編集部

節税

家族経営企業がハマる家族が「みなし役員」⇒賞与が損金不算入となるワナ

 日本企業の約95%は同族(家族)経営で成り立っています。配偶者や息子が社長をもり立てる取引先を、皆さんの誰もが思い浮かべられることでしょう。さて、家族経営企業が家族を雇う時、株の保有状況や勤務形態によっては、単なる従業員として雇用しても、みなし役員と認定される場合があります。どのような場合にリスクが生まれるのか事例を元に解説いたします。
事業譲渡

中小の事業承継における株式評価の方法〜その難易度が高いワケ

 社長の平均年齢が60歳を越え、あと10年ほど経過すると、中小企業で事業承継ラッシュが始まります。事業承継する企業が非上場企業の場合、株式相続は「取引相場のない株式等の評価」で行われますが、具体的にはどのような算定方法なのでしょうか?また、相続する株式の評価が高い場合の資金調達にはどのような方法があるのでしょうか?考えてみましょう。
事業譲渡

借金のある会社を継いでくれる社員がいる場合に現経営者ができること

 「子供は会社を継いでくれなさそうだけど、社内のあいつならやってくれるだろう。だけど、借金があるんだ。あいつを社長にしたら借金の連帯保証人をやってもらわねばならないんだ…」こんな悩みを抱えている経営者はとても多くいらっしゃいます。ある事例をもとに、借金のある会社を継いでくれる社員がいる場合に、現経営者ができることを考えてみます。
企業分析

一条流がんこラーメン総本家に学ぶ小さな企業が熱烈な支持を受ける術(すべ)

 30年以上に渡って、場所を転々としながらも、その場所毎に大行列を生み出す「一条流がんこラーメン総本家」というラーメン屋があります。がんこラーメンのファンは、ラーメンそのものはもちろん、お店のあり方を指示する特徴を持ちます。なぜがんこラーメンは顧客から熱烈な指示を受けるのでしょうか?小さな企業が熱烈な指示を受ける術(すべ)を学びましょう。
企業分析

「てるみくらぶ」に学ぶ〜薄利多売・拡大政策の潰れるパターンはいつも同じ

 3月27日(月)、格安旅行を提供していた「株式会社てるみくらぶ」が負債総額151億円を抱えて、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことを明らかにしました。薄利多売と拡大政策が裏目に出た形ですが、過去にも同じような事例があり、経過も結果も全く同じものでした。ご紹介いたします。
知財

自社キャラクターの作成費用は広告費と資産どちらに計上すべき?

貴方がもし、キャラクターマーケティングに乗り出すことを決めたとします。デザイナーにキャラクターデザインを発注し、新しいキャラクターが誕生しました。これらにかかった諸費用は、広告費として当期の費用に計上すべきでしょうか?それとも、減価償却資産として数期にわけて費用計上すべきなのでしょうか?キーワードは「効果の発生する期間」です。
時事

2017年「歓迎会・花見あるある」20代の4割は乾杯にソフトドリンクをご希望

 株式会社ぐるなびが、全国のぐるなびユーザー(総サンプル数:2649名)を対象に、歓迎会・花見宴会(以下、花見)に関する、「こういうのあるよね」「確かにある」という『歓迎会・花見あるある』意識調査を行いました。20代の若手は何を思い、無礼講で失敗した人々はその後どうなったのか?などの質問に、興味深い回答がなされています。
企業分析

松屋が牛丼戦争から一足先に抜け業績の建て直しに成功したワケ

 数年前まで牛丼チェーン店3社が、がっぷり四つの不毛な価格戦争を行っていたのは、私達の記憶にも新しいところです。しかし、3社の一角・松屋は、一足先に価格戦争から抜け出し、業績を立て直すことに成功しました。なぜ?その要因を解説します。
マーケティング

ドン・キホーテのテーマソングに隠された消費を促す2つの仕掛け

 驚安の殿堂・ドンキホーテに行くといつも流れる「ドン ドン ドン ドンキー ドン・キホーテ♪」のミュージック。この音楽は消費者にどんな行動を促すものなのでしょうか?今日は、ドン・キホーテのテーマから、商売における音楽の活かし方について考えてみましょう。
営業

初めて会う相手との会話を滑らかにする「ダブルセンテンス」の挨拶

 「初めて会う相手と円滑なコミュニケーションを取るのが難しい」と感じていらっしゃる方はいませんか?このような悩みを抱えている場合、挨拶の入り口を「はじめまして」の一文から「はじめまして。〜〜。」の2文(ダブルセンテンス)に変えるだけで、驚くほどコミュニケーションが取りやすくなります。
労務

オリエンタルランドで非正規従業員が労組入りへ 企業側にメリットはあるか?

