「たった1回、3000枚のチラシを撒いただけで4000万円以上の中古マンションを17件契約した。」これは実話です。しかも撒いた3000枚のチラシも普通のチラシでした。ただし、普通のチラシ配りと違って無作為な撒き方はしませんでした。自分の商品が欲しくて困っている人がどこにいるかを適切に把握していたからです。
たった1回、3000枚のチラシを撒いただけで4000万円以上の中古マンションを17件契約した話
今回は、「たった1回、3000枚のチラシを撒いただけで4000万円以上の中古マンションを17件契約した話」というお話をしてみたいと思います。
今の時代、なかなかチラシの反響は出ないと言われています。
しかし、今回の事例で撒いたチラシの数はたった3000枚で、4000万円以上のマンションが本当に17件も契約に至ったんですよ。
これ、自分で言うのもあれですけれど、かなり凄い結果だと思いませんか?
撒いたのは普通のチラシ。なのに4000万円以上のマンションはなぜ17件も売れたのか?
撒いたチラシがどんなチラシだったかというと普通のチラシです。
じゃあ、何を工夫したのかというと、「4000万円以上するマンションを買ってくれる人がどこにいるのか?」ということを、徹底的に掘り下げました。
あぶり出したのが、1つは社宅です。もう1つは公務員宿舎でした。
特に社宅はバブル期の頃に建てられて老朽化が始まったもの、公務員宿舎も基本的に古い宿舎に狙いを定めました。
社宅といえばそれなりに大手の会社に勤めている人が住んでいますし、公務員の方々もそれなりの年収をもらっています。
ところが、社宅や宿舎に住んでいる人達が住居に支払っているお金って、めちゃくちゃ安いんですよ。
それこそ、年収7〜800万円もらって、住居には1〜2万円しか毎月支払っていないとか、要は可処分所得がサラリーマンの中ではべらぼうに高い人達のいる場所が、バブル期に建てられた社宅だったり、古い公務員宿舎だったって話です。
こういう場所に住んでいる人は、「社宅をそろそろ出たい」「車も飽きたし次は家買って家族で引っ越ししなきゃ」って考えていて、なおかつお金を持っています。
狙いは当たり、彼らは4000万円以上のマンションをバコバコ購入してくれたのです。
「誰に買ってもらいたいのか?」ではなく「誰がうちの商品が無くて悩んでいるのか?」
チラシについても、以下の私の記事を読んでもらえれば、それなりに工夫を凝らしたことはわかっていただけるでしょう。
参考URL1:お客様の消費を促すのは感情。チラシのネタに困ったらレビューをばらまけ!
参考URL2:1レッスン180円で練りに練った「売れる」キャッチコピーを教わる方法
参考URL3:フリーペーパーの小さな広告枠へ出稿した時の反響を劇的に改善する方法
しかし、チラシのデザインやキャッチコピーのテクニック以上に、「誰を対象に商売するのか?」という顧客戦略が今回の成功を生みました。
「4000万円以上のマンションを一番欲しがっているのはどういう人なのか?」ということを真剣に探ったのが今回の勝因です。
ターゲットを設定する従来のやり方は、アプローチの方法が「誰に買ってもらいたいのか?」という着想から始まりますが、これとは全く真逆のやり方です。
「4000万円以上のマンションを買えるのに、買えなくて悩んでいるのは誰なのか?」と考え、「自分達の登場を望む顧客がいる場所」にチラシを撒いたからこそ、受注が上がったわけです。
闇雲にチラシをばらまいたり、ウェブ広告を出して売り込む前に、
- 誰がうちの商品が無くて悩んでいるのか?
- その人達はどこにいるのか?
って考えてみるのはいかがでしょうか?
あなたにも今までと違った顧客戦略が目の前に広がるかもしれませんよ。