教育界のさだまさし・藤原和博先生が唱える”時給100倍の差”
今日は教育会の「さだまさし」と言われている藤原和博先生がここ数年ずっと言っている、”時給100倍の差”っていうのをテーマにお話しします。
私も何度かお話ししていますが、最近ではまたホリエモンさんも藤原和博さんが言う「”時給100倍の差”ってやっぱりあるよね、どうすれば時給100倍の差がついちゃうんだろうね」みたいな話をされていたので、やってみようと思います。
日本人の「時給」の差はなんと100倍あるという感じで、低い方が時給800円、その100倍が8万円、もちろんこの外側もあるよねー、というお話です。
時給800円の外だと、「お金はいらないよ」っていうボランティアの仕事がありますね。
時給8万円を超えるのは、起業家やスタープレーヤーです。ミュージシャンなんかもそうですね。こういう人達は全然違う扱いだよねって感じですね。
時給800円~8万円プレーヤーの働き方分布図
では、普通に働いている800円から8万円の人を紐解いてみましょう。
アルバイト・フリーター:時給800円層
まずは低い方から。時給800円はハンバーガー店、コンビニバイト、フリーターという感じで、こういう方たくさんいらっしゃいます。
今は時給が高いんですけれど東京だと大体1,000円くらいです。
非常勤・派遣:時給2,000円層
今度は時給2,000円です。コンピューター系やプログラマーなど非常勤とか派遣です。
大体派遣とかで…これ専門職の場合は75%か70%くらいは本人が貰えます。
サラリーマン・公務員:時給3,000~5,000円層
そしてここがストライクゾーン、いわゆる大手企業のサラリーマンや公務員だと大体 時給が3,000〜5,000円くらいです。
うちは零細企業なので時給3,000円くらいです。ですが、大手企業や公務員だと年功序列で5,000円くらいまでいくよネと。
専門職・エキスパート:時給1万円~3万円層
それから今度は専門職です。
専門職、エキスパートで熟練の大工さんとか庭師さんとか含めて熟練工は時給1万円くらいいくよネっていう感じですね。
うちの奥さんも税理士とかいう専門職で、一応私も専門職に入ります。時給は1万円くらいいきます。
それから、専門職の中でもさらにエキスパートで弁護士さんとかお医者さんとか単価が非常に高い人達、そういう人達は時給で3万円いくよネっていう感じです。
世界レベルで通用するコンサルタント:時給8万円層
ここからさらに!ボーーンッと上がります。
今度は、世界レベルのコンサルタント、要するに世界企業…利益の上げ方が違うコンサルタントになると、時間単価で8万円くらいいくよネと。
一流コンサルタントって時間チャージがめちゃくちゃ高いんですよ。
あと、時給8万円を超えるのは、成功した起業家やスタープレーヤーです。
ここで時給が100倍つく。
「たった100倍」と思うか、それともコンビニとかハンバーガー店の100人分と考えるか。
人数で考えると凄いですよね、100人の群衆がグアァァァっと来るものをひとりで稼いでしまうというね。
そういうふうに考えると”100倍”というのは凄いのかなと思いますよね。
時給100倍の差を埋めるにはどうしたら良い?
