哲学者ショーペンハウアーの言葉で解くスティーブ・ジョブズ

経営

私達が知りうる限り、21世紀初頭に世界の常識を変えた経営者を一人あげるとすれば、スティーブ・ジョブズである。彼の短くも核心に迫る言葉の数々、生み出してきた斬新なプロダクトは、世界中のアップルユーザーをとりこにしてきた。同じく18世紀に多くの偉人達へ影響を与えてきた人物がショーペンハウアーだ。ショーペンハウアーの言葉にジョブスの人生を重ねてみよう。驚くほど彼らの思考は似通っているのだ。

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多くの偉人に影響与えたショーペンハウアー

私達が知りうる限り、21世紀初頭に世界の常識を変えた経営者を一人あげるとすれば、スティーブ・ジョブズである。

彼の短くも核心に迫る言葉の数々、生み出してきた斬新なプロダクトは、世界中のアップルユーザーをとりこにしてきた。

21世紀から遡ること300年前にもジョブズと同じように、多くの哲学者、芸術家、作家へ影響を与えた人物がいる。

それは、ドイツの哲学者・アルトゥル・ショーペンハウアーである。

ショーペンハウアーは18世紀にドイツを中心に活躍した哲学者で、ニーチェ、ワーグナー、トルストイなど多方面に渡る芸術家や哲学者達へ影響を与えたと言われる人物だ。

そんなレジェンドが残した名言で、稀代の経営者・スティーブの人生を紐解いてみよう。

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ジョブズの人生をショーペンハウアーの言葉と重ねてみよう

才能がある人は、誰も当てられない的を射抜く。だが天才は、誰にも見えない的を射抜く。

ジョブズはマウス・ゴミ箱・MacOS・iPHONE・iTUNESなど、人々が想像もしていなかった製品でITで人々の生活をを変えたまさに天才である。

ジョブスの言葉はまさにショーペンハウアーの格言を、自らが地で行ったことを証明する。

「製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せてもらうまで,自分は何が欲しいのかわからないものだ」

誰もが自分の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。

自分の視野を広げること・多くの人から情報を得ること、が成功への近道という事。

ジョブスは気になる商品があれば自分の目でそれを確認し、信頼できるチームと一緒に仕事をしてきた。

強い人間は、自分の運命を嘆かない。

徳川家康も「不足を常と思え」と言っている。アイディアとは大抵、足りない所から生まれてくるものでえある。

それを証明するかのように、フルーガルイノベーションから生まれるサービスは増え続けている。

ジョブスは養子として育てられ、決して裕福と呼べる家庭で育ったわけではない。アップルコンピュータを解任されたときも直ぐにNeXTを設立するなど、”嘆くよりも運命を切り開く”タイプの人間だったと呼べるだろう。

大切なのは、普通の言葉で非凡なことを言うことである。

ジョブスは難しい横文字をたくさん並べて説得をするよりも、本質を見極め、選ばれた言葉で心に訴えかける事をした。

まさにスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、普通の言葉で非凡なことを言っていたのだ。

スティーブ・ジョブス 伝説の卒業式スピーチ(日本語字幕)

スタンフォード大学の卒業式におけるスピーチで彼が最後に放った“ Stay hungry. Stay foolish”という言葉は、今でも多くの人の心を動かし続けている。

富は海水のようなものだ。飲めば飲むほどに渇きをおぼえる。名声についても同じである。

ジョブズは決して贅沢に溺れた人生は過ごさなかった。車も自分で運転し、自宅もその資産から比べると決して豪邸と呼べるものではない。

できるだけ、普通の生活をする事で多くの人に指示される商品を生み出していたのだ。

報酬を1ドルにしていた事も有名だ。

ジョブスの言葉に耳を傾ければ、彼が求めているのは富でも名声でもなく、満ち足りた人生であることがわかる。

墓場で1番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。

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ジョブスとショーペンハウアーが人生で共通して持っていたテーマ

多くの人々の人生に影響を与えてきた、ジョブズとショーペンハウアーの生き方には更なる共通点がある。

ジョブズには決してエリートとは呼べない、いわゆる酷い話が若いころから山程存在している。根っから知性派と呼ぶには無理がある。

ショーペンハウアーも大学教授時代に人気絶頂だった哲学者ヘーゲルの授業に自分の授業をワザとぶつけ、惨敗した勢いで大学教授をやめたり、社会に絶望して45歳からいきなり引きこもってみたりと、後代の偉人達に影響を与えた人物としては、あまりにも狂気じみた人生を送ってきた。

またショーペンハウアーは「自分の人生をどう生きるべきか」を考えた結果、インド哲学や仏教にたどり着き、ジョブスも禅(仏教)の世界に辿り着く。

「色即是空 空即是色」つまり、すべてのものは、永劫不変の実体ではないゆえに、自らの正しいと感じた秩序の中で、己の人生を全うするという考えの元、自らの人生を生き抜く姿に、多くの人が影響されたことは理解に難くない。

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節税 研究所

中小企業のおっさん社長です。

人生の緩やかな下り坂を、あくまでも安穏たる状態で下りんとするも、空気の読めない当サイト編集部に無理やり誘われ、不本意ながら参加と相成りました。

納税という義務を果たしつつ、持続のための資金を確保したい。

実証確認中の節税ハックや、気になったマーケティング戦略について、徒然なるままに言の葉で連ねていきます。

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