ブルーオーシャン戦略とは?4社の成功事例と実施方法

ブルーオーシャン戦略とは 集客

みなさんこんにちは!
組織活性化プロデューサーの南本です。

今回は「ブルーオーシャン戦略」という本をもとに、中小企業に参考にしてほしいポイントを解説します。

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ブルーオーシャン戦略とは

ブルーオーシャン戦略とは

ブルーオーシャンは競争のない市場のことをいい、反対に、レッドオーシャンは血みどろになって戦っている競争社会の海のようなイメージをいいます。

本には「ブルーオーシャンというのはバリューイノベーションだ」と書いてあります。

レッドオーシャンの枠組みで競争するのではなく、今までとは全く違うサービスや商品を提供していくということです。

つまり、ブルーオーシャン戦略とは、「あなたの会社が、お客さまにとって一番価値の高いものは何か」ということを突き詰めて、ブルーオーシャン市場を作っていくということなんですね。

ライバル企業を打ち負かそうとするのではなく、買い手や自社の価値を大幅に高めて、競争のない未知の空間を開拓することにより、競争を無意味化するということです。

今までの考え方は「競合他社とどう戦っていくか?」という常に競争ありきの発想ですが、ブルーオーシャンの市場は、「バリューイノベーションを起こしながら、競争のない世界を市場に生み出していく」という発想なのです。

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ブルーオーシャン戦略のアクションと4社の事例

ブルーオーシャン戦略は「取り除く」「追加する」「減らす」「増やす」という4つのアクションで考えることができます。

これまでの、強み・弱み・機会・脅威といったSWOT分析ではなく”価値の創造”をするのです。

「取り除く」というのは、業界の常識と比較して取り除ける要素はないかを考えるということです。

「追加する」というのは、これまでに業界で取り入れていない、新しい発想を取り込んだらどうなるかということです。

中小企業は”ニッチ戦略”で生き残れ!【ニッチ市場創造の5つの手順】
ニッチ戦略とは自社が攻める市場を細分化して、顧客(ターゲット)にオリジナリティのある自社商品とサービス(付加価値)を適合させて、狭い市場で相対的シェアNo.1を取得することです。ニッチ市場の創造には、自社商品・サービスの特徴(強みとコンセプト)の分析、競合他社の同類商品やサービスを調査分析と差別化、テストマーケティングをすることが重要です。

シルクドソレイユの事例

シルクドソレイユは、もともとはテントを張った動物のサーカスのイメージを「取り除く」「追加する」「減らす」「増やす」の4つのアクションで、全く概念の違う価値を創造してお客さんをたくさん集めています。

動物のショーや館内グッズ販売、花形パフォーマンスなどすべて取り除き、テーマ性や洗練された環境、芸術性の高いダンスなどを追加しました。

また、笑いやユーモア、危険やスリルを減らし、個性あふれる独自のテントを増やすことで、全く新しい市場をつくりブルーオーシャン化しました。

動物ショーが中心だった頃は、子ども連れの家族しか見にこなかったショーが、芸術性の高いダンスパフォーマンスを見たいからと老若男女関係なく集客できるようになったという事例です。

サウスウエスト航空の事例

サウスウエスト航空は、時間の正確性がないアメリカの航空会社で、鉄道と戦うために低賃金で正確でスピードという他の航空会社がやっていなかったものを全部取り入れて成功しました。

QBハウスの事例

美容室は予約をとっても待たされたり、終わるまでに1時間、2時間とかかってしまうこともありますが、QBハウスは髭剃りやシャンプーなど取り除いたため、空いていれば10分で終わります。

カーブスの事例

カーブスは、従来の料金の高い会員制のフィットネスと違い、月に数千円で通えるところと女性専用というところがイノベーティブです。

女性は男性にがんばっている姿を見られたくないというのがあり、女性専用にして、さらに大掛かりなマシントレーニングではなく、日常の運動を少し補完するようなコンセプトで大成功したと言われています。

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ブルーオーシャン戦略を導入するための3つのポイント

ブルーオーシャン戦略を導入するための3つのポイント

ここではブルーオーシャン戦略を導入するための3つのポイントを紹介します。

  1. メリハリ
  2. 高い独自性
  3. 訴求力のあるキャッチフレーズ

それでは1つずつ見ていきましょう。

メリハリ

ブルーオーシャン戦略導入の1つ目のポイントは「メリハリ」です。

業界で当たり前のようにやっていることに対して、「これは捨てる」「これを取り入れる」といったようにメリハリをつけることが大切です。

高い独自性

ブルーオーシャン戦略導入の2つ目のポイントは「高い独自性」です。

中小企業は人がやはり人が大事です。

付加価値の高いサービスの仕組みを作って、労働力を駆使しながら提供していくという独自性が必要だと思います。

人材難の時代に中小企業が取るべき人材採用戦略・6つのステップ
有効求人倍率が1.5倍を超え、人材確保したい中小企業にとっては非常に厳しい採用環境が続いてます。最初から優秀な人材を雇えれば、会社の業績に与えるインパクトも大きなものとなりますが、残念ながら優秀な人材は大手企業が採用し尽くしており、既存の人材市場は枯渇しています。そこで本稿は、人材難の現代に中小企業が取るべき6ステップの人材採用戦略をご紹介します。

訴求力のあるキャッチフレーズ

ブルーオーシャン戦略導入の3つ目のポイントは「訴求力のあるキャッチフレーズ」です。

例えば、今まで1時間かかっていたヘアカットの時間を10分にしたQBハウスの「10分の身だしなみ」のような強烈なキャッチコピーが必要です。

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ブルーオーシャン戦略の取り入れ方

ブルーオーシャン戦略の取り入れ方の説明

中小企業の経営者や幹部の方は「自社で取り除けることや追加するものはないか」「減らせるものや増やせるものがないか」を経営会議でブレーンストーミングして、競合他社が行なっていなくて、お客さんが求めているものを全部吸収してください。

良いアイデアが出てきたなら、あなたの会社もブルーオーシャン化できる可能性があります。

相手と競争するのではなく、お客様と自社の価値を最大限に高めて、競争することを無意味化することで、バリューイノベーションのブルーオーシャン市場を作っていっていただけたらと思います。

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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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