子供の将来性を高める8つのポイントを脳科学者が解説

健康

みなさん、こんにちは!
脳科学教育コンサルタントのクロスです。

子供の将来を考えると、様々な思いや悩みがでてくるのではないでしょうか?

  • 順調に育ってほしい
  • 他人に害を与えるような行動を取らない子になってほしい
  • 他人のために行動をとれるような子になってほしい
  • 感謝されたり、人に求められるような子になってほしい
  • 目標に向かって突き進められるような子になってほしい
  • 勉強で困らない子になってほしい
  • 人間関係で困らない子になってほしい

今回は、子供の将来を考える親御さんのために「子供の将来性を高めるために必要な8つの知識」を解説したいと思います!

スポンサーリンク

子供の将来性を高めるために必要な8つの知識

子供の将来性を高めるために必要な8つの知識

子供の将来性を高めるために必要な8つの知識には「プラス」に作用する4つのポイントと、「マイナス」に作用する4つのポイントがあります。

まずは8つのポイントをざっと紹介します!

子供の将来性を高めるプラスポイント

子供の将来性を高めるプラスポイントは以下の4つです。

  1. 目標と行動決定能力
  2. 人間関係能力
  3. IQg
  4. IQc

上記の能力が高いほど、子供が豊かでポジティブな人生を歩むことができるようになります。

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイント

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイントは以下の4つです。

  1. 栄養不足
  2. 住環境の悪さ
  3. 子育てスタイル(ネグレスト)
  4. 言葉がけ(ガスライティング)

上記の4つが子育て環境に影響すると、最悪の場合、脳発達の障害にもなってしまいます。

それでは8つのポイントについて一つずつ解説していきたいと思います!

スポンサーリンク

子供の将来性を高めるプラスポイント

子供の将来性を高めるプラスポイント

子供の将来性を高めるプラスポイントをもう一度確認しておきましょう。

  1. 目標と行動決定能力
  2. 人間関係能力
  3. IQg
  4. IQc

目標と行動決定能力

子供の将来性を高めるプラスポイントの1つ目は「目標と行動決定能力」です。

目標と行動決定能力とは「目標を持って突き進み、目標を達成したら次の目標設定をすることができる能力」や「自分にとって嫌なものや悪影響を及ぼすものがあれば、そこから立ち去るか問題を解決できる能力」のことです。

愚痴をこぼしたり、不満を言って思考パターンをストップさせてしまうと、建設性・生産性・教育的価値・公益性を得る機会を失ってしいまいます。

ゴールとセルフイメージは大きく、行動は細かく決めよう!
ゴールとセルフイメージは大きい方がいい。ただし… こんにちは 脳科学教育コンサルタントのクロスです。 今回紹介する内容は、ゴールはブッ飛んだものにしておけば、セルフイメージが高くなって、細かいことは一時期な気にならなくなる、でも行動はかなり...

人間関係能力

子供の将来性を高めるプラスポイントの2つ目は「人間関係能力」です。

人間関係能力とは、例えば「部下が不満を抱いていたり、自分の子どもが物を投げたり暴れるなど問題行動を起こした時に問題解決(サポート)できる能力」をいいます。

コミュニケーションに自信がない人も、人間関係能力をスキルとして獲得してしまえば、価値観が対立した場合など、いろいろな場面に応用できて便利ですよ!

IQg

子供の将来性を高めるプラスポイントの3つ目は「IQg」です。

IQgとは「頭の切り替えの早さや、先を読む能力、感情を抑制する能力」のことをいいます。

要領の良さや臨機応変な行動がとれるか、またはその知恵があるかということですね。

勘違いされやすいのですが、IQgは”知識があるかどうか”ということではなく、”正確な判断力や決断力があるか”ということを覚えておきましょう。

IQc

子供の将来性を高めるプラスポイントの4つ目は「IQc」です。

IQcとは「経験から基づく知識」です。

算数の解き方を覚える、単語を覚える、自転車の乗り方を覚える、車の運転の仕方を覚える、人の名前を覚えるといった「覚える」ということは全てIQcだと思ってください。

IQcが高く高学歴なのにIQgが低い人は、上司から見ると、頭はいいのに仕事ができなくて扱いに困るタイプなのですが、本人も生きづらさを感じていることが多いのです。

俺、頭の回転早いし、学力あるのに、なぜか上手くいかへん…その脳科学的な理由
高学歴で頭の回転も早いのに、なぜかイマイチパッとしない、生きにくそうにしている人があなたの周りにはいませんか?これらの人は本来、将来性を高める能力IQgが高いにも関わらず、なぜかこれを活用することが出来ていないだけなのです。どのような能力を鍛えれば、将来性を高めることができるのか解説いたします。

子供の将来性を高めるプラスポイントは以上です。
上記の4つのポイントを意識して、子供の教育に活かしてみてください!

スポンサーリンク

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイント

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイント

次は、子供の将来性に悪影響を与える4つのマイナスポイントを確認しましょう。

  1. 栄養不足
  2. 住環境の悪さ
  3. 子育てスタイル(ネグレスト)
  4. 言葉がけ(ガスライティング)

栄養不足

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイントの1つ目は「栄養不足」です。

栄養が足りていないと、いくら目標能力を高めるための環境を整えても脳が発達しません。

この栄養というのは、貧困率が非常に高い地域で、なかなか食べ物にありつけないような暮らしを余儀なくされている地域に当てはまるもので、今の日本では、栄養で困っているという人はほぼいないと思います。

ただし、偏食をしていると、特定の栄養素が極端に低い状態になり、脳内物質の合成に不備が出て脳の機能障害を引き起こしかねません。

極端な偏食はしないように心がけてください!

