『信長の野望』が遊んで学べる最強のビジネス教材?!本当にそうなんです。実はこのゲーム、ハーバード大学の大学院のMBA経営学修士の教材にもなっています。では、なぜ「信長の野望」が遊んで学べる最強のビジネス教材と言えるのでしょうか?自らも起業のきっかけは、『信長の野望』とおっしゃるキミアキ先生が3つの理由を教えてくれます。
キミアキ流子供の教育は「遊ばせながら学ぶ」
今日はビジネス教材の話です。それはこちら!
あれ?これってゲームなんじゃないの?って。その通りです(笑)。
私もビジネス教材として非常に認めている、コーエーさんの『信長の野望』シリーズです。
このゲームについては、私自身も息子が小学3年生の時に教材として息子に買い与えています。
本当に喜びましてね〜、これをきっかけに戦国時代に興味を持ちました。
自分達がどうやって領土を広げて行くかとか、そういうことをゲームを通して教育しましたね(笑)。
これの前には、3DSのソフトでポケモンタイピングっていうゲームを小学校1年生の時に買い与えて、キーボードのタッチタイピングを遊びながら習得できるようにしておきました(笑)。
ですから、うちの息子らは遊びの中から色々学んで、パソコンも普通に操作できるようになっています。
起業のきっかけは『信長の野望』?!マジです。
それで、私が会社を起こすきっかけとなった話をしますとね、これもまたゲームなんですよ!それも、『信長の野望』(笑)。
昔のシリーズになるんですが、『信長の野望 全国版』というもので、このソフトに出会ったのが21歳の時です。
このソフトは先輩が貸してくれたんですが、彼は今も社長をやっています。
もう20年くらい会社をやっているんですけれど、その先輩が「このソフト面白いからやってみろ」って貸してくれたんですね。
このゲームで遊んだことが私の起業のきっかけとなりました。
私も『信長の野望』をやるまでは、戦国時代のことをよく知らなかったんですよ。
だから我々の時代っていうのは、コーエーさんのゲームで興味を持った戦国オタク社長とかね、結構いるんですね。
信長の人生の中では、皆さんもご存知だと思いますけれども、「桶狭間の戦い」っていう一大イベントがありましたよね。
『信長の野望』のシナリオにも必ず出てきます。桶狭間の戦いから始める〜、みたいな感じでね。
東海地方で猛威を奮っていた今川軍が京都へ行くために、間にいるショボイ連中をぶっ潰しながら「京都へ行くぞー!」っていう感じで3万の兵を動かすわけですね。
織田家はちょうど通り道にあって、しかも兵力は3千しかないわけですよ。
3万対3千なんでね、どうやったって普通は負けるわけじゃないですか。
そこで、織田信長が桶狭間で局地的に奇襲攻撃を仕掛けるわけですが、見事に大将の今川義元を討ち取ります。
戦場で大名首が取られるってほとんどないわけですよ。3万の兵を率いていた大名が局地戦で奇襲をかけられて首取られてってね〜…
この戦いこそ、織田信長が戦国大名として更に名を上げて行くきっかけとなりました。
それでね〜、説にもよるんですが織田信長はこの時、26歳か27歳なんですね。
ですから自分も絶対にその歳に会社を持つんだって。一国一城の主になる!って決めました(笑)。
実際 27歳の時に会社を起こしました。だから、やっぱり『信長の野望』が私の起業のきっかけです(笑)。
それで嬉しいことに、『信長の野望』を東大の名誉教授の近藤次郎先生が「これはビジネスの教材として使えるぞ」と言ってアメリカへ持っていったんですよ。
そうしたらアメリカへもこのゲームが広まっちゃって、ハーバード大学の大学院のMBA経営学修士の教材にまでなったんです。
となると!
