仕掛り中の案件を途中で終えて連休に入ったり、メールが大量に舞い込んだりする連休明けのオフィスではミスが起きやすい。あまりにもミスが続くと人は意気消沈してしまう。この時、モチベーションの状態に気を使わなければならないのが、事務職や経理職に就くメンバーだ。評価しにくくミスが許されないメンバーにねぎらいの言葉をかけよう。
休み明けに人はなぜかミスを起こしてしまう
「やっちまった」「なんでこんなポカミスしてんだ」「社長本当に申し訳ありません。あの案件あと一週間伸ばせませんか?」
連休明けのオフィスでは、こんな声がよく聞かれる。
確かに仕掛り中の案件を途中で終えて連休に入ったり、メールが大量に舞い込んだりして、連休明けのオフィスではミスが起きやすい。
集中していた4月から、ある程度忙しさが一巡する5月に入り、気が抜ける人がいることもポカミスの要因だ。
しかし、あまりにもミスが続くと人は意気消沈してしまう。
季節の変わり目で精神的にも人間が不安定になりやすい時期のため、社長やマネジメント層は、連休明けこそ部下のモチベーションに気を使わなければならない。
事務・経理はミス許されず発散方法も少ない
こんな休み明けだからこそ、モチベーションの状態をチェックし、場合によってはねぎらいの言葉をかけるべきメンバー達がいる。
社内の事務職(総務・経理部門含め)のメンバーだ。
彼らは定性的かつ直接数字に関わる仕事を請け負っているため、業務が始まった時に「休みボケ」を理由にし、ミスを犯すことが許されない。
場合によっては、営業社員が休み明けで持ってくる急なイレギュラー案件への対応や、ミスに対処するバックオフィスの量が増えてしまう場合もある。
外に出られるなら少しはストレス発散もできるが、往々にしてこれらのメンバーは1人作業が多かったり、1日社内でデスクにかじりつかなければならない。
自身も連休明けのボケた頭のうっとうしさを抱えるため、彼らは休み明けにストレスをためやすい社内ポジションにあるのだ。
話を聞き適正な評価をねぎらいと共に伝える
事務職によるバックオフィス作業は、もともと評価されにくい。
営業に生意気を言えば「現場のことも知らないで」と皮肉を言われ、会計帳簿上で数字のインパクトが見えにくいため作業も軽視されがちだ。
しかしこれらのメンバーがミスを犯せば、会社の守りは一気に崩れてしまう。
貴方の会社に優秀な事務職が居て、休み明けもミス無く仕事ができているとしたら、それはねぎらいと共に評価を伝えることが望ましい。
自分なりの目標を見つけ、更に成長してくれるはずだ。