どんな人でも色んな経験をしていて、大なり小なり辛かった過去、嫌な思い出があります。しかし、自分にとって嫌な過去の記憶と現実には往々にして乖離があるものです。起業するなど一念発起して成功するには、過去の記憶を編集して思い出すべてを楽しいことに変え、まずは自分を肯定し、自分を大好きになる必要があります。
嫌な過去を引きずって生きるのはもったいない
今日は、「記憶を編集して思い出すべてを楽しいことに変えろ!」というテーマでお届けしたいと思います。
どんな人でも色んな経験をしていて、大なり小なり辛かった過去、嫌な思い出ってありますよね。
たとえば、
- 受験に失敗して、あげく就職活動でも落ちまくった。
- 熱愛結婚だったのにあっさり浮気されて離婚した。
- 親がアル中で酔っ払うたびにDVされていた
- 倒産してお金を全て失った
とか、人によって事情は異なるんですけれど、これをずっと引きずって生きている方もいらっしゃいます。
ただ、いつまでも辛かった過去を引きずって生きる方に敢えて言いたいのは、本当にもったいないと思うんです。
特に起業を目指している人、起業した人で、過去をずっと引きずっている人は、本当にもったいないと思います。
過去の記憶と現実には往々にして乖離がある
というのも、過去の記憶と現実の乖離ってよくある話ですよね。
たとえば、同窓会に行って旧友と話をした時にふとしたことから、「俺、◯◯さんのこと好きだったんだけれど、あの時あの子見向きもしてくれなかったんだよね。」と打ち明けたとします。
そうすると旧友は、「いやいや、◯◯さんもお前のこと好きだったんだぜ!」と言ってくるんです。
あと、こんなこともあるかもしれません。
難関資格の試験を6回受け、6度目も落ちました。もう、大学を出て4年経っていると。
落ちた当人は、「あぁ、俺はなんて出来ない人間なんだ。親にも迷惑かけて。俺には生きている意味なんてない。」と打ちひしがれています。
ところが、何らかの形で自分があと1点で合格するポジションにいたと知ったら?
もちろん1点差で落ちたのは事実ですが、あともう少しだったという現実がわかっていたら、もう一度受験する選択肢を選ぶ人も増えますよね。
起業するんだったら記憶を編集して思い出すべてを楽しいことに変える
こんなふうに、過去って自分が思っているものと現実が違っていたり、冷静に考えてみると自分が思うほど悪くなかった、ってことが往々にしてあります。
私達は前を向いて生きるために、「過去を編集して思い出すべてを楽しいことに変える」、つまり、良かったことにフォーカスする必要があるんです。
というのも、最低最悪の過去、辛すぎたあの日というものは、見方を変えると、今の自分になるために成長させる材料となっていることがほとんどなんです。
それでも、どうしても嫌だった、二度と同じことを繰り返したくないような過去があるなら、今スグ記憶から消去しましょう。100%消去しましょう。
過去の嫌なことは絶対にどうやったって変えられないし、それが貴方の心からパワーを奪うくらいなら捨てましょう。
前を向きたい人にとって必要なのは良かった思い出だけです。楽しかった日の写真と思い出だけでいいんです。そういう楽しかった日だけの「良かったアルバム」とか作って、それだけ見てほしいんです。
特に、起業を目指している方の中には、過去の劣等感だとか嫌な思い出をバネにして、一念発起しようとされる方って多いんですけれど、どうしても過去を引きずって、途中で「やっぱり俺はダメなんだ」って挫折しちゃう方もいます。
でも起業家ってエゴイストでなきゃならない。自分を好きになる、自分を肯定できる人じゃないと、周りのやっかみや厳しい現実にすぐ折られてしまいます。
だから、昔の辛いことをバネに起業する人にあったら、「まずは記憶を編集して思い出すべてを楽しいことに変える作業をしてほしい」ってお願いしています。