中小企業の社員が大企業の社員に勝つため身につけるべき3つの習慣

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大企業はボンクラの集まり?だったらなんで儲かってるの?

今日のテーマは、「中小企業の社員が大企業の社員に勝つ方法」です。

ネットとか見ていると、「大企業ってとろいよね」とか、「ボンクラの集まり」とか、そういう風潮を目にすることがあります。

でも、実際には、それはちょっと違うんじゃないかな?と思うところが私にはあります。

というのも大企業はなぜ今、過去最高に業績が良いんだ?と。理由は単純で、優秀な人が沢山いて、会社が機能しているから利益が出ているわけです。

アベノミクスがはじまって、中小企業が利益を伸ばせていない間に、大企業は過去最大の内部留保を獲得しているわけです。

それを、「大手はトロい」とか言いながら、自分が利益を出していないことを指摘されたら「大手に搾取されているんだ!」とか言ってるようでは、ただ卑屈なだけですよね。

だから、「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」ということわざもあるように、相手と小さな自分たちの差を直視する必要があるんじゃないかなと思っています。

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中小企業と大手企業の社員の決定的な3つの差

まずは、中小企業と大手企業の社員には決定的な差があるよね〜、という話題からスタートしましょう。

1)学歴から来る差

中小企業と大企業の社員の決定的な差といえば「学歴」です。

世の中の風潮は、「どこの大学を出たとか関係ない」って言いますけれど、やっぱりあります。

学歴高いということは、偏差値が高い大学に合格するために、一緒懸命に勉強を頑張ったということです。

だから、

  • 継続力
  • 思考力
  • 創造力
  • 忍耐力
  • 目標設定力

このあたりの能力を、学歴高い人たちは基本的に持ってます。

地道に努力を継続するってこと、要領よく目標を達成するための行動を組み立てること、なんてのは、実際に仕事でも大いに役立ちますからね。

たまに、「学力なんて関係ないよー!」って言う経営者の方もいるんですけれども、同じ考えさせる仕事をやらせたり、極限の状況に追い込んだりすると、やっぱり偏差値高い大学の人ほど伸びます。

2)仕事の大きさから来る差

大企業と中小企業の違いの1つに、仕事の規模というのもあります。

大企業の場合、一人あたりにかけられる資本が全然違うから、その社員も自然と複数の人が絡まった大きな仕事に携われます。

対して、中小企業だと幾ら大きな仕事と言っても、何十人とか束ねたプロジェクトはそうそうやりません。

中小企業に来た大企業出身の社員を「使えねー」って言ってる人いますけれど、風習が違うだけで、経験や回数重ねると、もともと大きな仕事をやっていて、複次的に物事を考えられる大企業出身の社員はやっぱり伸びます。

3)知識を取り入れる習慣の違いから来る差

最後の決定的な差は「知識」です。この違いは物凄く大きいです。

物理とか数学とか、そういう知識じゃありません。

やっぱり大企業のデキる社員さんは、ビジネスのためにめちゃくちゃ勉強しています。

会社にそういう文化があったり、教育環境があったりするのはもちろんなんですが、自発的に自己投資している人が多いです。

仕事のスキルアップ目指して土日も勉強したり、新聞読んだり、学校に通ったりということをやっています。

ところが中小企業の社員さんで、そんなことをしている人は殆どみかけません。

仕事終わりはパチンコ、ゲーム!えっ?東洋経済?なんで読まなきゃいけないのよ?って具合に、勉強をこれっぽっちもしません。

経済の知識もない、歴史とか科学とか、遊びの雑学がない。大企業の社員と比較すると中小企業の社員は、圧倒的に知識がないです。

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中小企業の社員をデキる社員に変える3つの習慣

中小企業の社長さんにしてみたら、ぐぬぬっ…というところもあるでしょうが、やっぱり社員のデキは大企業が圧倒的に上です。

じゃあ、どうやって自分のところの社員を、大企業の社員に負けない人材に育てるかということについて考えてみましょう。

1)毎日情報を取り入れ未来を妄想させる習慣を作る

社員達に腐るほどの知識を取り入れる習慣を付けさせましょう。

仕事以外の時間で、新聞を読み、業界紙を読み、本を読ませる、その情報を整理してもらいます。

取り入れた情報をベースに未来を妄想させ、自分だったらどうするか考えてもらいましょう。

法律が変わった⇒どんなふうに自分に影響するか?だったら、うちの会社はどう動いたら良い?という具合に考える訓練を行えば、実践の現場でも必ずその社員は伸びてきます。

2)自分の仕事分野の書籍を最低20冊購入し読破してもらう

自分の仕事分野の書籍を最低20冊購入してもらいましょう。

どれを買ったら良いかわからないって言われたら、「棚にある本をバーっと片っ端から買っていけ」ってアドバイスしてあげてください。

飲食で接客の職務についているんだったら、接客の本をバーっと買ってもらって、20冊グルグル何回も読破してもらってください。

そしたらどうなるか?

セミプロになるんですよ。自分はこの分野に詳しいっていう「自信」が生まれると、仕事にも自ずから良い影響が及ぼされます。

3)自社業界の有望資格を取ってもらう

不動産業界だったら宅建試験を受けてもらう、接客業だったらサービス接遇検定を受ける、といった具合に、自社業界の有望資格を一度は目指してもらいましょう。

合格するしないは関係ないです。

資格が取れなくても、体系的な法律とか知識が頭に入るだけで、全然仕事ぶりが変わりますから。

一度チャレンジすることで、仕事の時間以外は仕事に振れたくない、負け負けのダメ社員から変わることができます。

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中小企業でデキる社員になればより目立てるよ!

要は、自ら学ぶクセをつけることで、自ら考え、自ら動ける人間に育てなければ、中小企業の社員が大企業の社員に勝てるようになることはありません。

知識の差、知識を取り入れようとする習慣の有無、取り入れた知識から未来を考える習慣の有無、これが中小企業の社員と大企業の社員の差を生んでいます。

社員にこの習慣を取り入れさせたら、周囲がまず社員を信用するようになります。学歴とかそういうの関係なく、今の姿、プロとしての姿勢で評価されるようになります。

この人プロだなぁ。ってなれば、小さい会社なので目立って知名度も上がっていきます。

いつの間に伝説の営業マンとかいって本を出しちゃったり、なんてこともあるでしょう。

中小企業だと社長でさえ本を読んでいないってことがザラにあるので、まずは自分からその姿勢を見せてあげるのはいかがでしょうか?

 
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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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