こんにちは、あおば会計コンサルティングのタナカキミアキです。
2019年の6月に「年金だけでは2,000万円くらいの不足金が出るため、老後の生活が保てない」ということで大問題となりました。
誤解を国民に与え、不安を煽ったということで、金融庁の担当者が国会でお詫びさせられて、報告書を作ったメンバーが一様に口を閉じてしまいましたね。
本日は、「投資に対する関心が増えている」背景と、活発化する投資話への注意喚起をしたいと思います。
投資に対する関心が増えている
老後の不安は「お金」と「健康」と「認知症」
- お金
- 健康
- 認知症
その報告書の中身というのは、実際に報道されている以上に本当にきつい内容なのです。
委員の方たちがしっかりと調べた結果、年代別の老後の不安について、20代から50代までの世代が「お金、お金、お金」、老後に心配なのは、やはり「お金」だということです。
あとは、「健康」。
どの世代も1位から3位まで共通する不安は、「お金」と「健康」そして「認知症」なのです。
東京都の持ち家比率は5割未満
国民の何分の1かは貯金ゼロです。
そして東京都は持ち家比率が5割を切っています。半数以上の方が家賃を払って生活をしています。
老後の生活費が足りなくなるという話は、なかなか言いにくいところがあったわけす。
そうした状況の中、2019年の6月に報告者が出て、テレビでも大々的に2千万円が不足していると伝えたことにより、また投資話が活発化しています。
地方に建設バブルが起こる
今、建設バブルになっている地区があります。
沖縄です。
沖縄は周期的に不動産投資の話が起こるのですが、もともとは、沖縄本島があって、宮古島、石垣島という並びでした。
しかし、今は宮古島が建設ラッシュで、建設バブルです。
本当は北海道も投資話があったのですが、北海道地震が起きて、震災などがあると投資話は消えて、別の地域に投資話が起こります。
宮古島の公共工事建設ラッシュ
確かに宮古島は今建設ラッシュで、空港も1つ増えるし、外国のクルーズ船も従来の3倍ぐらいの大きさのものが立ち寄ることができるような港も整備していて、ホテルも建設ラッシュです。本土から従業員をどんどん調達しています。
宮古島の投資はリスクがある?
宮古島は島なので、建設資材はどこかから持ってこないといけないのですが、実は怪しいのが木造のアパート投資です。
暴風の台風に木造アパートの投資
宮古島にこれから木造のアパートを建てるので、投資しませんかという話をよく聞きます。
私は長崎出身なのですが、台風が本当にすごいです。
沖縄本島はさらに南ですから、台風は長崎の比ではありません。
竹は普通倒れませんが、長崎でも台風で竹が倒れたりします。ですから、普通に考えたら宮古島もほとんど石垣づくりだと思います。
ところが、今木造を立てて、その投資の話が東京地区にも来ています。
その時に皆さんにちゃんと考えて欲しいのは、3匹のこぶたの逸話です。
3匹のこぶたは狼がフーっと息をかけたら、わらの家を飛ばして、木の家も飛ばして、れんがの家だけは吹き飛ばせなかったという逸話です。