ひょっとして広告やチラシで「得られるもの」ばかりアピールしていませんか?

マーケティング

こんにちは島倉です。
今回は広告やチラシなどで「得られるもの」ばかりアピールしていませんかというお話をしたいと思います。

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「得られるもの」とは「メリット」と「ベネフィット」

広告やチラシ、データなどから「得られるもの」で大事になってくるものの1つは「メリット」、もう一つは「ベネフィット」です。

「メリット」と「ベネフィット」の違い

この2つの何が違うのかというとダイエットで考えるとわかりやすいです。

ダイエットをすると痩せます。痩せるとモテます。
それからダイエットをすると健康寿命が延びますなどという言い方をします。

このときに「メリット」というのは、直接ダイエットして得られるもの、つまり「痩せる」ということです。
ベネフィットというのは、「痩せる」だけではなく、さらに将来どうなっていくのか、「モテる」とか「健康寿命」、こういったことが「ベネフィット」になります。

「メリット」と「ベネフィット」だけをアピールしてもダメ

多くの広告、チラシ、セールスレターを見ていると「得られるもの」ばかりアピールしています。
当然商品やサービスを売るわけですから、「得られるもの」をアピールすることは正しいのですが、それだけではダメなのです。

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「得られないもの」もアピールする

それでは何が欠けているのかというと、「得られないもの」ということです。

どういうことかというと、商品やサービスを買わなかったらこういったものを得られない、失います、ということもアピールしていかなければいけません。

例えば、「幸せな結婚を失いますよ」、「健康を損ないます」、「お金を失います」、「名誉を失います」、「時間を失います」というようなことです。

「得られないもの」もアピールして購買意欲を高める

このようにメリットとベネフィットがあるのですが、あなたは買わないとこれを得られません、これを失ってしまいますよ、ということも合わせてアピールしていくことが大事です。

しかし、実際によく見てみると得られるものだけ、つまりメリットやベネフィット、中にはひたすらメリットしか言ってないものもあります。

それでは購買意欲を高めることはできません。

メリット、ベネフィットというような「得られるもの」だけでなく、この商品、サービスを買わないとこれが得られません。こういうものを失いますよといった「得られるもの」と「失ってしまうもの」の2つを同時に広告やチラシ、セールスレターでアピールしていただきたいなと思います。

広告やチラシで「得られるもの」ばかりアピールしていませんか?
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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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