こんにちは!タナカキミアキです。
今回は「勉強しない大人」についてお話しようと思います。
勉強しない正社員はどうすればいいか
大企業では露骨に45歳定年制ということで、勉強しない正社員は早期退職勧告してクビを切っています。
ところが中小企業はお金のために人のクビを切るということはまずありません。
大企業に比べて、人材の質が悪い中小零細企業
会社の価値というのは、大企業も中小企業も同じです。
結局は社員の質で勝ちが決まってしまいます。
しかし、どうしても中小零細企業は大企業に比べて、人材の質が悪いと言われます。
大企業に入れなかった人たちが中小企業にいることが多いので、全体で考えてみればそういうことがいえるかもしれません。
研修制度や目標設定のない中小企業
大企業の場合は、毎年外部講習や社内研修会があったり、どこの会社も年に1回は各社員たちが目標設定をしています。
中小企業の場合は、社長など上層部が目標を決めて、下の社員の人たちは目標設定の仕方もよくわからないまま年数だけが経っていきます。
努力して、行動して、失敗することを繰り返す
大企業も中小企業も同じのですが、中小企業の社長さんに認めてもらおうと思ったら、まず努力して行動することです。
行動すると何回かに1回は失敗します。
その失敗を反省して、見直して、一生懸命努力して、また行動して失敗するという繰り返しをするだけです。
中小企業では、こういうことをしていれば、クビにならないということをみんなが知っているはずです。
勉強は自分の仕事の価値を高めていくもの
自分の仕事の価値を高めていって、お客さまに対して、より良い商品やサービスを提供していく。
人によっては俺が世の中を変えてやるといった感じで、勉強は仕事のためです。
継続して勉強できる人は100人に1人
仕事のために月に1冊読書したり、仕事に関連するものを勉強してどんどんインプットしていこうと継続できるのは、100人いたら1人です。
従業員30人以上の会社は15万社くらいありますが、そういった会社の社長に「実際に仕事のために毎月1冊の本を読む従業員さんは何人いますか?」聞いてみてください。
社長は少し考えてから「0」と答えるでしょう。
経営陣で考えでも、実際5人に1人ぐらいしかいないのが現実です。
中小企業の研修教育費は1人あたり年間1万円程度
この100万円の予算はとても高く見えると思いますが、東京であれば、私立大学へ行っても年間100万円がかかります。
つまり従業員も自分の子どもだという風に考えたら、100万円ぐらいしかたないとなるでしょう。
この年間100万円が最高額です。
大企業でも100万円までかけていませんが、それでも研修費がかかっています。
ところが中小企業の研修学習費はせいぜい年に1万円ぐらいです。
そのぐらいしかバージョンアップできないような環境なのです。
個人は「自学自習」、企業は「半学半教」
「自学自習」ができる人は成績がいい
実際にすごく勉強する人は成績もよくなるはずです。
成績とは企業でいえば利益です。
それだけの付加価値を世の中で生み出しているから企業利益も大きくなってくるのです。
やはりいい会社というのは、基本的に従業員が「自学自習」ができるのです。
人生の中で生き残るために一番大切なスキルなのです。
「半学半教」ができる会社は業績がいい
>要するに全員が先生役をしたり、全員が学ぶ役をしたりして、全員で学んでいこうということです。
これは今、中小企業でもかなり増えています。
外部講師を雇うのではなく、会社の中で先生役を交えながら、研修していくことです。
なぜ中小企業でも「半学半教」をするのかというと、本当に世の中が厳しいからです。
福沢諭吉先生が150年前に言ったように、資本主義の社会で生きていくには勉強しないと貧乏になります。
今それが現実になっています。
勉強しない人たちはどんどん貧乏になってきます。
だから中小企業は「半学半教」で研修会も自分達でやるようになりました。
世の中どんどん変わっているので、勉強しない大人は本当に貧乏になっていくような社会が成立していきます。