こんにちは!
同期の連中はどうやって定年まで逃げきろうか、そんなことばかり考えている年代のタナカキミアキです。
「自称投資家」が増えている
証券会社の発表ですが、実際に口座残高が増えるのは全体の5%しかいなく、口座残高が減るか減らないかという人が95%という統計も出ています。
なぜ「自称投資家」は増えているのか
なぜこの「自称投資家」が増えているかというと、今は投資詐欺の時代というか、投資先も増えているからです。
また、「自称投資家」を装って生きていかないといけないくらい貧乏だということです。
みんなが貧乏になった原因を知るには、なぜ早期退職が進んだのかということに目を向けていかなければいけないと思います。
定年の延長が早期退職の増加の理由
1998年に定年が60歳と法制化されます。
それまでは定年はだいたい55歳でした。
60歳まで延ばしていくときも、皆で頑張って雇用を守っていくという努力目標があって、会社としてはその努力目標を守りつつ、98年に法制化されました。
60歳に定年が上がった瞬間に、今度は65歳まで雇用を守ろうという努力目標が出来て、それから65歳までの雇用の義務を与えたわけです。
今は70歳までの雇用が努力義務です。
しかし、そのうちに2013年に起こったように法律で雇用の義務化をしてしまうと思います。
NECなど大手の製造業は定年間際の早期退職を勧告して、45歳で退職させています。
それは定年を延ばすのが諸悪の根源なのです。
これまでは定年を延ばした時にちゃんと受け皿を与えてあげました。
会社を辞めても会社役員などの肩書を与えていました。
無審査で会社が設立できるようになった
それまでは銀行の審査に通らなければ会社は作れませんでした。
しかし、今では銀行の審査もなく、資本金も1円から設立できるので、無審査で会社の社長になれます。
会社をリストラになっても、あなたは一国一城の主になれると言ってきたのです。
リストラ社員を「切り離し」という方法で守る企業
事実上リストラ状態になったり、ある程度年齢がいった人を、会社が突き放すようなことがあり、その時に、あなたも会社を持ってくれれば、うちから仕事を出しますからという形で、「切り離す」ことがあります。
そのような時に会社を持った人が多いのです。
特にコンピューター業界では、半年間はこのプロジェクトに呼ぶからという形で「切り離し」を結構しています。
「切り離し」もない人がしかたなく「自称○○」を名乗る
「切り離し」もなく、本当に行き場がなくなった人たちが、「自称ブロガー」とか、「自称アフィリエイター」とか「自称ユーチューバー」とか「自称投資家」と名乗って台頭してきます。
日本の階級社会を見ると、正社員と言われるサラリーマン層は減ってはいきますが、あまり問題はありません。
今の段階では別に「自称○○」と名乗る必要はなく、せいぜい副業をしないといけないというぐらいの余裕がまだあります。
アンダークラスの実態
アンダークラスの平均年収は186万円、男性の未婚率は66.4%
ところがアンダークラスと言われているパートさん、アルバイト、派遣社員のように、正社員から漏れた人は平均年収が186万円で、男性の未婚率が66.4%と、3人中2人が結婚できないという現実です。
そして貧困率は38.7%か929万人と4割近いのです。
自営業の平均年収は303万円
旧中間階級と言われている自営業・自営農業は806万人で平均年収が303万円、貧困率が17.2%と、一般の正社員の平均年収が370万円なのに対して、個人事業者は303万円、アンダークラスは186万円ということです。
自営業で一番多いのは相続を受けた「不動産賃貸業」
自営業、自由業の中で、国税庁の発表でマーケットが一番大きいのは不動産賃貸業です。
しかし、不動産賃貸業は自分から土地建物を購入するというものは全体からすると少なく、主に相続した土地に上ものを建てたというものが結構多いのです。
自営業、自由業者はとてもマーケットが大きく、不動産賃貸業の下に医者や弁護士、会計士という士業があります。
この層は年収は高い人が非常に多い自営業、自由業です。
そして最近増えてきたのがネット資産系です。
しかし、不動産賃貸とは違い、ネット上の資産を持っているといっても、実際にそれで食べていけるのは所詮1万人です。
食べていけない「自称○○」には要注意
約200万人いる「自称フリーランス」「自称投資家」
そして、その人たちが本当にお金に困って詐欺的行為もやっています。
何が原因かというと、結果的に定年年齢を延ばしたために、リストラが増え、そして行き場がなくなった人たちが、仕事がなくて、結局アンダークラスに入らざるを得ないという現状があります。
そこで肩書きがほしい人たちが、今一番格好がいい肩書として「投資家」を名乗っているということです。
詐欺化する「自称○○」には要注意
しかしこのような人たちは、食べていけないので、騙す側になってきたということです。
これから「自称ブロガー」という人たちがどう騙すかを考えるようになったり、「自称アフィリエイター」の人たちがどう騙すかということになってきたら、これは注意しないといけないと思っています。