どうせ仕事をするならば、自分の違いを生かして仕事がしたいものです。そのためには、自分が得意分野へ集中できるよう、他者と協業する必要があります。他者と協業するためには、相手への気遣いが必要になりますが、その入口は率先して自己開示を行うことです。キミアキ先生が解説いたします。
自分の得意分野を生かした仕事を実現するには他者との協業が不可欠
今日は、「違いを生かすことで自分を生かそう」というお話をしたいと思います。
人それぞれ得意なことって違いますよね。
私の場合だとしゃべりが得意だったりするので、しゃべりを生かして仕事ができる環境を作っています。
こうやって、自分が得意なことで仕事ができるようになるためには、自分が出来ないことは人にやってもらって、違いを良い方に生かすことが凄く大事です。
私が出来ないことでも、それが得意な人だっているわけですから、その人に頼めば良い。
というのも、私自身が色々な職に就いてみて、仕事が自分に合うか合わないかで如実に評価が低かったり、高かったりしたことがあります。
その経験から、仕事をする時は次のように考えるようになりました。
この仕事は自分に合っているのか、合っていないのか。
このお客様は自分に合っているのか、合っていないのか。
合う合う同志だったら、仕事も意外と楽で評価も上がるし、私の場合、今はもう事業者ですから金も儲かります(笑)
自分に合わぬ仕事をするほど辛いことは無い
合う合う同士で仕事をやるようになったきっかけは、今まで自分に合わない仕事とかも結構やって来たことだったりします。
合わない仕事をやる辛さ、それから自分の評価の低さ。こういうのを経験してきたわけです。
安月給時代なんかは、「なんでこんなに評価が低いんだ…」って、やっぱり悔しくて悔しくて仕方がなかったのを覚えています。
それって結局のところは、合わない仕事をしていたに過ぎないんですよね。
自分に合う仕事に就いたら、給料3倍でしたからね(笑)
得意なことを仕事にすると、こんな違うんだ!って思いましたよ。
大企業に勤める人の8割は自分に合わぬ仕事をしている
ちなみに、大企業に勤める10万人からサンプリングを取った統計によると「8割の人が合わない仕事をしてる」という結果が出ています。
大企業にお勤めの方の8割の人が、実は自分の強みを生かせていない、合わない仕事をしている、という自覚があるんです。
でも、大企業だとお給料は良いわけですから、私みたいに底辺を這ってね、地を這うマシンみたいな、あんなことでは無いだけ、まだ幸せだと思いますけどね。
そして私は、この”合う” ”合わない”を考える時に、裏に隠れているものを考えてしまうんですね。
というのは、組織で働く時に必要な能力は何と言っても「対人スキル」でございます。
みんなで働くわけですから、対人スキルが高くないと、なかなか上手くいかないですからね。
まぁ、世渡り上手なことが出来ないので、対人スキルが低いと、どうしても不利になってしまうっていうのが、組織の中です。
自分と合う仕事を引き寄せるには率先した自己開示が必要
かくいう私も、世の中に出て社会人になって、成功するために1番大事なのは、気遣いと心遣いだっていうことを常々思っているわけなんです。
では、最高の気遣い、最高の心遣いの入り口ってなんなんだろうか?って考えると、やっぱり人間はそれぞれ違うことがヒントになります。
強みも弱みも良い所も悪い所もみんな違うわけですから、やはりその入り口は相手を認めることでしょう。
いわゆる肯定の理論ですね。
若い頃というのは、特に人の悪い所っていうのが先に目についてですね、私も人の悪い所ばっかり目についた人間なんですよ。
なかなか自分でも人を肯定していくことがすぐには出来なかったんですけれども、どうにか歳を重ねて行く毎に、相手を認めて肯定できる人間になりつつあるわけで、これは意外と訓練すれば、出来るようになります。
その時にこちらが先手で何をやるかっていうと、「私はこういう人間です」と、率先して自己開示することだと思うんです。
自己開示をした上で相手を認めると、合う合う同士だった場合、非常に仕事がしやすくなるわけです。
確かに、先に自己開示すれば、相手が自分のことを認めてくれるかはわからない。
そうだとしても、先に手を打てるのは自己開示だと思っています。
自分で商売をやる人は自己開示のスキルが必至
私も昔は、自己開示が苦手でした。
職場なんかで働いていると、自分のことを一切表に出さない人も必ずいるじゃないですか。
それはそれで良いと思うんですけど、自分がこれから商売を始めて行こう、起業開業して行こう!っていう方だったら、自己開示はやっぱり率先してやるべきことだと思います。
自己開示はみんな苦手だから、むしろやったほうが良い。
自分の強み弱み、それから他人の強み弱み、他人の強い所で自分の味方になってもらうとか、色々あるんですけれども、先に自分の情報を出しておく。
youtubeの動画を私もずっと発信していますけど、これは私の自己開示のひとつです。
動画というのはごまかしが効かないという辛い部分もあるんですけれども、むしろみなさんも自己開示の手段として動画を使って、自分の強みをより生かせるようなアピールポイントにしてみてはいかがでしょうか。