ナポレオンヒルのベストセラー「思考は現実化する」にもあるように、昔から「成功者は目標を定め紙に書く」とよく言われています。
ところが多くの人が据える目標は自己中心的で現実からかけ離れ、結果として実現しません。
では、どのようにすれば「思考を現実化させる」ことが可能になるのでしょうか?
多くの成功者の顧問を勤めるキミアキ先生が教えてくれます。
「思考は現実化する」をクソ真面目にやる日本人
今日は「稼いでいる人達の成功哲学のようなものを教えてください」というリクエストにお応えして、有名な自己啓発本である『思考は現実化する』の「思考」について考えてみたいと思います。
実は答えから言いますと、私の周りで成功している人達(億プレイヤー経営者)は、それ程大それた「成功哲学的なモノ」を持っていない系の人たちが多いです。
ところが日本人は日記とか手帳が大好きですから、夢日記とか、成功手帳とか、夢手帳とか結構やっているんですよね。
慎ましく自分で色々書き込んで毎日ニヤニヤしてみたり、それから毎朝読み上げる人もいますよね。色々この手のものはあるんです。
皆さんから見て、正直なところ、この手のことをやっている方ってどうですか?
「なんか気持ちわるい…」とか、「宗教じみてない〜?」とか、「ちょっと近寄りがたいなぁ。というか、自分の所には近づいてこないでぇ…」と、正直な気持ち、こんな感じで受け止めているのではないでしょうか。
商売人としては、商売敵がこの手のことをキッチリやっている人だと、ちょっと面倒くさいですよね。
思考は紙に書く前に目標として定まってるべき
というのも、昔から言われているように、「成功者は目標を定め紙に書く」っていうのは確かにあるんです。
ただ勘違いしてほしくないのは、紙に書く事が大事なのではありません。
思考は現実化するっていうのをよく勘違いしてしまって、紙に書けば実現できるんだ!と思っている人がいますけれど、はっきり言って紙に書くことはどうでも良いんですよ。
1番大事な事っていうのは、まずは目標を定める事なんです。
そしてその目標が定まるから、紙に書けるんです。定まっていないと、紙には書けないんです。
つまり、紙に書けるんだってことは目標が定まっているという事なんですよ。ここが、重要なポイントなのです。
大抵の人が定める目標は自己中心的で非現実的
それから目標の定め方なんですが、これは現実の話ですが、結構皆さん自己中心に決めている場合が多い。
だから手帳とかに隠したくなるんですね。
- 私は1年後どのような人間になっている〜!
- 私は1年後、何々を実現している〜!
というような感じで書きますよね。
やっぱり手帳や日記に書くっていうのは、大抵は自己中な目標であったりするわけですね。
でもこれが、ほとんどうまく行かないんです。
このように慣れないうちは、1ヶ月間くらいで出来る小さなゴールを設定することによって、明確な目標というものをまずは紙に書ける形で、定める事が出来るようになる必要があります。
たったこれだけなんです。実は。
思考を現実化させるのが私の仕事ですから、私もお客様と接する時は、小さなゴールを必ず設定するんです。
そしてお客様と話しながら「そうしましょう!」と。
だいたい1ヶ月位で達成できる小さなゴールをまず設定してみて、それが明確な目標になりますから、それさえ出来れば、あとは実務はカンタンなんですよ。
思考を現実化させるってデキる人の真似じゃん
目標さえ決まってしまえば、あとは期限に向かって走るだけです。ここまでにキッチリやらないといけないという状態で、ケツカッチンします。
期限が決まれば、今度は具体的な計画を分断して、切ってやって行くだけです。
10日までにこれやって、20日までにこれやって、月末までにこれやるという具合にです。
そうするとだいたい期限が迫ってきますから、すぐに動かないと”間に合わない”。
目標を決めると、期限が決まる、必ずケツは決まってますからね、分断してやっていくんですよ。
そうすると、行動に移すのなんて簡単ですから。
ですから、明確な目標が小さなものであれば、なんの問題もなく思考は現実化します。
でね、よく見て下さい。
- 明確な目標を立てる
- 期限の設定をする
- 具体的な計画を立てる
- 迅速な行動をする
- 良い結果が出る
これですね、よく見ると、皆さんお気づきになりませんか?
なんや…これただの仕事ができるヤツじゃねぇか!(爆)と思うでしょ?
そうなんです。仕事がデキる人はこのサイクルを普通に実行して、グルグルPDCAで廻してますからね。
『ただの仕事がデキるヤツ』がやっていることをすれば、思考は現実化させることが出来るんですよ。
現実的で明確な目標を持つことが成功の第一歩
確かに、このやり方だと、いきなり大きな事を達成することは出来ませんけれども、仕事ができるヤツのパターンを真似すれば、多少の思考は現実化します。
もっと言いますと、小さい規模の思考を馬鹿にして、自分の目の前にある目標を達成できないのに、大きな夢のような思考を現実化する(実行する)ことは、まず無理です。
結局大事なのは、明確な目標をちゃんと書けるレベルで、目標が紙に落とせるレベルで決まっていることです。
これが1番大事ですからね。
うちのお客様の成功哲学で、もし本当に1つあるとすれば、「明確な目標を皆が定めている」と、そういう点でしょうかね。