運転で脳の障害が助長?運転で人が変わる理由を脳科学で解説

健康

みなさんこんにちは。脳科学教育コンサルタントのクロスです。皆さんの知り合いにも「運転をすると変わる人」いませんか?今回解説をする内容は、「運転をすると変わる人とその理由」についてです。

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運転で人が変わる理由

すでにDaiGoさんがこの話題については触れていますが、DaiGoさんの解説だけ聞いていると、エゴがブーストされるからということでなんとなく終わっていた気がします。

その理由に触れることなく、そもそも運転で変わるような人は、自己評価が低いから、それを埋め合わせるためにトロフィーのような役割を果たす。

良いクルマに乗るとか、社長のような肩書きを示すために車を選んでいると言うのですが、もう少し大脳生理学やホルモンなどというレベルで、私が解説することにしました。

運転するとドーパミンが出やすい

簡単に言うと、運転をすると人はドーパミンが出やすくなります。

運転すると、少し興奮するとか、楽しいとか、運転中にいろいろなアイディアが湧いてくるという人がいると思います。

なぜか不思議と頭が活性化され、運転中にドーパミンが出やすいタイプの方なのだろうと思います。

ドーパミンは、集中するのに関係のあるホルモンなのです。
ですから、健常者が運転をしてドーパミンが出ている場合は、ポジティブな面の方が強くなりやすいはずです。

脳機能障害とドーパミンの悪影響

しかし、もし一部の脳機能障害を抱えている方が運転中にドーパミンが出た場合には、どのような悪影響があるのかということです。

健常者であれば問題ないのですが、脳の神経に問題のある方であった場合、簡単に言うと感情の切り替えがまず困難になります。

イライラするとずっと怒ってしまい、自分で歯止めが効かなくなります。

例えば、やばいヤンキーが延々と殴り続けるみたいな漫画のように、腹が立ってずっと殴っているというよりは、もう切り替えができなくなってしまいます。

感情と行動の切り替えができない状態にあって、1回殴ると延々とその作業を繰り返すような状態に入ってしまい、本人には止められなくなります。

自分の行動や注意を切り替えるための機能が、異常になってしまっているため、切り替えができなくなっているという、ただそれだけの問題です。

性格に問題があるわけではなく、脳機能障害なのです。
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運転で人が変わるのは脳機能障害の可能性

はっきり言うと脳機能障害という病気で、医者に診断してもらえますし、診断が降りるということは、予防、改善方法もあるということです。

激しい怒りと注意の切り替えが困難な状況に見舞われ、誰かに八つ当たりをしまうと、無理やり後続車を止めて、車から降りて、殴るようなことが起きてしまいかねません。

あおり運転の対処の方法

どのような理由があっても窓を開けずに警察が来るまで、冷静に待っているというのが一番賢いです。

当事者同士で問題解決させるよりもさっさと政府に任せるべきです。

公共の場で絡まれていると言うことは民法ではなく、刑法ですから、国の仕事で、警察に任せるべきです。

前頭側頭型認知症の可能性も

長くなりましたが、運転中はドーパミンが出やすく、そのドーパミンは、健常者の場合には集中力が出てきたり、アイディアがいろいろ湧いてきたりするというポジティブな面がありますが、一部の脳機能障害を持っている場合、例えば、わかりやすい例は前頭側頭型認知症の場合にはこのようなモラハラのケースが多いのです。

前頭側頭型認知症の人が運転中にドーパミンが出た場合、感情の切り替えの困難が症状として悪化したり、制御できないほどの激しい怒りが出やすくなって、路上トラブルにつながる可能性があるということです。

運転中にイライラしやすい方は専門家に相談すること

もし、自分が車を運転中にやたらイライラしやすくなる、制御できない怒りに包まれることがある、注意の切り替えができなくなる、思考の切り替えができなくなるという場合は、脳機能障害の可能性があるので、まずそこを改善させていきましょう。

脳機能障害は放っておくと、簡単には治らなくなります。

きちんとリハビリをする必要があるので、専門家のところに行くか、または、クロス式コーチ塾で、脳の力を高める方法や潜在能力を引き出す方法を学んで、発展しましょう。

とにかく運転中は、程よい刺激であればいいですが、行き過ぎるのはよくありませんから注意しましょう。

【運転で脳の障害が助長された】運転で人が変わる理由を脳科学で説明
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Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

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数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

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