『昔のやりかたを変えないだけ』と覚えておくと、これで選ぶ会社も違ってくるかと思います。

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人手不足のウソ★年寄りがやり方変えないだけ
経営労務
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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
ガンガン講義やっていきます!

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直通電話:03-5942-8225
E-Mail:kimi@kimi3.com
 
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