さて、なぜ100倍の差が生まれてしまうのか。
これ藤原先生がよく問われます。子供にも問われますし、私も勉強会をやった時に大人にも問われます。
どうしてこの100倍の差が生まれてしまうのかと。
そうするとやっぱり大変さとか年齢があるよねと。
それから熟練度、職人さんは熟練度でやっぱり単価が高くなるんじゃないかと。
あとは頑張り、努力、技術。こう考えるのが普通だと思うんですよ。
ところが藤原先生は、「よ〜く見てみなさいよ」って感じで「何かが違うよね」って言います。
子供に対してお話しするときは「レアカード」という言い方をします。
ポケモン世代には”レアポケモン”、妖怪ウォッチだったら”レジェンド妖怪”っていう感じで、要するに”レア”なものだと説明していきます。
「レアなものになればなるほど時間単価が上がっていくんだよ」と。
だから、自分の時間単価を上げたかったら、レアポケモンとかレジェンド妖怪になればいいだけなんだよって話ですね。
そして、それをテレビでもおっしゃってまして、”どんな人でも「正しく」努力すれば 100万人に1人のレアな存在になれます”と。
20代から始めると、20代で石の上にも三年、いわゆる1万時間の法則をやれば1/100になれる。
30代も約1万時間やるとまた1/100になるから、1/100✕1/100=1/10000になる。
そして、40代もさらにまた別の事を始めてまた1万時間の法則でやれば、また1/100になるから、1/100✕1/100✕1/100=1/1000000のレアカードになれますよと。
20代〜30代〜40代の時間の使い方をおっしゃってるんですね。
スキル×影響力の武器があればレアカードになれる
私の場合で考えてみましょう。
私は20代の頃は簿記の先生をしておりましたので、講師業を1万時間は楽にやっております。
そして、30代で会社経営と税金と税務の実務をかなりやりましたので、この分野でもまぁ1万時間やったかなと。
40代はコンサルティングやったり、あるいはYouTubeをやったり、これにも1万時間くらい使っていまして、一応1/1000000くらいのレアカードになっているハズだ!と。
なってるハズなのかな〜〜とYouTubeのデータを見てみました。
今は私、時間の使い方が非常に効率的になっておりまして、昔は”教室に人を集めて”っていうことで、そのメインのクラスでも100人です、
100人に向けて2時間半くらい授業していたのですけれど、そのクラスを持たせてもらって満足していたんですよ。
ところがYouTubeのようなツールを使って、私もレアな存在になった…とすると、影響力が全然違うんですよ。
現在は月間100万回再生を達成して、多い時で言うと自分の1日を170日くらいレバレッジできるんです。
でも、平均すると大体100日です。だから私の1日は100日でみなさんに見てもらえてる。
そうすると、昔は100人のクラスをい〜っぱいにして2時間半ガーッと授業して、「やった!!」感じだったんですけど、今ではそれが1,600人!
1,600人ですから、地方のちょっとした市民会館を満杯にして、2時間半くらいバァーッと講演やってる!みたいな感じで、それが毎日!毎日続くんですよ。
やっぱり、この影響力っていうのはチョットしたレアな存在になれたのかなって。
未だに底辺ユーチューバー!底辺ユーチューバー!言われながらもですね(笑)、やっぱり影響力は全然違うなと思います。
「天は自ら助くる者を助く」でレアカードを目指せ
もともと、職業に貴賎なしっていうのは、まだ身分制度があった江戸時代に、「貴賎がない=身分の差がない」って石田梅岩先生という方が言ったんです。
その人が商人のリーダーとして、思想家として、「商人も社会職務の1つであり平等」と、要するに農業やっている人や、今で言う職人さんなんかと一緒であり平等だよねって。
士の下に農・工・商 ここは3民と言われたときに、商人だけ「ものを生産していない」ってことで扱いが酷かったんですよ。
その時に「貴賎なし」ってことで「商人も社会職務の1つであり平等」って言ったんです。
それは身分制度があったからです、今は身分制度がないので”貴賎”もへったくれもないわけですね。
そして、みなさんにおすすめしたいのは、『自助論』です。
これはイギリスの貧しい青年達が勉強によって本当に人生を変えて行って、そして社会に対する影響力を与えて行ったと。
”天は自ら助く者を助く”ってみなさんも1度は聞いた事があると思います。
これ聖書の言葉とほとんどみなさん思っているんですけれど、違いますよ(笑)。
こういう形で「時給100倍の差」っていうのは、実はレアカードになること。そのためにきちんと努力をすることっていう事です。
文句ばっかり言って、金持ちとかそれから時給が高い人を引きずり下ろそうと思っても、そんな人は絶対に上には上がれない。
上に上がるには”天は自ら助く者を助く”。
要するに、自分で何かしら努力をして、社会に対して貢献できないとのし上がっては行けないっていう話です。