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【経営の七不思議】儲かっている会社が即戦力の人材を求めないワケ

【経営の七不思議】儲かっている会社が即戦力の人材を求めないワケ
 「業界経験者を雇えば仕事を教えなくても済む。」中小企業の経営者の多くはそう考えるかもしれません。確かに、資源の限られた環境の中で、人を育てるのは至難の業です。しかし、人材育成を諦め、単純に業界経験のある作業員を雇用するのは経営者の怠慢です。そのような会社は経験者のマンパワーで稼ぐことしか考えず、仕組みで稼ぐことを知りません。

そんなに凄い即戦力が、なぜ前職をやめたの?

 今日は、『業界経験者が即戦力なら なんで前職やめたの?』と題しまして、人を雇う時に、どうしても「即戦力が欲しい!!」と思うと、なぜか!業界経験者を募集してしまうという中小企業の悪い癖を考えてみようと思います。

 私は、人が会社を辞める時というのは、そもそも何かしら”向いてなかったから”その会社を辞めたんじゃないかな〜といつも思っているんです。

 もちろん会社の中での人間関係もあるし、職種自体が向いてないとか、そしてもっと言えば業界自体に全然向いていなくて、この業界自体に本当は居たくない!みたいなね。

 それなのに、また求人が出ていると。

 しかも、『業界出身者優遇』と銘打って求人なんか出ていると、やめた人にとって見れば「そうか〜、、ここ応募してみようかな…」みたいな感じなだけで、本当に向いてなかったかもしれないんだよなって、そこまで考えて欲しいんですね。

 中小企業の社長って、面白いくらいにどうしてもどうしても「即戦力」が欲しいんですよ。

 その「即戦力」についてあまり考えないでね、即戦力=業界経験者 が良いんです!って。

 なぜなら、教えなくて良いじゃない?って。

 ただ、私は「教えなくて済む」という意見は、本当にただの怠慢だと思います。

ほとんどの中小企業が言う「戦力」は代えの効く作業員に過ぎない

 だいたい、中小企業が人を雇う時っていうのは、大体、そこに作業があるんですね。

 その作業を明日から誰かやってくれれば良いって、その程度にすぎない人材を「戦力」と考えているんです。

 なんで人が欲しいの?って、ただの作業要員が欲しいんですよ。ほっとんどね!

  ただの作業がある→前職の人が辞めた→作業が滞ってしまう→明日からこの作業をやってくれる

 この流れにはめ込める人ならば、その人は「戦力である」という考え方なんです。

 たとえば、経理の世界の求人なんか見ても非常に滑稽で、もう3点セットとか言われてます(笑)。
  • イッチ!簿記の2級!
  • ニッ!実務経験3年!
  • サンっ!エクセル・ワード操作可能っ!
 みたいなね(笑)、この3点セットが必ず求人募集には書かれているんですよ。

 なぜ、「実務経験3年」っていうと、「ウチの会社ではあなたに実務を教えられる人がいませんから、前の職場でやっていた通り、そのままウチの会社の経理もやってください」っていうのが本音なんですよっ。

 そして、これが当たり前のようにみんな思い込んでしまっているんですね。

 私はこんな雇い方をしたって、その人がちゃんと経理を回せるなんて思ったことはないです。

 それは、私が経理ができる人間だからです。経理ができる人間からすると、こんな3点セットは全く関係ないですから。
  • 即=明日から
  • 戦力=作業ができること
 これを、即戦力と言っているわけです。

戦力になる人材ってオーラ出まくりの超サイヤ人みたいでビビるよね?!

 でも、これっておかしいですよね?

 戦力ってそうじゃないですよね。戦力って違うじゃないですか。

 戦力って言うと、たとえば、相手の戦力を見て、「やべぇな。アイツら強ぇぇえ!」となったら、ビビるのが戦力じゃないですか?

 じゃあ、明日からすぐ作業ができる奴見て、皆さんビビりますか?

 「あいつん所、作業が明日からできる奴を採用したよ〜(ビクビク)!」ってなります?

 こんな具合に、そもそも多くの社長さんは、戦力ではないものを即戦力と言っているに過ぎないです。

 だからおかしいんですね、そもそもが。

 じゃあ、私だったら実際どうするかっていうと、やっぱり、”得意”だし”向いている人”を採用します。

 経験、要するに業界経験と言われるものとか全く関係ないです。

 だって、”向いてない人”にやらせたってしょうがないじゃない。

 私はいつも運動の事を思うんですよ。

 学校の方針で何かしらの運動部に属しなければいけないとなると、運動音痴の私なんかは卓球部しか行く所がないんです(笑)!

 これをヘタにね〜…バスケ部とか野球部とかいくと大変なことなります。全然できないわけですから。

 仕事の向き不向きってありますけれど、これも運動神経と同じようなもので、出来る人はほんっとできるんです。

 経験なくても、もうオーラ出まくりの超サイヤ人状態なんです。最初から。

 やっぱり、”向き”、”不向き”っていうのはあるから、これを一発でひっくり返すことなんてできないです。

 だから!運動音痴の私は中高とも卓球部だったわけで(笑)、本当にこれは思います。

業績が良い会社は仕組みで稼ぐから経験者に頼らない

 あとは、ちょっと厳しい話をさせてください。

 実は業績が良い会社というのは、もちろん新卒採用もできるようになるし、未経験者をどんどん入れます。

 ところが業績が悪いと、新卒採用がまずできませんから中途採用になって、そしてなぜか経験者を募集することになります。

 そして、その経験者に期待が大きいんですけれど、たまたますぐに作業ができないと「あいつは戦力にならない」ってなるんです。

 要するに「戦力」の考え方が、そもそも安っぽいんですよ。本当に。

 どうして業績が良いところっていうのは、未経験者を雇うんだろうって考えてみてください。

 たとえば、うちの顧問先で億単位の利益を出しているのは、新卒や未経験者をちゃんと雇っている会社ばかりです。

 「未経験で良いんだよ、業界経験なんて全く要らないよ。」って。

 その理由は、「だってそれでも儲かる仕組みを自分がしっかり作っているからね」って、社長さん方みんな言うんですね。

 チョット嫌味な事かもしれませんけれど、万年黒字の社長さんたちはそうおっしゃってます。

 日本の8万社に入るのには経常利益が4千万円必要で、もっと言えば経常利益を4千万円出しても日本の8万番にしか入れない。

 その世界の中で、自分は「業績が良い会社」と「業績が悪い会社」どちらで採用されているのかなって考えた時に、採用の仕方でこんなに利益も変わってくるんだっていう事を知っておくだけでも良いと思います。

 「即戦力」の考え方も変わってくるでしょう?


 

2018年8月29日

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