個人洋菓子店が倒産ラッシュ!生き残る対策はあるのか!?

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個人洋菓子店が倒産ラッシュの原因

こんにちは島倉です。

ヤフーニュースに個人洋菓子店が次々と潰れているという記事が出ていました。

帝国データバンクさんが調べた結果ですが、個人洋菓子店が全国で次々とつぶれています。

例えば兵庫で「至高のモンブラン」で有名なモンブランさんとか、北海道で「レモンケーキ」で有名なニシムラファミリーさんなどの洋菓子店までもがつぶれています。

個人洋菓子店がなぜこんなに廃業しているのでしょうか。まずは原因は何かを考えていきたいと思います。

帝国データパンクさんは3つの理由をあげています。

  1. ケーキのニーズの低下
  2. コンビニエンスストアの台頭
  3. 原価の高騰

①ケーキに対するニーズの低下

帝国データバンクはケーキのニーズの低下を指摘しています。
私が調べたところケーキだけでなくプリンも低下しています。

どのくらい低下しているのかというと、2008年頃と比較すると10年間でマイナス10%低下しているという結果が出ていました。

②コンビニエンスストアの台頭

2番目がコンビニエンスストアの台頭です。

今はコンビニスイーツがたくさんありますし、しかも美味しそうなものが多いので、コンビニに寄って、結構ついで買いします。

今コンビニエンスストアのスイーツが非常に伸びているので、人気洋菓子店でスイーツを買わないわけです。

③原価の高騰

もう1つが原因があります。

それは原価の高騰です。
もう材料費が高くてどうにもならないという話です。

この3つが個人洋菓子店を非常に苦しめているのではないかと帝国データバンクさんは分析しています。

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果たしてこの3つが原因なのか

ところで、本当にこの3つが原因なのでしょうか。

原価高騰は他社も他業界も同じ

確かに原価は高騰しています。
しかし、これはどこでも条件は一緒で、別の業界でも一緒ですし、大手であっても原価は高くなっていますから、私はこれはあまり関係ないと思います。

ケーキやプリンの売り上げの低下と言ってもマイナス10%です。
この程度は少子化でどの業界でもありますから、これも本質的な理由ではありません。

コンビニエンスストアの台頭が個人洋菓子店のシェアを奪っている

唯一、私が本質的な理由だと思ったのは、コンビニエンスストアです。
帝国データバンクだけではなく、富士経済さんが分析したデータも見てみました。

ケーキなどのスイーツ系には4つの販路があります。

  • 量販店
  • コージコーナーのようなチェーン店
  • 個人洋菓子店
  • コンビニ

富士経済のデータを見てみると、

量販店とチェーン店は横ばい。コンビエンスストアは上昇。

という状況なのです。

個人店が下がっていてコンビエンスストアが上がっているのです。
つまりコンビエンスストアが個人洋菓子店のシェアを奪っていることはデータを見るとはっきり分かります。

コンビエンスストアの台頭でコンビニスイーツをついで買いするので、 個人洋菓子店では買わないというのが大きな理由にあります。

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個人洋菓子店倒産の一番の理由

私はもっと大きな理由があるのではないかなと思っています。

商品開発と安売り

それは何かというとみんなコンビニに勝てないということで、商品開発をしています。
売れないお店ほど商品開発に走ります。

もう1つはチラシで新しい商品が発売されましたとか、うちはシュークリームが1個30円ですという安売りをしているわけです。
まず新商品を出してもそんなに売れません。

コンビニも新商品を次々出していますが、コンビニの方が他に弁当や雑誌や、ドリンクも買いに行く時に、コンビニスイーツを見るわけですから、目に止まって、買う人が多いわけです。

シュークリームを30円にしたら、確かにお客さんは来ます。
でもその時だけ来て、正規の120円とか200円の時に買うかというと、買わないのです。

安売りし始めたら終わりです。

このように明らかに間違ったセールスをしている個人店が非常に多いので、本質はこのセールスの仕方にあります。

マーケティングしていない個人洋菓子店

個人用菓子店がなぜ失敗しているのかというと、純粋にマーケティングをしていない、ただそれだけです。

誰にどの媒体を使って、どんなメッセージを発信するか、これを考えるのがマーケティングです。

どの媒体で、どのメッセージという時に商品は入っていません。

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マーケティングを学ぶ=戦い方を学ぶ

1億を14億にした個人洋菓子店

実際に私は個人洋菓子店もコンサルしていますが、1億を14億にしているお店があります。

そのお店は普通のケーキを売っていますが、それでも売れています。
ですから、ケーキやプリンなどのスイーツが売れていないというのは全然理由になっていなくて、原価の高騰もコンビニの台頭も関係ないということです。

そのお店がやっているマーケティングは、ターゲット誰に狙いをつけるのか、そしてどのようなメッセージを発信するのかをすごく工夫しているわけです。

コンビニとは違う土俵で戦う

コンビニに取って代わられているということは、結局コンビニに負けているということです。
大手のコンビニに勝てるわけないじゃないかと言いますが、それは大きな間違いです。

大手と戦って負けると言うのは勝手な思い込みであって、そもそも違う土俵で戦えばいいだけです。

個人洋菓子店様は考えていないから、経営が苦しくなってきているということです。

チラシやホームページをつくれば売れるわけではない

街の起業セミナーなどで、チラシをどう作るかとか、ホームページで集客するとか言いますが、マーケティングというのは、ホームページを作ればいいとかチラシを打てばいいとか、チラシの文言を変えれば売れるとか、そういう程度の話ではありません。

個人洋菓子店は本当に厳しいので、どう対抗するのか、違う土俵で戦うためには、戦い方を学ばなければいけません。

マーケティングを学ぶ

このような話をしているところはなかなかないので、もう少しマーケティングを勉強した方がいいと思います。

そうしないとコンビニに確実に押されて、つぶれてしまうという結果になります。

これは別に洋菓子店に限らず、帝国データバンクの分析が完全な間違いだと言っているわけでもなく、本当はマーケティングが大事だとお伝えしたかったわけです。

ぜひ本当にマーケティングが大丈夫なのかということをチェックしていただきたいと思います。

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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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