【タニタ働き方改革】個人事業主化で正社員は淘汰される時代へ

労務

体重計とか体脂肪率、そしてタニタ食堂で有名になったタニタですが、タニタの3代目のオーナー社長がユニークな商品をどんどん出してます。また、働き方改革にいち早く取り組み、2年半前くらいからやり始めたあるものが、話題になりました。

そこで、タニタの働き方改革に注目しつつ、今後の働き方改革について考えてみたいと思います。

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タニタのユニーク経営

タニタはセガサターンやメガドライブやドリームキャストといった往年のゲーム機を体重計にしたり、アニメをふんだんに取り入れたり、非常にユニークな会社です。

タニタが社員の一部を個人事業主化

そのタニタが2017年の1月から26人の社員を個人事業主化し、業務委託契約に変えています。

タニタ単体では200人ぐらいの会社で、連結では1000人を超えていますが、そう考えると26人は決して多い数字ではありませんが、この26人の正社員が個人事業主に変わり、2017年の初めから働き方改革をしているという話です。

これに対して、働き方改革がなかなか進まない会社も多いようです。

働き方改革を進めようとしない「保守派」

世の中には、保守派というのがどの会社にもいます。
保守派とは何かというと、今までやってきたことを変えたがらない方たちのことです。

どの会社もタニタのようなことをできないのは、この保守派の方たちが圧倒的な人数を占めているからです。

圧倒的に保守派の人数が多く、どうして今までやってきたことを変えなければいけないのか、社長それはおかしいでしょうというようになるのが普通です。

これまで正社員さんがどれだけ会社にぶら下がっていたかというのは、他の中小企業も同じです。

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会社にぶら下がってきた正社員

定年は70歳に延長

大企業を中心に終身雇用制が65歳まで法律で決まっていて、さらに今度は70歳まで延長する努力目標が出ました。
ですから今までの流れと同じような考え方で、いずれ70歳定年制になると思います。

通勤交通費や残業代はもちろん支給

正社員は、会社まで来るのですから、通勤交通費を払ってもらって、残業代ももらうのが当たり前でした。
我々は会社に拘束されているから、働いた時間は残業代をもらうのは当然です。

私のミスであろうが、関係ありません。会社に拘束されたわけですから、私のミスで仕事時間が延びたとしても残業代をもらって当然です。

退職金や社会保険、有給休暇や産休・育休まで認められる正社員

正社員は、ちゃんと勤めあげたのですから、退職金ももらって当然です。健康保険、厚生年金への加入も当然でしょう。

実際、保険は他にも、雇用保険、労災保険、さらに40歳からは介護保険もあり、そして正社員ですから、法律で決まっている有給休暇も産休も、そして最近では育休を男性も取ります。

このように、正社員というのは、これだけ会社にぶら下がっていて、その正社員たちの要求を経営者側は全部聞いてきました。

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タニタの働き方改革がこれからの流れ

タニタはどうしたかというと、個人事業主化して、これまで従業員にかかっていた費用を全額会社が負担して払ったのです。

そうしたら、負担は1.4%増えたそうです。

1.4%負担が増えましたが、業務委託契約の内容も優しくて3年契約、そして今の仕事を引き継げるので、雇用形態が変わるだけです。

会社側の負担は1.4%多くなりましたが、この流れはもう止められません。

正社員は個人事業主になるという流れ

実際に正社員側の権利要求で、どれだけ会社が本当に苦労しているかということを、経営陣が誰も言わないからです。

大企業の場合は言い難いのは分かりますが、中小企業の経営者はそろそろ声を上げてもいいのではないか、どれだけ会社が大変なことになったのかを考えてほしいと思います。

一律に時間では労働を測れない時代

たとえば、「私は肉体労働者だからそんなことは関係ないし、考えたくもありません」と言うのも確かにわかります。

ところが頭を使っている労働者の場合は、本当に個人差があって、8時間拘束の労働時間で測れません。

工場勤務と全然違い、本当に頭を使って、モノの製造や開発、要するに作業員じゃなくて、仕組みを組み立てたりする人は労働時間が測れません。

マーケティングもそうだし、全体の生産性をよくするような仕事は8時間勤務といったものでは測れません。

みんなで力を合わせてやっていこうと思っても、今は、力を合わせるような法律ではないのです。

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実力のある正社員は選択肢が拡大

個人個人が権利を主張するような法律が整備されてしまって、ほとんどがチームの力をそいでいく形になっていますから、これまでのやり方を変えようということです。

のれん分け制度のように、ある一定の実力がついた人たちは、個人事業として他の仕事も受けていい人という形にしてはどうかとういう話です。

従業員も「手足を差し出す仕事」か「頭を差し出す仕事」かを選択

結局、労働者側もこれからは手足を差し出す仕事でいいのか、それとも頭を差し出すのかという話しです。

「手足を差し出す」働き方というのは、個体差は基本的にはせいぜい倍くらいです。
ところが、「頭」の場合の個体差は、何十倍、何百倍も差が出てしまいます。

そうすると、給料も大きく差が付くし、頭を使っている人たちの方が、正社員という働き方を選べたり、フリーランスを選べたり、そして会社の経営者を選べたりすると思います。

頭を差し出す仕事につく

これからどういう形で生きていくかと考えるときに、ずっと手足を差し出して、ある一定までは給料が上がっても、それ以上上がることがないという働き方よりは、これからの世の中はどんどん変わっていきますので、絶対に頭を差し出したほうがよくなります。

ですから、とにかく1冊でも2冊でも本を読んで、電子書籍でも何でもいいので、頭を使っていけば、5年後も10年後も仕事があるということです。

ご覧いただきありがとうございました。

本当の働き方改革って「指示の要らぬ働き方をするチーム作り」こっちじゃない?!
昨今の働き方改革で重視されているのは、AIによる労働生産性の向上、労働時間の短縮など、目に見える「スキル」的なものに依存した改善ばかり。でも、本当は、従業員が自ら考え、自ら動くようになれば、これら「スキル」的なものは社長も知らぬ間に従業員が取り組んでいたりするもの。要は、「指示の要らぬ働き方をするチーム作り・人作り」を実現することこそが、本当の働き方改革なのではないでしょうか?
タニタ働き方改革★会社ぶら下がり人間は淘汰か?
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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
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