年収300万円はもはやうらやましい時代になった?

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こんにちは島倉です。

 

今回は「年収300万円は最早うらやましい時代になった」というお話をしていきたいと思います。

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年収300万はうらやましい時代になった

2003年、森永卓郎氏が「年収300万円時代が来る」ということを著書で言っていました。

 

私はそれを最初に聞いた時、「いやいやそんな年収300万円なんてあり得ないでしょう」というふうに思いましたし、世間一般でも「年収300万円なんてないでしょう」というふうに結構多くの人が思っていたと思うんです。

 

しかし現在では「年収300万円とはうらやましいですね!」という時代になってしましました。

 

大手の人は中々この感覚が分からないと思います。

 

しかし普通に独立している、または非正規で働いている人からすると、「年収300万円…本当にうらやましい」という人がすごく増えているわけです。

 

実際に国税庁の調査によれば、男性の正規社員が平均550万円、非正規が230万円、女性の正規社員が370万円、非正規が150万円です。

 

どうでしょう?もう厳しいですね、女性の正規ですら370万円、非正規だと150万円です。

 

300万円どころか200万円も切っているという状態。

 

男性の非正規も300万円を切っているんです。

 

今はこれくらい、稼ぐことは厳しくなってきています。

 

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なぜ年収300万未満が増えている?

なぜ収入が低い人が増えているのかというと、単純労働…肉体労働的なもの、事務、総務、経理、こういった仕事がとにかく今は評価されない時代になってきているためです。

 

要は企業側から「今までの価値ではなく新しい価値を生み出していないと駄目だ」というふうに認定される時代になってしまいました。

 

もちろん価値がないということではありません。

 

価値はあるんだけれども、次世代に向かって牽引するような価値を提供する仕事ではないですよ。だから安くしかお金を払えません

 

こういうことになっているわけです。

 

最近ではクラウドワークスとか、ギグワーキングといったように、ネット上で仕事を発注したい会社と請け負いたい人をマッチングするアプリが流行っています。

 

そういったものが流行れば流行るほど、事務、総務、経理以外でも、高度な知識がある仕事ですら非常に安い仕事で請け負わざるを得なくなっているというのが今の現状です。

 

例えば経理ってある程度簿記とかやっていなければ無理ですよね?

 

ではギグワーキングのアプリにおいて経理はどのくらいで行われているのかというと、大体1時間1,000円です。

 

コンビニの仕事と経理の仕事が同じ扱いになってしまっています。

 

知識量は専門性でいえば経理の方が上ですよね、でも全然もらえないです。

 

こういったアプリが普及することによってどんどん時給なり、収入が落ちてしまっているというのが現状です。

 

今後も新しい価値を生み出さない仕事をやっている限り、貧困状態から絶対に抜け出せない。年収300万円以下になるのは間違いないです。

 

私が思うに恐らく月収15万円になっていくのではないかなと。これは計算すると年収180万円時代になっていくんじゃないかなと思います。

 

特に女性の非正規の場合は完全になってしまっていて、男性の非正規もかなりこれに近づいていっているという現状があります。

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どうすれば年収300万を超えることができるのか

年収180万円の層に入らずに年収300万を超えるためには、単純労働の仕事から脱出する必要があります。

 

そのためには、まずは仕事を変えることが必要です。

 

「新しい価値」と聞くと「技術者になる」とか、「新しいものを開発できる」というのが真っ先に思い浮かぶかと思いますが、そういった仕事である必要はありません。

 

価値というのは仕事上営業です。

 

お客さまに価値を提供するわけですから、営業職に就くのが一番手っ取り早いです。

 

営業職はみんな嫌がりますよね。

 

「つらい、きつい、ノルマがある」みたいな、でも実はそういった仕事こそ稼げます。

 

特に女性こそ、この営業の仕事に挑戦してほしいです。

 

というのも、女性の方が売りやすいし、売れるんです、実際。

 

ぜひ現在の仕事をやっていて「今は非常に厳しい、年収150万円、180万円」だと言っていないで、営業職にチャレンジすることをぜひやっていただきたいと思います。

 

これはチャレンジしなかったら現状がそのまま続くだけです。

 

政府の保護とかも手厚くなるとは到底思えません。

 

私はロスジェネ世代です、30代後半から40代前半のいわゆる仕事がなかった時代、就職氷河期の世代ですけど、就職氷河期の世代は半分が就職できなかったわけです。

 

つまりフリーターにならざるを得なかった。

 

そういった時代の人も今非常に収入が低くて困っている。

 

私の友達にも御茶ノ水女子大の大学院を出て年収が200万円の人がいますから、きついですよね。

 

全然御茶ノ水女子大の大学院出たということも生かせないし、そもそも企業側からしたら学歴はあるけど新しい価値を提供していないよねということにもなるので、営業をぜひやってほしいと思っています。

 

それか、今のこの仕事を維持しつつ、もう一つ仕事をする、いわゆる副業。

 

「副」という字でもいいですし、複数の「複」でもいいです。

 

いわゆる副業をやっていくことによって、収入を増やしていくということが大事かなと思います。

 

恐らく300万円以下の年収だと投資に手を出すというのは厳しいと思います、さすがに原資が少なすぎるので。

 

投資についても手法を学ばなければいけないので、いきなりそっちに飛びつくというのはリスクがあるかなと思うので、まずはそうではなく今の収入を底上げしていくということが大事です。

 

ということは副業していくか、やっぱり営業職に移って一発勝負してみることが大事かなと思います。

 

営業職を毛嫌いする人が多いですけど、実際やってみるとイメージと全然違います。

 

ぜひ営業職をチャンレンジする、または副業にチャレンジしていただいて、収入の底上げを図っていっていただきたいというふうに思います。

 

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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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