社長!サラリーマンの不安を解消すると、御社は活性化します!

経営

みなさんこんにちは。組織活性化プロデューサーの南本です。
今回は、サラリーマンの不安を解消すると、御社は活性化しますというテーマです。

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サラリーマンの抱える不安とは

①給与が低い

今サラリーマンの方は不安だらけです。

中小企業に限っていうと給与が低いので、それに対する不安があります。

②収入が上がらない

大手企業のようにしっかりした昇格制度とか給与の昇給制度というのが整備されてない中小企業が非常に多いので、例えば5年間給料が上がっていないとか、上がっても10年間で1,000円とか2,000円くらいしか上がらないという中小企業が多いのです。

20代、30代であれば、まだ若いからいいのですが、40代、50代になった時に1年に1,000円とか2,000円しか上がらなければ先が見えてきます。
将来収入が上がらないという不安が非常に多いということです。

③将来への不安

中小企業の場合、いつ潰れてしまうかわからないという状況があります。

今や大手企業でも潰れてしまう時代になってきましたから、会社の存続に不安があるとか、年金制度が崩壊するのではないかという不安や、結婚してもマイホームが持てないのではないかという不安があります。

④仕事しかない自分への不安

中小企業にも労働時間が短い会社もありますが、往々にして労働時間が長いです。
夜も働き、土日も休日出勤なので、自分から仕事を取ったときに何が残るのかという不安があるのではないかと思います。

大きくわけて収入面の不安と、会社が存続できるのかどうかという不安と、自分に対する不安があるのではないかと思います。

⑤会社に経済的な依存をしすぎ

会社に対して経済的な依存をしすぎていると思います。
会社に100パーセント依存していると、高度成長期にあるときは、依存症でも、どんどん収入も上がっていったのでよかったのですが、今は日本経済が成熟期から衰退期に入っているようなので、そういう時に1社に依存していていいのかということです。

⑥会社への精神的な依存

もう一つは精神的な依存です。
会社の言いなりで言われたことしかやれない。会社の命令に対して、自分の意思を持たずに言われた通り100%やりますみたいな感じで、会社に精神的に全部依存してしまっています。

不安な自分も自分自身で払拭するしかありません。
自分で経済的な1社独占からの自立といったものをまずやっていただいて、仕事について会社から言われたことをその通りやるのではなくて、自分で考えていくことによって経済的な1社独占の依存から抜け出してください。

複数の会社から収入を得るようになった時に、精神的な依存から自立するということが今後のいろんな活動に役に立ってくるんじゃないかなと思います。

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サラリーマンの不安を払拭する方法

この経済的な依存と精神的な依存から脱却するというのはポイントです。

会社がやはり従業員を大切にしていかない限りは社員が抜けていって、会社の存続も危ぶまれてきますので、そういう意味でどうやったら会社は、サラリーマン社員の不安を少しでも払拭してあげられるのかということを、下記にまとめてみました。是非、参考にしてみてください。

①給料が低いという問題

中小企業はやはり最低賃金が上がっている中で、給料体系をベースアップで変えるというのは、ちょっと無理だと思います。
そのかわり業績連動賞与とか、PL、BSという財務諸表を社員に開示することによって、どのくらい利益を出しているか、みんな一丸となって創意工夫して、ある程度決算時期に利益がたくさん出るように皆を仕向けていって、利益がたくさん出た場合には、連動型の賞与をインセンティブ的に支給してあげるというのは絶対ありだと思います。

余ったお金で余分なものを購入して、節税対策をするのではなく、利益を従業員に還元していくっていうようなスタイルをやっていかない限りは中小企業の経営は厳しいかなと思います。

②副業の解禁

国も副業を解禁してくださいと言っているので、副収入を得て承認してあげることでその人の収入源が増えていくということがあるので、会社としては副業を解禁してあげることかなと思います。

