50代で貯蓄ゼロの衝撃!平均や中央値はどれくらいなの?

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こんにちは島倉です。

 

各世帯における平均貯蓄額、そして貯蓄ゼロ世帯はどのくらいなのかというデータを見るとけっこう大変なことになっています。

 

今回は50代世代の2割強が貯蓄ゼロの衝撃というテーマでお話していきます。

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50代で貯蓄ゼロ世帯が21.8%

データによると50代で貯蓄ゼロ世帯は21.8%、そして60代で貯蓄ゼロの世帯が23.7%となっています。

 

これは50代、60代の4分の1くらいは貯蓄が全くない、年金頼りだという状態というわけですね。

 

これ実は結構ヤバいです。

 

なぜかというと、これからは確実に年金が減っていくため。

 

おそらく生活に困窮すると思います。

 

では50代、60代はどのくらい平均貯蓄があるのでしょうか?

 

データによると、50代の平均貯蓄額が1,194万円、60代が1,635万円となっています。

 

こう聞くと「意外にあるな」というふうに思いますよね

 

でもこれはまやかしなんです。「平均のまやかし」ってやつですね。

 

この数値は平均値なので中央値をとってみると、50代の中央値が600万円、60代の中央値が650万となっています。

 

つまりものすごく貯蓄を持ってる人が平均を引き上げているだけで、ほとんどの方はそこまで貯蓄ができていないというのが現状です。

 

以前に老後2000万円問題というのがありました。

 

「夫婦が年金だけで生活していくのは厳しいため老後に備えて2000万円は貯めておいてください」というものです。

 

しかし先ほどのデータをみると50代で中央値で600万、60代で中央値の650万ですから全然足りてないわけです。

 

ここから推測するに今後何が起きるのかというと、このまま50代・60代の方が年金生活で暮らしていくと、いつか早い段階で貯蓄が切れてしまうということになってしまいます。

 

もちろん貯蓄ゼロの世帯も4分の1いますので、これらを合わせると生活保護の申請が一気に増えていくと思うんです。

 

最近よく聞くベーシックインカムというのもこのあたりの現状を踏まえて出てきているんですね。

 

もう50代60代でも大変なのに、40代の人たちの中央値は365万円とかなりヤバイ数字になっています。

 

それくらい危機的な状況にあるということは認識していく必要があります。

 

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貯蓄の貯め時は?

人生における貯蓄には3つの貯め時があります。

 

まず1つは就職してから結婚するまで。

 

2つ目は出産してから子供が小学校を終えるまで。

 

子供が成長して中学校に入るようになると、受験や教育でどんどんお金がかかっていくので、なかなか貯めにくい状況になってしまいます。

 

もし上記2つで難しいようであれば、3つ目の溜め時としては子どもが成人して働くようになってからの時期も比較的貯めやすいです。

 

子供が独り立ちしてから、自分が定年するまでの間で一気に貯めていくしかありません。

 

しかし今の雇用状況を考えると子供が社会人になってから自分が貯蓄をする期間がほとんどないといった方も増えているで、非常に厳しい状態なのかなと思います。

 

となると最終的に年金だけで生活していくのは厳しいわけなので、今の段階で対策をとっていく必要があるわけです。

 

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50代貯蓄なしにならないようにする方法

貯蓄を貯めるために何をすべきかということですが、まずオススメしたいのは銀行の口座を分けることです。

 

私は銀行の口座は4つに分けるべきだと思います。

 

まずは毎日の生活用の口座が1つ。

 

2つ目はこの10年以内に必要になるお金、例えば教育とか介護です。

 

おおよその教育費はわかると思うので、それ用のお金を貯めておく口座を作っておきましょう。

 

3つ目は自己投資用の口座です

 

大体自分の年収の1割は自己投資に振り分けるべきだと思います。

 

特に50歳以下の場合は徹底した自己投資が必要です。

 

2割を自己投資に当ててもいいと思います。

 

こういったかんじで自己投資口座を作って、そのお金は全部自己投資に充てる。

 

飲食やブランド品、旅行に使うのではなく自己投資に使うようにしましょう。

 

そして最後に4つ目、これもなかなか持っていない方が多いですが、将来に向けた投資用の口座です。

 

例えばNISA、IDECO、FXなどですね。

 

投資を始める人の中で生活費を削ってやるっていう方がいらっしゃるんですが、そうなると結局ビビってしまってなかなか投資が進まないという人も結構多いです

 

実際にそれで大損してしまうと結局生活費を使ってしまうということになるので生活が成り立たなくなってしまうわけです。

 

なので「このお金は投資に使う」と、「最悪これがなくなっても生活には影響しない」、そういった口座も用意しておくべきだと思います。

 

このように普段用の口座とは別に、自己投資用の口座なども持っておき、自分が稼げるような人間になっていくことが大切です。

 

貯蓄を増やす上でとにかく貯めれば良いと考える方も多いですが、貯めているだけではそこから何も生み出さないので、最低限生活できる貯蓄を確保しつつ、収入を増やすために自己投資していく。

 

これができないと永久に貯蓄を貯めていくことは難しいかなと思います。

 

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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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