それから、腸内環境によっても栄養の吸収率に差が出て、結果的に脳の合成に必要な栄養が部分的に足りず、脳内のホルモンがアンバランスになることも考えられます。

栄養バランスと健康には十分気をつけましょう。

住環境の悪さ

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイントの2つ目は「住環境の悪さ」です。

住環境というのは、空気の悪さや、周りの人間のことです。

昔、アメリカではペンキやガソリンに鉛が入っていて、その鉛が空気中に拡散されていたのですが、これが神経の発達を大幅に遅れさせてしまっていたんですね。

鉛の血中濃度が高かった人はIQが低く、神経がか細かったり、犯罪率が高かったのですが、ペンキやガソリンに鉛入りの物質を規制すると、犯罪率も脳障害的も劇的に下がったという事例があります。

それから、スラム街のような地域に住んでいると、悪いスラム仲間たちの同調圧力に屈して、悪の道に染まっていく可能性があります。

日本は毎日銃声が聞こえるということもありませんし、住環境面においては比較的安心だと思います。

集団に所属しているだけで気持ちよくなるのはなぜか?集団心理の活かし方
集団に属している時、チームに属している時、人が気持ちよく感じるのはなぜでしょうか?集団に属していることが行動をエスカレートさせ、一人ではやれないようなことを、良い方向でも、悪い方向でも、やりのけてしまいます。その時、脳内ではどんなことが起きているのか?集団心理を上手く生かすにはどうしたら良いのか?ご説明します。

子育てスタイル(ネグレスト)

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイントの3つ目は「子育てスタイル(ネグレスト)」です。

子育てスタイルには、民主主義と放任主義があるのですが、結果から言うと、民主主義的に育てられた子どもは学力も高く、人間関係能力も高いということがわかっています。

民主主義~放任主義の度合いとして「虐待・モラハラ・パワハラ・甘やかしすぎ・容認主義・徹底放置・過保護・過干渉」といったものがあるのですが、膨大な量のデータから、子育てのスタイルによって脳にどのような障害を与えるかが科学的に証明されています。

行き過ぎたマイクロマネジメントはパワハラ?子供や社員の答えは「うざい」
『マイクロマネジメント』とは 今回は、『うっかりマイクロマネジメントをしていませんか?』『マイクロマネジメントで子供がのびのびできなかったり、社員の成長が阻害されていませんか?』という内容でお話します。 『マイクロマネジメント』という言葉を...

イライラしてしまい、ネグレクトが濃くなってしまったとか、パワハラのような態度をとってしまたということがあるかもしれませんが、慢性的なものでなければ大丈夫です。

普段から民主主義的な価値観で育てることを意識してください!

言葉がけ(ガスライティング)

子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイントの4つ目は「言葉がけ(ガスライティング)」です。

ガスライティングは心理的虐待の一種です。

パワハラやモラハラをする人はどうして事実をねじ曲げるの?
パワハラ、モラハラをする人は時々なぜか事実と違うことを言って、記憶の内側で、ねじれを起こしているというケースがあります。しかも、これは実は世界共通なのです。また男女も関係なく、男でも女でもあります。本稿では、その原因と対処法について解説してみたいと思います。

言葉がけに関しては、ガスライティングが最悪だとしたら、「私メッセージ」が最もポジティブなものになります。

褒め方や叱り方として、結果だけ褒めるのもよくないし、努力だけ褒めるのもよくありません。

結果だけ褒められた子は自己愛性パーソナリティ障害的な価値観が強くなってしまうので、、結果7、努力3のようにバランスよく褒めることが大事です。
スポンサーリンク

まとめ:子供の将来性を高めるために必要な8つの知識

子供の将来性を高める8つのポイントまとめ

最後に「子供の将来性を高めるために必要な8つの知識」をおさらいしましょう。

  1. 目標と行動決定能力
  2. 人間関係能力
  3. IQg
  4. IQc
  5. 栄養不足
  6. 住環境の悪さ
  7. 子育てスタイル(ネグレスト)
  8. 言葉がけ(ガスライティング)

1~4は「子供の将来性を高めるプラスポイント」、5~8は「子供の将来性に悪影響を与えるマイナスポイント」です。

さっそく今日から子供の能力向上や接し方を意識してみてください!

「負の感情を表に出すな」と言われて育った部下や子供はチャレンジしなくなる
「ビビってはいけない」「怒ることはよくない」「イライラした表情を見せてはいけない」親であれ、上司であれ、このようなことを子供や部下に言い続けると、彼らはやがてチャレンジすることを恐れるビビリな人間となってしまいます。そうならぬために、上司や親はどのように彼らを育てればよいのでしょうか?

健康
シェアする
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

・社員のやる気を出させるのに苦労する
・昇給の効果に限界を感じている
・グループの能力を活かせずにいる
​・目標が現状維持になっている
・批判しあう割には前進していない
・暴言や八つ当たりが目立つようになった
・ネガティブ思考が風邪のように流行っている

これらの問題は、それぞれ科学的なデータによって原因の特定、予測、予防が可能です。

数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

コンサルティング内容の詳細、予約はこちらから

Jamahl Crossをフォローする