起業開業したところで、今の日本には「売れない悩み」がワンサカ充満しております。私生活においても婚活が流行るくらいで、まさに「一億総売れない社会」が到来していると言って過言ではありません。ところが凡人でも売れている人が中にはいます。売れるスーパー凡人営業マンとなる方法とは?キミアキ先生が解説してくださいます。
今の日本には「売れない」悩みが充満している
今日は「営業で稼ぐ」という話をしてみたいと思います。
営業経験は起業にも役立つ
実際に、起業自体が営業によって稼ぐようなもので、フルコミッションで稼ぐ営業とそっくりな部分が、初期の経営者の動きには多いものでございます。
ですから、「起業する時は何をして起業したら良いですか?」と質問を受けたら、「起業前に、一度はフルコミッションで働いてみたら?」とアドバイスされた方もいるのでは?
というのも、起業開業したところで、今の日本には「売れない悩み」がワンサカ充満しております。
どこの会社も売れてないし、あと「人としても売れない」なんて悩みも多かったりしますよね。
だから、婚活とかも流行っていますし、会社でも自分達の作ったサービスが全然売れないと!とにかくどうしようもない状態なんです。
普通の凡人だろうと売れている人は沢山いる
特に営業マンや会社を作ったばかりの経営者にとって、売れないことは「この世の地獄」みたいに感じるものです。
この惨めさは、10代の若き頃に味わった「告白の失敗によるショック」に近いようなものでして、断られて断られて断られて…
大恥どころじゃないし、悲しいし、涙出てくるし、本当にどうしようもなく営業って辛いところがあります。
いや、婚活とか就活でも、決して凡人が売れていないワケじゃないよな〜、ってことに気がついたりするのです。
じゃあ、何が原因で「俺は売れないのか?」と考えてみると、行き当たる事実があります。
売れない理由は大抵先輩の間違えた助言に起因
例えばですね。
営業は断られてからが勝負だぁ〜っ!
って先輩は言うんですけれど。
いや、タナカくん、貴方のこと好きじゃないの。私は松本くんが好きなの(笑)
って初恋の相手は言うわけですよ。
断られてからが勝負だなんて教えられてるんですが、彼女が松本くんにぞっこんなところに、タナカが好きですって言ったところで、ただの嫌がらせにしかなりませんよ。
営業マンだって同じ原理ですよ。
それからですね。
1000に3つだぁ!営業は1000件訪問すれば3件は買ってくれるんだぁ!
って先輩が言うじゃないですか。
そりゃ1000件回れば、ナンパだってなんだって、3件くらいは買ってくれるでしょうよ。
でも、1000件普通に回ろうとしたら、1年掛かかりますわ。なんじゃそりゃ~。という話ですよ。
挙句の果てに、
「営業は押しだぁ〜!」「営業はセールストークだぁ!」「駄目なら頭を下げて売ってこいっ!」
バカか、こいつらと。そういうことを日本中でやっているんですよ。
お客様が商品を買ってくれない3つの理由とは
お客様が商品を買ってくれない理由は、貴方が凡人だからでも、先輩のセールストークを習得できないからでもありません。
商品が売れないのには3つの理由があります。
理由1:その人に必要ない商品を紹介するから売れない
とどのつまり、必要ないものを人は買わないでしょ!という話なんですよ。
それをですね、
「押しだぁ〜!」「セールストークだぁ!」「頭を下げるんだぁ!」
って、やらされるんですよね。その人に必要ない商品を紹介したところで、押し売りにしかなりません。
理由2:比較検討するお客様のところに行くから売れない
もう一つありまして、比較検討する人も買わないですよね。
私なんか「比較検討します」って言われた瞬間、「あっ、この度はご縁がなかったようで。」って、サーッと帰っちゃいます。
「いや、比較検討される舞台に乗ることが大事でしょ。」って不思議に思われる方もいるかもしれません。
でも、比較検討される商談って結局最後は、
「押しだぁ〜!」「セールストークだぁ!」「頭を下げるんだぁ!」
って、やらされるんですよね(笑)
比較検討する方に買っていただいても、長期的に見たら損することが多いですから。買ってもらわないほうが良い場合がほとんどなんです。
理由3:自分を推すことが付加価値だと思ってるから売れない
それから、お客様は付加価値のないものは買いません。
付加価値ってなんだろう?というところだと、大抵は「人」だったりするのですが、自分が凡人だったら、自分の個性を「推して」も売れないことの方が多いんです。
それこそ…(笑)
「押しだぁ〜!」「セールストークだぁ!」「頭を下げるんだぁ!」
こんな世界で自分を推さなければならないんですよね。
凡人でも売れたいならジャパネットたかたの高田社長の真似をしてみよう
「売り込まないこと」が付加価値となったりします。
「いらない!」って言われたら「そうですよね〜!確かに要りませんよね!」って素直に引き下がれば良いだけです。
本当に必要な人は、「ちょっと待って!」って引き止めてくれますから。
ジャパネットたかたの高田社長の売り方
それから、付加価値でわかりやすいのが、ジャパネットたかたの高田社長の売り方ですね。
あの人は付加価値を付ける天才で、「商品」じゃなくて「商品の利用シーン」を販売しているんです。
きちんと説明すると商品に付加価値が生まれる
ある商品があった時に、どういうふうに使えば、どういうふうに楽しめるかを、きちんと説明することで、商品に付加価値が生まれることを彼は知っています。
私も彼の説明する「商品の利用シーン」にハマっちゃって、7万5千円くらいの商品買った記憶があります。
なんで高田社長がそういうことが出来るかというと、「相手はどうやったら喜ぶのかな?」って常に考えているからなんですね。
時間をかけてじっくり売る
押し売りじゃない形で、営業を成功させるには大抵時間がかかるものでして、それなのに急ぎすぎな人が多い。
営業というのはもっと時間をかけて、じっくり売っていくということをやれば、大抵の凡人が売れるようになります。
こういうことを考えていけば良いのかなと考えています。