地方の超ド田舎、ここにライバルはいないという場所で開業した整体院の先生。ところが、開業して半年が経っても、一向にお客さんが来てくれる気配はありません。集客もちゃんと手を打っているはずなのになぜか?みるみるうちに貯金は減り…この状況を打破した一手とは?!
超ド田舎でライバル無しも閑古鳥が鳴く整体院
今日は、ある地方で整体院を開業された先生から相談があったので、その相談の解決方針を共有したいと思います。
かなり地方、要は超ド田舎なんですが、先生はそのエリアに整体院が一件も無い、ライバルがいないので、これは行けると引っ越しまでして開業したらしいんです。
ところが、整体院には開業から半年経ってもお客さんが一向に来る気配が無くて、どうしたら良いだろうか?ということで私のところに相談いただいたようです。
集客はやっているとのことだったのですが、さっぱり上手く行ってなかったんです。
貯金はみるみる減っていき、そしてこの超ド田舎で開業してしまった!果たしてどんなふうに貧乏脱出大作戦を行ったと思いますか?
間違っていたのは他人に頼った集客チャネル
何が悪かったか?実は集客のチャネルが間違っていたんです。
この先生は地方新聞の折込広告に力を入れて、頻繁に集客を行っていました。
ところが、はっきり言って地方の新聞は死に体のものが多く、発行部数も購読率もどんどん落ちています。
なぜかというと、高齢者が多くなり、皆さんが年金生活のため節約を余儀なくされ、新聞を買うニーズが落ちているからです。
今まで新聞を買う理由でメインだったTVチャンネルの確認も、デジタルテレビに移行してからは不要になりました。
だから、チラシを使ってもお客さんのところまで、自分の広告が届かないんです。じゃあ、ポスティングやるかと言われても、業者がいない。
ネットはおろか、チラシ集客にも完全に行き詰まり…
ということで、打開策を打ち出すことになりました。
ド田舎の集客は己が一番の集客媒体!まずは足で稼いでリアルに会え。
私達が打ち出した打開策、それは、自分で車で移動しながらチラシを持っていって、「あいさつ回りする」ことでした。
これ、えーっ!と言われるくらいアナログですけれど、ド田舎ではすごく有効です。
なぜなら営業じゃなくて、ご近所さんへの引っ越しのあいさつ回りだからです。
「自分は◯◯町に引っ越してきた◯◯というもので、自宅で整体院をやっています。特に、膝が痛い、肩が回らないという方の整体は絶対の自身があります。もし、お困りの際はいらしてくださいね。」
こんな具合に挨拶して、あとはチラシを置いてくるだけです。
あとは、公民館を借りて無料で肩こり改善講座とかを開いて、地域の人とリアルな対面の場を持つようにしました。
これも効果てきめんで、公民館がSNSみたいにバイラル作用を生んで、一気に先生はその地方で市民権を得ることになりました。
こうやって、超ド田舎で開業して、そこでお金を稼ごうと思う時は、とにかく接近戦が大事です。
都会より見込み客にリアル対面でリーチしやすいので、自分で動けば見込み客をどんどん作って、一度商品サービスを使ってもらったら、後はリピートしてくれる仕組みを作ると、当面は食っていけます。
ぜひ、参考にしてみてください。