結果的に本業へのメリットもやはりあるのです。
ここで得たノウハウを本業で改善改革といった提案が出てくる可能性があります。

③メリハリのある給与体系と昇給・昇格の仕組みを導入

これが必要なことだと思います。

このままでいいのか、このままで結婚できるのか、といった不安があるので、頑張って働いている人には昇給する仕組み、昇格する仕組みを導入する必要があると思います。
管理職に上るとかリーダー職に上がるとかいろいろな昇格の基準があると思いますが、それを明確にしてあげて、それに達成した人は昇格して上げて、同時に昇給も1,000円、2,000円ではなく、2万円、3万円という感じで上げないと所属しているサラリーマンもやる気が起こらず活躍できません。

④将来の不安

将来の不安に対しては、存続するために会社としては、後継者に承継する意思があるということをきちんと経営者が示して、後継者を選定していき、自分が引退したあとでもこういう方向に行くというような経営理念と経営ビジョンをちゃんと掲げて浸透していくことが大事です。

⑤確定拠出年金

公的な年金だけでは不安だというので、給料から天引きして企業型の年金を会社が導入して会社自体が少し経費を払って、社員が年金を積み立てていけるような制度を作ってあげるって言うのは会社の誠意ではないでしょうか。

⑥長時間労働の是正

中小企業は土日出勤や長時間労働が多いので、それを是正していくという努力は絶対にしていかないと社員は不安です。
独身の時は土日も働けるのですが、やはり結婚もしたいし、子供も産みたいし、マイホームも持ちたいし、家族との時間を持ちたくなるわけです。

長時間労働をずっとしていたら、その時間ももてなくて、不安になります。
ですから、会社の経営者はその不安を解消してあげる必要があると思います。

⑦自律化育成と幹部登用

やる気があって自律があれば幹部に登用できますといった制度もきっちりと作っていく必要があります。

⑧アットホーム経営

昭和的な古い考えかもしれませんが、人はこの人のためならがんばろうという感情論はずっとありますので、アットホームな経営で、表彰式とか、飲み会とか、イベントとかを会社の施策として、経費が無駄だから削るのではなく、会社に対する投資になってくるので、ぜひやってほしいなと思います。

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仕事しかない自分への不安を払拭する

①副業解禁で他職種を経験

副業を解禁して他職種を経験していくと、自分の適性でこの仕事には向いているのか、この仕事は自分には向いていないかといったものを肌で感じてきます。
そうすると不安というのは自ずと解消されます。
副業を解禁してあげていろんな職種の経験をさせてあげれば良いかなと思います。

②勤務制度の多様化

勤務制度の多様化も重要です。
短時間勤務だけではなくて、働き方自体を短時間にして、残った時間を副業に使ってくださいとか、短日勤務で週に4日出勤すればよくて、あとの3日は副業してくださいというような勤務の融通性というものも導入してください。

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社員に利益を還元する

特に中小企業の場合は会社が存続できるか、この会社でいいのかというサラリーマンの不安はあるのです。
給料も上がらないしボーナスもそんなに出ないし、休みも少ないし、この会社はいつまで続くのかという不安が中小企業のサラリーマンの方は頭の中で渦巻いているわけです。

それを中小企業の社長さんは役員報酬を上げたり、無駄な経費を節税に使ったりするのではなく、見直しましょう。

収入、メンタルの改善施策を実行する

まずは社員に還元していく、財務諸表を開示して、利益を出した場合は賞与で払ってあげる、社員の年収をどんどん底上げしてあげるような施策、または個人のメンタルの部分をリラックスさせるようないろいろな施策で、家族との時間を持てるように長時間労働を是正するといったものをどんどん中小企業の社長としてはやってくのでがあるのではないかと思います。

そうしていかないと不安が募り、結局は御社から優秀なスタッフが抜けていく悪循環になります。

ぜひ打てる手は打っていきましょう。

社長!サラリーマンの不安を解消すると、御社は活性化します!
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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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