給料が低くても社員のモチベーションが高い会社の特徴

経営

こんにちは!
組織活性化プロデューサーの南本です。

今回は「OPENNESS職場の空気が結果を決める」という北野唯我さんという方が書かれた書籍について、ダイヤモンドオンラインがネットに記事を書いていて、私も賛同したので、中小企業の社長さんに掘り下げて紹介したいと思います。

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北野唯我さん「OPENNESS職場の空気が結果を決める」より

待遇面の満足度と社員の士気の調査結果

約2400社の調査データから、待遇面の満足度と社員の士気には相関関係はあるにはありますが、それほどでもないということです。

待遇というと、給料や休みなどですが、給料や休みをたくさん与えると社員の士気が上がるかということを調査したところ、待遇はとても低いのに、士気がとても高い会社が27社ありますし、待遇が普通なのに士気がすごく高い会社が73社もあるということです。

給料も高くなくて、労働環境もそれほど良くないのにどうして士気が高いのかを分析しています。

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待遇はよくないのに士気が高い会社なのはなぜか

①風通しの良さ

社員が辞めたり、モチベーションが下がっていくのは、社風やコミュニケーションなどの人間関係なのです。
組織に1人でも2人でも変な人がいるとダメです。

②社員の相互尊重

競争はするけど、切磋琢磨して、経営者と社員、社員と社員がお互いに尊重し、縦と横の関係がスムーズな会社は、風通しの良さにもつながっていきます。

③20代の成長環境

20代の成長がこの書籍の特筆すべきポイントかもしれません。

入社したての20代の人は、上に管理職など年配の方が大勢いるので、自分の意見が通らずにモチベーションや士気が下がっていくという構図のようです。

この問題について、会社としてどういうルールや社風などを作っていくかというのが重要だと思います。

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どうすれば士気が高い会社になるか

①風通しの良さ

この書籍に書いてあることですが、風通しの良さは、情報のシェアや成功事例を多部署に展開するなどの行為を賞賛するということです。

情報を隠さずに、成功事例を皆さん真似してくださいと紹介して、それを賞賛することを経営者はしていかないといけません。

それから成功事例などの良い話だけではなく、過去の失敗談など悪い話も経営者が率先して話して、悪い話がどんどん吸い上がってくるような環境をつくっていくことが大事だと思います。

②社員の相互尊重

メンバーの仕事の能力や成果だけを確認するのではなく、「本人の意思や希望」も確認する機会を持つということです。

経営者が一方的に叱ってはダメで、尊重しないといけないということです。

それから課長とか平社員という立場やポジションに関係なく、誰もが自分の意見主張する機会を定期的に話し合える場を作っていかないといけないのですが、中小企業の社長は案外できません。

「めんどくさい」「時間が取れない」「俺の言うことを聞け」と言って、社員の意見を聞かない経営者が多いのですが、いい会社にしたければこういう機会を作っていきましょう。

③20代の成長環境

年齢、役職に関係なく、成果や意思に応じて、業務を配分アサインさせましょう。

やる気があって、知恵があって、行動力がある若手がいたら、業務をどんどん渡してやらせてください。
そして、ここまでできたら、こういうポジションにつけるというキャリア開発の面談を定期的に行って、中長期的なキャリア戦略を設定してあげることです。

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会社全員の底力を上げていくために

人間は考えて行動して、褒められ称賛されて、認めてもらうことで成長していくわけです。

考えることが苦痛の人も稀にいますが、例えば飲食業の店員が箸を3センチずらしただけで、経営者から褒められたとしたら、もっと所作の方法を勉強しようと思います。
それが会社全員の底力を上げていく一つのきっかけになります。

①オープンマインドの形成(何事も隠さない)

財務諸表から経営者の役員報酬も含めて隠さないことです。

経営者は隠しがちなので、社員からは私たちが働いて儲けているのに、社長は何もしていないと思われがちです。

社長は意思決定の連続で、土日も仕事のことを考えている重要な立場ですが、何事も隠さないで、会社の良いことも悪いことも、資金繰りの状況も全部オープンにしていくことが社員に信頼されるステップだと思います。

②誰でも経営に関する意見や具申、提案が行える環境

新入社員でも誰でも経営に関する意見や具申、提案が行える環境を週1回でも、月1回でもいいので設けてください。

自由に意見を発表したり、それを経営に活かして、いい案には社長賞など表彰してあげればなお喜びます。

③キャリアパスとキャリア開発の開示

キャリアパスを提示していないと中小企業で働いている社員が最も不安になることです。

この会社に入って今は楽しくて充実しているけど、5年後、10年後この会社にずっといていいのかなといった不安を払拭してあげることです。

5年後にこういう道を究めて専門家になってほしいとか、部下をどれぐらい持ってマネジメントするポジションになってほしいといったキャリアデザインが必要です。

④社長の明確なビジョン

会社がどの方向に進んでいくのか、どのような頂上を目指しているのかという社長の明確なビジョンです。

富士山を登るときに、どのルートで登って、いつ頃8合目まで行くかといった設計図や未来予想図を社員に示せば、社員もウチの会社はこういう事業をやって社会にこういう貢献をしながら成長していく会社なのだということが分かります。

まず大きなビジョンを作って、誰でも意見が言えるようなオープンマインドの環境を作って、やる気のある人はどんどん上り詰めるようなキャリア開発をして、どんどん成長できるような環境をつくってください。

報酬だけでなく士気が上がる会社があるということです。

報酬を上げてもこういう環境がないと、社員は辞めていくのです。

まずこういう環境を作っていくことが第一だと私は思います。

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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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