中小企業は”ニッチ戦略”で生き残れ!【ニッチ市場創造の5つの手順】

経営

皆さんこんにちは!
組織活性化プロデューサーの南本です。

昭和の経営者の方は、どうしても大量に販売したい、たくさんの人に自社のいい商品を届けたいという気持ちがあります。

わからなくはありませんが、そんなにモノを作っても、サービスを提供開発して皆受け入れてくれるかというと、そんな時代ではありません。

自社からニッチな市場を創造していくという気構えが必要だと思います。

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ニッチ戦略

ニッチ戦略とは私が考えた言葉ですが、自社が攻める市場を細分化(狭く絞り込む)して、顧客(ターゲット)にオリジナリティのある自社商品とサービス(高付加価値)をうまく適合させて、その狭い市場で相対的シェアNo.1を取得することです。

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ニッチ市場の創造手順

①自社商品・サービスの特徴(強みとコンセプト)の分析

ニッチ市場をどう創造するかというのは理論的な話で、具体的には皆さんの経営手腕にかかってきますが、まず自社商品・サービスの特徴を洗い出して分析しましょう。

ここで重要なのは、まず自社の商品やサービス、人材も含めて強みを洗い出すことです。

②競合他社の同類商品等の調査・分析

当社の給与計算代行業務については、競合他社が無数にありますが、その中で当社を選んでもらうために、どのような付加価値やオリジナリティを作るかということが市場の狭め方です。

給与計算というのは大きな市場ですが、キーワードで絞っていって、関心のある人から問い合わせが来るような仕組みをつくっています。

そのためには競合他社の同類商品やサービスを調査分析しないといけません。

③自社商品等のターゲットを明確にする(仮説をいくつか立てて狭く絞り込む)

商品やサービスを開発したら、誰がお客さんとなるのかを明確にしてください。

それがニッチ市場の創造です。

④自社商品の付加価値化

他社が容易に真似できないように工夫してください。私が思うのは、人的要素しかないと思います。

機械などの設備投資は、資本のある会社が同じように設備投資をしたら、一瞬で真似されてしまいます。

真似ができないのは人のスキルやおもてなしなどの人材の質ですが、人材の質というのはお金では買えません。

経営者の理念やビジョンがしっかりしていないと人はついてきませんから、人的要素に時間をかけて、ニッチな市場に投げかけてください。

大手企業も中堅企業も人材育成には時間がかかるので、その間にニッチ市場のシェアのNo.1を取れば、参入障壁になって大手企業が諦めて入って来られないということはよくある話です。

他社が容易に真似できないように人的な要素に時間をかけて作っておくということが大事です。

⑤テストマーケティング

この商品はこの顧客層にウケるはずだという仮説を立てて、まずテストマーケティングをして、ダメなら改良して、PDCAを回しながら、顧客層を少しずらしたり、改良をしたりして、本番のマーケティングをしましょう。

それからホームページやblog や動画も含めて、ネット上のあらゆるものを駆使しながらブランディングをして、顧客をどんどん得ていくことです。

市場のターゲットを絞っていくために、仮説を立てて、このお客さんたちには絶対ヒットするはずだと信じて、ニッチの市場に対して攻めていくことが大切です。

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当社で始める新規事業「経理記帳代行業務」

当社でも新規事業として、経理記帳代行業務を始めます。

コンセプトは「社長の右腕」「社長の参謀」として、「単なる記帳屋」ではないということを訴えます。

管理部門のフルアウトソーシング業で経営者は経営に専念を。

管理部門のフルアウトソーシングを目指しています。

中小企業の経営者は管理部門にも人材を置かないといけないという恐怖感がありますが、管理業務は丸投げでいいということをコンセプトとして、経営者は、経営に専念すればいいということです。

管理部門で余った人材を営業部門などに投入しながら収益に集中してほしいというのが願いです。

クラウド型会計の専科

市場の定義は50人以下や30人以下ぐらいの小さな規模の中小企業に特化して、会計のソフトはクラウド型のMFクラウド会計しかやりません。

そして、10日までに管理会計の資料を出すというのがうちのコンセプトなので、部門間別の損益の推移表などを10日までに出すお手伝いをします。

これによって経営者は経営会議の意思決定ができるようになります。

業務は絞り込んでニッチ戦略で進めていくのが大事だと思います。

中小企業は「ニッチ戦略」で生き残れ!
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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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