「おいおい、じゃあうちらがあくまで経営の勉強として『信長の野望』を買ったら、これ経費か?」って。
私ね、多分ね…経費で落ちると思いますよ。
だってね、ハーバードのMBAのね、教材になっているくらいですからね(笑)。
『信長の野望』が遊んで学べる最強のビジネス教材と言える3つの理由
じゃあ、なぜ信長の野望が経営の勉強をする上で、最強な教材なのかということなんですが、こんな感じかな〜と思ってます。
理由1:初っ端から一国一城の主スタート
『信長の野望』は一国一城の主になって、まずスタートなんですね。
どこの家を選択するかは別としてね。ということは、我々もまずは会社を起こして、一国一城の主になる!って。
もう単純ですよね〜、私も会社始める時はそういう考えしか無かったんですよ(笑)!
そして分かったのは、『信長の野望』は領土というのを増やしていくわけですけれども、実際に会社を起こすと、その領土というのは無いわけですよ。
領土の代わりになるものは何かというと、お客様ですね。
顧客をどれだけ増やしていくかっていうのが、会社を起こして初めて分かりました。
あぁそうか、『信長の野望』でいう「領土」は「お客様」のことだから、お客様を増やしていけば良いんだな。これが領土拡大なんだなってね。
理由2:小国モードで味わう零細企業の悲哀と喜び
それから、『信長の野望』もゲームが進むにつれ、小さな家が増えてきたりすると、大国のそばにある弱小国の、…その〜いわゆるマゾプレイができるわけですよ(笑)。
なぜかというと、要するに大国のそばの弱小ですから、”食われるか” ”食われないで済むか”という、このマゾプレイを楽しんでいる人達がいるわけですよ。
ちょっと待てよ…と。
これって起業開業した瞬間とほぼ変わらなくないか?!ってことなんですよ。
自分がシマウマとして大国のライオンどもの中にポーンっと出て行くわけです。
シマウマはライオンを食べることはないので、”食われるか” ”食われないで済むか”しかないんです。
これまさに起業するって、これじゃんって。
だから『信長の野望』のマゾプレイが好きな人はねぇ、もうぜひとも起業開業するべきです!!!
全く同じ楽しさがそこには待っているんですから。
理由3:優秀な人材が手に入ると勝ちやすいのは会社も一緒
零細企業が中小企業にまでなれない、っていうところで、必ず経営の3段階の悩みとして「売上げない」「信頼ない」「人材ない」っていうのがあります。
これ『信長の野望』もまさに同じで、このゲームで結局何をやっていくかっていうと、「領土をとっていく」っていうよりは、むしろ「優秀な武将をとっていく」っていう形に近いんですね。
ですからうちの息子達も、とにかく優秀な武将がいる領土をガンガンぶっ潰して行くわけです(笑)。
なぜかって、それは優秀な人材が欲しいから。これはまさに今の会社経営と同じような感じです。
『信長の野望』から会社経営に入った人っていうのは、本当に優秀な人材をどうやってとっていくかってそれしか考えてないですよ。大体ね(笑)。
だから『信長の野望』どっぷり世代で、社長になっている人達は、こんな感じなんだって思えば良いですね。
攻めも守りも大事だけど、やっぱり一番大事なのは人
『信長の野望』では政治力とか知力、あとは外交を上手くやっていたりとか、色々と守りの分野も学べます。
それから、敵を攻めたり守ったりするときには、武力・統率力の高い武将が必要とかね、やっぱり大将が強いほうが勝ちやすいんですね。
大体この攻めと守り2つのことで、いっぺんに両輪で回っていくわけなんですけれども、会社経営も同じようなものです。
でも『信長の野望』で勝つためにいちばん大事なのは、優秀な人材をバンバン取るために攻めこんで行くこと。
優秀な人材がとりあえず集まってしまえば、もう正直言うとね…人材さえ集まってしまえば、あとはゲームも会社もやることないんですよっ(笑)。
優秀な人材を獲得して、その人材が領土をどんどん勝手に広げていくっていうことを応用すればね、もしかしたら皆さんも、零細企業から中小企業になる、もしくは上場まで行っちゃうとかね、そういう形でいけるんじゃないかと思う教材でございます。