昭和おやじの経営理論が中小企業の成長を阻む!【令和時代に必要な経営スタイルとは】

経営

皆さんこんにちは!
組織活性化プロデューサーの南本です。

50代以上の昭和おやじの経営を見ていると、どうしても昭和の良き時代を頭の片隅に置きながら、現場の人にガミガミ言ってしまったりするので、今の令和の新しい時代には合わないと思っています。

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昭和おやじの経営理論の根幹

根性・リゲイン

昭和おやじの経営理論の根幹というとまず根性とリゲインです。

リゲインというのはドリンク剤ですが、昔「24時間働けますか」と歌っているCMがありました。

昭和の良き時代というのはそのような時代です。

リゲインを飲んで、徹夜してでもいい仕事をしようといったそんな時代に昭和おやじは刷り込まれているのです。

有給休暇は不要

昭和おやじは、法律の義務化で有休を取ることができるなど夢にも思っていませんでした。

土日が休みになって、祝日も休みなのに、まだ休みがいるのかと絶対思っています。

完了するまで帰るな

明日までにお客さんに納品しないといけない場合には、終わるまで帰れるとは思わないでよという考えが根本にあるのです。

仕事は人から盗め

入社しても何も教えてもらえず、先輩の背中を見て仕事を覚えろという時代でしたから、教育指導カリキュラムなどはない時代です。

欲を出せ

金欲、家や車などの物欲、出世などの欲です。

バブル経験者(成功体験)

昭和おやじはバブルを経験していて、定期預金金利が7%、8%の時代を生きていますし、お金をたくさん使うことを経験しているので、平成から令和の何をしてもうまくいかないようなジメジメした閉塞感が耐えきれないと思っているのかもしれません。

労働時間管理・部下指導・無理しない

労働時間管理や休暇管理、残業規制、部下指導をきちんとやりましょう。
令和の社員の気質はそこそこの平穏享受で、無理はしたくないので、適度な給料でもいいというものです。

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令和時代の昭和おやじ経営

このような時に、どのような経営をしますか?

極論ですが、会社の経営者であれば、こうやっていくのだろうと思っています。

経営スタイルの刷新

昔ながらの昭和の経営から引き継いで、令和向けに刷新していくことです。

パートさんも含めて社員の個性を100%つかみ、各自がどういう能力をもっていて、どういう適性、役割が担えるかということを分析する力が経営側に必要です。

そして、5G になればどこでも高画質高容量で通信ができるので、拠点分散型として、喫茶店であろうが、地方都市であろうが会議やミーティングがしやすくなると思います。

そうすると、いろいろな拠点でいろいろな働き方をまとめられるリーダーを育成して、チーム連携型目標達成組織を結成して、徹底的に効率化・省力化・生産性の向上をしていくしかありません。

昭和のおやじは義理人情に厚いので、とりあえず面識をして社内旅行や宴会なのが好きなのですが、令和に働くスタッフを見ていると誰にも干渉されずに、そこそこの給料をもらえたらいいという人が多いので、経営スタイルを変えていかないと中小企業は利益が出ません。

待遇の格差

どうしても賃金や待遇に格差が出ます。

同一労働同一賃金といいますが、同一労働にしなければいいわけで、チームを編成して成果を出すようなトップマネジメントを張れるような人は高待遇でいいわけです

単なる入力作業などの登録補助者は給料が低くても仕方がありません。

野心があってお金が欲しいと言う人には、マネジメントを張れるような人を目指してもらえばいいのです。

根性論を排除

根性論を排除して、仕事をやりたい人には仕事を与えて給料をたくさんもらえるような仕組みにし、高待遇の人には2000万円ぐらい払いましょう。
ダメな人は300万円しか払えないというように根性論を排除してください。

とにかく少数精鋭部隊

いろいろとコミュニケーションを取りながらチームをまとめられるような少数精鋭部隊をつくっていきましょう

経営者は拠点間調整のみ

ある程度面談する調整が必要かとは思いますが、経営者は離れたところで働く拠点間の調整をしていく必要があります。

雑務はロボットかAI

左から右、右から左という定型業務はAIを組み込まれたロボット化が必要になってくると思いますので、これを想定して経営スタイルを刷新していきましょう。

あくまで極端な仮説に基づく経営スタイルですが、それほど現実からかけ離れているものではないとも思います。

令和の中小企業の経営は、昭和のような組織をつくるのは難しいので、少数精鋭化することで、令和の中小企業は利益が残っていくのではないかと思います。

【再掲】昭和おやじの経営理論が中小企業の成長を阻む
経営
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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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