こんにちは島倉です。
出版不況で本が全く売れないというこの時代にベストセラーをがんがん連発している超売れっ子編集者の箕輪厚介さんをご存知かと思います。
箕輪厚介さんは出版社の幻冬舎に所属している編集者です。ネットをよく見ている人であれば知っていると思いますし、ネットを見ていない方でも最近テレビ番組AmebaTVなどにも出演していますので、知っていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
売れない時代にベストセラーを連発する理由
本が売れていないという中で、彼がどうやってベストセラーを連発しているのか非常に興味があると思います。
私もいろいろ分析しましたが、売るものが本ではなくても、売れる仕組みというものをきちんと作りこんでいるところが素晴らしいと思います。
今回は箕輪厚介さんがどのようにしてベストセラーを連発しているのかを読み解いていきたいと思います。
箕輪コミュニティの活用
箕輪厚介さんは今、幻冬舎の編集者ですが、いろいろなビジネスを展開しています。
代表的なものに箕輪コミュニティというオンラインコミュニティというものがあります
約1,000名の一般の方から月額課金制をとっていて、このコミュニティでいろいろなイベントに参加できる権利を得ていますが、箕輪さんはこのコミュニティを上手く使っているわけです。
まずこのコミュニティに対して無料で本を配布しています。
彼がプロデュースした本を無料で配布しているのですが、その本は彼が編集しているので、彼の考え方に沿った自己啓発ものが多く、ここに入っている人もそれに共感しますから、本の情報をもらった後、レビューを書きます。
箕輪コミュニティからの拡散
そうすると星5つのレビューが連発しますし、人によってはTwitterやFacebookでこの本はすごいということを拡散させていくわけです。
するとそれを見た箕輪さんのファンや、著者のファンがこの本はすごいなということでどんどん予約を入れます。
販売開始していない段階でもうヒットになっていますし、またそれを見た書店さんがこれは売れると思って、店頭に山積みしてくれるわけです。
そうするともうネットからリアルまでベストセラーという状況ができるので、幻冬舎さんがよくやる方法で、発売開始されたばかりなのに、すでに大ヒットとか、大増刷してますという広告を最後に新聞に打ちます。
そんなにヒットして、世の中で話題になっているのなら、自分も読んでおかなきゃという方が多くなります。
こういった感じで最終的にベストセラーを連発してしまうわけです。
ビジネスではコミュニティが重要
非常に計算しつくされたマーケティング展開をしていると思います。
大事なことはこのコミュニティなのです。
自分のコミュニティを持っておけば、このようなビジネスの仕方ができるということです。
コミュニティがあることによって、本が販売される前にブームが起こせるわけですから、いかにビジネスでコミュニティを持つことが大事なのかということが言えるかと思います。
ファンに向かって価値ある情報を提供し続ける
ただここで一つ言っておきたいのはコミュニティに限った話ではないと言うことです。
例えばあなたが普段使っているFacebookやオウンドメディアやYoutube などにもファンがいると思います。
そのファンに向かって価値ある情報を提供し続けて、自分のファンでいてもらう状況を作ることもコミュニティなのです。
コミュニティがブームを作る
そこで、告知をしたり、商品を販売すると言えば、モノが売れたり、無料で配布してブームを作り出すことができるわけです。
ですから、ビジネスを展開していくときに、コミュニティを持つということを常に意識することが大事ですし、それを出版業界の中でうまく成功させたのがこの箕輪さんだと思います。
他の編集者からは、この箕輪さんのコミュニティでブームを作るやり方がいいのかといったやっかみや妬みもネットでいろいろ聞きますが、結局ビジネスで売れなければ知ってもらえないわけです。
ですから、こういった手法も私は大事なのかなと思います。
本の評価を全て読んでいるわけではありませんので、そこは言及しませんが、このやり方は今後のマーケティングの核となる方法ではないかと思いましたので、ご紹介させていただきました。
ぜひあなたのビジネスでも参考にしながら、ぜひコミュニティをつくっていただければと思います。