こんにちは、島倉です。
今回は、逆イールド現象発生により、いよいよ世界同時大不況の始まりなのかということをお話ししたいと思います。
米国債の2年債と10年債が逆イールド現象
2019年8月14日についに本格的な逆イールド現象が発生しました。
逆イールド現象とは
短期金利と長期金利の利率が逆転することを逆イールド現象といいます。
米国債にも2年債と10年債がありますが、短期金利と長期金利が入れ替わるということがついに起きました。
実は、2019年の3月には3か月債と10年債が逆転をして、逆イールド現象を起こしていましたが、3か月債であれば、まだいいかなという話だったんですが、ついに2年債と10年債が逆転してしまい、逆イールドの現象が起きたということで大きなニュースになっています。
景気後退の可能性
ニュースの影響を受けて、ダウ平均が800ドル安という今年最大の下げを示しました。
ダウ平均は一時下がって、また上がっていくでしょうが、この逆イールドの現象が起きると非常に大きな景気後退、大不況になる可能性が高いということが問題です。
例えば、2000年はITバブルの崩壊が起きました。
2008年はリーマンショックが起きました。
これによって、世界同時多発的に二極化が起きたということです。
そして、2019年に逆イールドの現象が起きているわけで、2019年または2020年は非常に危うい状況になっています。これはまた不況の始まりだと思います。
これからいろいろな対策を取られていくわけですが、失敗してしまうと非常に世界的に大きな景気後退が起きてしまうということです。
経営者として景気後退にどう対処するべきか
こういった状況がもう目の前にあるわけですから、我々はこれから起きることを不安がっていてもしかたなく、事前対策をとっていく必要があるわけです。
新規客に頼らず、リピーターを増やす
リーマンショックの時は多くの飲食店が日本でも潰れました。
もう1つはリピート対策をしっかりしていたところが生き残ったわけです。
新規に頼っていた飲食店はリーマンショックで全部やられました。
例えば、お客さまが来たら、きちんとはがきを出す、それからお客さまとしっかり顔をつないでおく。そういったことをやっているところはお客さまが安定してリピートしてくれました。
新規に頼っているところが消えていったということです。
景気に左右されない複数のビジネスをする
他のビジネスできちんと収益を上げられる体制を築くのか、それとも本命のビジネスのリピート対策をしっかり取っておいて、どのような不況時でも一定のお客さまが来てくれる状況を作っておくといった対策が必要になってきます。
投資するにはチャンス
それから暴落していくということは投資をするチャンスです。
みんな崩落すると怖い怖いと言いますが、暴落するときこそ買うべきです。
安い時に買って高いときに売る。これが投資の鉄則です。
それなのにこの逆をやっているので、負けているのです。
下がっている時にこそ買うべきであって、ここで買わない人は投資のセンスがないのかなという感じです。
投資をやっていくことも大きく稼げるチャンスです。
いずれにしても2年債と10年債が逆転してしまった逆イールド現象が起きてしまったわけですから、これから国際経済の動きを常にチェックしながら、世界大不況が来た時にどうするのかということを今から考えていただきたいと思います。