 東京ディズニーリゾートの運営母体である「オリエンタルランド」が、労使協議により非正規の従業員約1.9万人を、労働組合の組合員に加えることがニュースで話題となっています。とかく経営者に敬遠されがちな労働組合ですが、企業に労働組合が存在するメリットもあります。
時事

免税事業者からの仕入れは消費税のかかる課税仕入にしなくてOK?!

 課税売上高が1,000万円以下の免税事業者と取引している場合、免税事業者が消費税を支払わないならば、自分たちの仕入れも課税仕入の対象とならないのではないか?という疑問が沸き起こります。実際にはどうなのか、国が定める課税仕入の定義を見ながら考えてみましょう。
労務

初めて外国人スタッフを雇うことに!源泉徴収はどう処理すれば良い?

 海外のスタッフを雇用することになると、一番最初に気になるのが源泉徴収です。外国人スタッフを雇う場合は、その社員が「居住者」か「非居住者」かで、源泉徴収の方法が全く異なります。更に非居住者の出身国と日本が租税条約の特例を結んでいる場合は、手続きも全く異なるものとなります。どう対応すれば良いのかまとめました。
経営

事業が花開いてお金が儲かり始めたら考えるべき2つのこと

 ある事業がついに花開き、会社に大きな利益をもたらしてくれるようになったら、考えるべきことが2つあります。1つ目は税金が増えることによる資金繰りをどうするか?、2つ目は事業の方向性をどうするか?という問題です。どのようにこれらの問題を解決していけば良いのでしょうか?
節税

経営者の土地に会社の建物建てたら大損!なぜそんなことが起こるの?

 経営者がもともと持っている土地に借地権を設定し、新規工場や新規オフィスの建設コストをなるべく削減する場合があります。ところが、金銭のやりとりが発生していないという理由で、借地権設定を税務署へ無申告でいると、認定課税がかかって、かえってコスト負担が大きくなってしまいます。これを防ぐために重要なのが「土地の無償返還に関する届出書」を提出することです。
税務調査

赤字会社でも税務調査に入られる?!調査官の狙いは「ニセ赤字会社」

 「うちはワザと赤字にして税金を支払わないようにしているんだ。」「赤字だから税務調査なんて入らないよ。」とおっしゃる経営者の方をたまにお見かけ致しますが、赤字会社でも税務調査は毎年2万社に行われています。一度税務調査が入ると黒字会社と同じ項目で、反面調査を含めた厳しいチェックが入るため、ニセ赤字会社を運営するのは愚の骨頂です。
税務調査

個人の税務調査で気をつけたい2つの点〜申告内容は法人成り後も引き継がれる?

 税務調査は確率こそ低いとは言え、数十万人単位で個人に対しても行われます。そこで本稿は、個人に対して行なわれる税務調査でツッコミを受けやすい2つの点をご紹介します。また、個人事業主が法人成りした場合、個人時代の確定申告内容が引き継がれるのか?という疑問にもお答えいたします。
マーケティング

長嶋茂雄が人を効果的に動かす際に使った表現をビジネスに生かせ!

「スッと」「キューッと」「パーンと」これらは、野球界の大スター・長嶋茂雄さんが、指導時に選手たちを教える際の一場面で使った、オノマトペという擬声語による表現です。このような感覚的表現が人を効果的に動かすのはなぜか?その理由をご説明しましょう。オノマトペはビジネスの現場でも大いに役立ちます。
節税

キャッシュが足りなくて納税できない!税金納付を遅らせる3つの方法

 住民税、消費税、法人税…企業はいつでもあらゆる税金の支払に追われており、納税は社会に求められる義務でもあります。しかし、激しいビジネス環境の中で、税金支払をどうしても一定のタイミングでスキップしなければならない時が生じるかもしれません。そこで本稿は、税金納付を遅らせる3つの方法をご紹介したいと思います。
福利厚生

商談前に立ち寄った喫茶店で頼んだケーキセットは会議費で落とせるか?

 商談前に喫茶店へ立ち寄って、資料の整理をすることはよくある話です。では、この時にコーヒーやケーキセットを頼んだ場合、仕事の準備をしているという建前で、これらの費用を会議費で落とすことは可能なのでしょうか?類似項目の交際費や福利厚生費についても比較しながら考えてみましょう。