キャッチコピーには既に「売れる型」というものが存在していて、その型を何度も真似しながら、自分のものとなるまで真似すると、結果的に良いキャッチコピーを作れるようになります。島倉さんがお勧めされるのは、高単価の商品を付加価値をつけて販売することに成功している「通販生活」を真似ることです。どのようにやれば良いのか紹介してもらいました。
キャッチコピーには「売れる型」が存在する
今回は、1レッスン180円で練りに練った「売れる」キャッチコピーを教わる方法をお伝えしたいと思います。
消費者に刺さるキャッチコピーを自分(自社)で考えるのって、本当に難しいことですよね。
私もコンサルの過程で数多くのキャッチコピーを、クライアント企業さんと一緒に考える機会があるのですが、そう簡単に「神がかったコピー」なんて出てきません。
そもそも、優れた「売れる」キャッチコピーは、ゼロから考えるのは非効率というのが私の持論です。
というのも、キャッチコピーには既に「売れる型」というものが存在していて、その型を何度も真似しながら、自分のものとなるまで徹底して真似するほうが、結果的に良いキャッチコピーを作れるようになります。
いわゆる「守破離」の考え方、優れた人の真似をして、まずは型を習い、それから自分なりにその型を自社に合わせたものにするのが、最短ルートになるのです。
「売れる型」は一冊180円の通販生活にあり!
それで、私も優れたキャッチコピーは、必ずスワイプファイルにストックしておいて、何かあった時に照らし合わせるようにしています。
特に個人消費者へセールスされる企業にお勧めしているのが、通販生活を定期購入して、この中にあるキャッチコピーをストックしながら、一度真似してみることです。
通販生活はその名の通り、通販で商品をセールスしている雑誌で、テレビでも有名人が出演してよく商品をレコメンドしていますので、みなさんもよくご存知なのではないでしょうか。
あの雑誌、実は一冊180円で購入することができます。
何が凄いかというと、熱狂的なファンが100万人以上いると言われておりまして、ライバル他社と比較しても価格帯が圧倒的に高い商品について、価値訴求を徹底しながら販売に成功しています。
ぜひ一度見ていただきたいのですが、販売につなげるための努力が詰まったキャッチコピーが満載なんです。
例を上げてみると、
このフィンガー式ドライヤーで いとも簡単に ぺしゃんこ髪がふっくら髪に生まれ変わります。(コントラスト)
とか、
クーラー嫌いの人たちの間で売れている 「麻入りガーゼ」の 涼しいケット (ニーズの喚起)
更には、
50代以上の人たちへ 今夏からサングラスは「薄色」の 本品に変えてください。(ターゲットの明確化)
という具合に、売れる型をアウトプットしたキャッチコピーが、そこかしこに並んでいるのです。
どんなふうに優れた型を真似すればよいか?
では、これをどんな具合に真似るのかというと、
◯代以上の人たちへ 今夏から△△は✕✕の 本品に変えてください。(ターゲットの明確化)
これを、
20代の新社会人へ 出来るビジネスマンになったら 革靴は手作り本革の 本品に変えてください。
といった具合で、優れたキャッチコピーの型に、自社の商品を一度はめてみます。
完璧、100点の状態からスタートするなんて難しいですから、まずは何個かはめてみて、これでまずは広告出してみよう!くらいの気持ちで、何度も試してみるのが大事です。
先程の守破離ではありませんが、何回も型を真似しているうちに、段々とコツを掴めるようになって、自社にあったキャッチコピーが生まれてくるようになります。
これは、コンサル先の会社でもかなり試してみていただいてまして、実際に効果もかなり出ています。
キャッチコピーでもし悩む時間が長いのなら、一度この手を使ってみてはいかがでしょうか?