1人で起業開業した後、粗利益で2千万円くらい稼ぐようになると、最低限の組織やチームが組みやすくなってきます。さらにこの状態を保つことができれば会社はどんどん潰れにくくなります。
会社の数字に強くなるために複式簿記、営業・広告、マネジメントのために心理学を学んでおくと、より強い会社ができあがるようになります。
粗利益2千万円目指すなら複式簿記と心理学の勉強を
今日は「粗利益2千万円を目指すための勉強法」というテーマでお話をしたいと思います。
粗利益というのは、決算書上では売上総利益と言ったり、原価計算上は限界利益と言ったりします。
粗利益2千万円で潰れにくい組織になる
顧客ゼロから始めて、どこかの下請けでない場合、粗利益2千万円は早くても3年かかりますね。
普通の人でも大体4〜5年かかって粗利益2千万円いきます。
粗利益2千万円までもっていくと最低限の組織とかチームが持てるので、この後はだんだん潰れにくくなります。
ですから、「下請けじゃないということは顧客は大体分散されているので、粗利益2千万円をとりあえず目指してやりましょう!」と私はいつも言っています。
複式簿記と心理学の勉強が必要
そのための最低限の勉強はやっぱりやっておいた方が良いと思うんですね。
粗利益2千万円を目指す時の勉強として切っても切れないのは、やはり会計です。
ですから複式簿記は勉強しておいた方が良いです。
それからあとは心理学です。心理学は営業でも広告でも使いますし、従業員さんを雇うときも結構 つかえます。
難しいところまで勉強するのではなく、「サラッと軽い心理学」みたいな感じで良いと思います。
複式簿記は2級が受かるレベルになればOK
まず複式簿記については、日本商工会議所の簿記検定を取れば大丈夫です。3級は個人事業者、2級はいわゆる中小企業の会計です。
うちの息子が中学1年生で遂に簿記1級の勉強に入ったんですが、やっぱりね、1級となるとモノが違いますね…。
自分も1級に受かったのは18歳のときですし、中学1年生の息子にはちょっとヒドイことしているな〜、と思うくらい内容が難しいので、皆さんも簿記は2級までで良いと思います。
2級までやりますと原価計算とかね、中小企業の経営をやっていく会計がほぼほぼ分かりますので、その辺で止めておいて良いのではないかと思います。
検定試験をおすすめするのは何故かというと、やっぱりね〜合格証書がくるとやる気が出ますよね。
合格証書がくるがゆえに真剣に勉強する!っていうこともありますからね、ぜひおすすめします。
心理学を学ぶうえで有名な2人の著者と8冊の本
心理学については2名の著者の方をご紹介しようと思います。
- 和田秀樹さん
- 中山マコトさん
和田秀樹に学ぶ中小企業経営
まず精神科医の和田秀樹さん。
和田秀樹さんの本は山ほど出ていますけれど、受験本以外は基本的に全部買っちゃって大丈夫です。
そのくらい中小企業経営において本当に役立つことがたくさん書いてあります。
ですから、「誰の本を読んだら良いか分からない」ってなったら、絶対に和田秀樹さんがおすすめですね。
和田秀樹さんは40歳、50歳になってもどんどん勉強していきましょうって言われてます。
ですから、40歳からの勉強法、それから50歳からの勉強法ってそういう感じで、比較的 年が上の人向けの勉強法の本も出してらっしゃいます。
人生の9割は40代で決まる
『人生の9割は40代で決まる』っていう本も書いてらっしゃいます。
「40代の頑張り」であなたは一生評価される!ってね、これ40歳になった方とか「やべ!そろそろ俺も頑張らなきゃ!」って、ね(笑)
実は私、40代はあまり頑張ってなくてですね
まぁ新しい事にチャレンジしたっていうのは、本当に営業でどん詰まってYouTube始めたくらいのもんで…。
売らなくても売れるっていう成果が出たので、それはそれでまぁ良かったのかなと。
バカの人
あとは『バカの人』って本、これもオススメします。
そっか!あいつは医学的にもバカだったんだ!!っていう本なんですが、人を雇った時とかにも関係あるんですけれど、色々とね顧客を選別していくときに、やはりこの手の心理学は勉強しておいた方がね、なんていうかな…心が楽になりますね。
自分を「平気で盛る」人の正体
それから、『自分を「平気で盛る」人の正体』っていう本も好きです。
ざっくり内容について触れると、和田秀樹さんが精神科医の立場からショーンKさんとかをちょっと皮肉っている感じです。
でも実際、起業開業して本当にガムシャラに走っている時っていうのは、広告系とか、それから企業ストーリーとかを考える時、かなり実は”盛って”いきます(笑)。
ですから広告とかは結構盛ったりするんですが、精神科医からすると悪い事のように書いていますね(笑)。
心の強い男の子の育て方
競争を知らない従業員の心理状態が分かるのが、『心の強い男の子の育て方』です。
東京というのは競争の街なので、競争するのが当たり前ですけれど、競争の無い世界の中で育ってきた人も沢山いるわけですよ。
そこで従業員さんに働いてもらう時に、競争の世界に来るとすぐに心が折れちゃうことがあるわけです。
企業活動って基本的には競争なので、やはり心のケアからしっかり考えていかないといけないしっていう、人を雇う時にも役立つ本です。
中山マコトに学ぶお金をかけずに稼ぐ仕組作り
それからもうひとかたご紹介します。中山マコトさんです。
未だに実務をやる時に中山マコトさんの本をたくさん使います。
仕事がどんどんやってくる目立つ技術
まずは、『仕事がどんどんやってくる目立つ技術』というやつです。
「ビジネスは目立てば、80%が成功だ!」って、これいかにも私も言いそうでしょ(笑)。
元ネタは中山マコトさんです。
選ばれるフリーランス100の仕掛け
次は、『選ばれるフリーランス100の仕掛け』です。
中山マコトさんがフリーランスとしてどんどん仕事を取っていくときの仕掛けを紹介しています。
この仕掛けをずっとやっていれば粗利2千万円くらいまではもって行けるし、2千万円あれば最低限のチームや組織を持てるので、会社も潰れにくくなると。
そしてこの中山マコトさんの本の良さっていうのは、本当にね〜お金がかからないんですよ(笑)。
なるべくお金がかからない状態で、ちょこちょこ仕掛けて仕事を取って行こう!みたいな感じなんですね。
うまくいく人が必ず持っている黄金の仕組み
そして、『うまくいく人が必ず持っている黄金の仕組み』もご紹介しましょう。
どんどん仕事が入ってくる仕組みをまず作ってしまおうぜっていう感じで、こういう本も起業開業したての方には役立つと思います。
バカ売れキャッチコピーが面白いほど書ける本
最後に、『バカ売れキャッチコピーが面白いほど書ける本』をご紹介します。
「たった1行で、商品が動き出す!」という本なんですが、これは私の中学1年の息子もあっという間に読んでしまいました。
キャッチコピー1つで物が売れる・売れないっていうのを、実際に我々も体験しているので、じゃあどういうキャッチコピーで引きつけて覚えてもらえるかとか、そういうのって日々実践しているわけですよ。
その時にやっぱりキャッチコピーっていうのは、実際はアウトプットですね。
アウトプットで、実は中山マコトさんの本の法則を見ながら、ガンガンにアウトプットして訓練していくっていうのを私共はやっています。
まとめ
粗利益2千万円を達成できれば、下請けでない限り、小さな会社っていうのはまず本当に潰れないです。
そこまでどうやって持っていくかって時が来たら、複式簿記と心理学、本当にこれくらいは勉強しておいた方が良いです。
ぜひオススメします。