課題を先延ばしする理由
こんにちは、組織活性化プロデューサーの南本です。
課題を先延ばししてしまうとロクなことがないと言うことについて解説します。
課題というのは企業を経営していく上で必ず誰にでも降りかかってくるものです。
その裁き方によって、良い結果になる時もあるし、ロクな結果にならない時もあります。
まずは、課題を先延ばしする3つの理由について取り上げます。
考えるのが面倒
時間をかけて考えないといけないということは経営者の場合、一瞬でだいたい分かります。
ですから、課題について考えることを先延ばししてしまうことが多いのです。
対策に時間とお金がかかる
時間もコストもすごくかかるということもだいたい読めるので、それを直視したくないから先延ばしするということもあります。
時間とともに風化もしくは改善するかもしれない?
時間とともに風化もしくは改善するかもしれないという淡い期待を持って先延ばししているということです。
みんな忘れやすいので、芸能人などが不祥事を起こしても、2、3年経つと忘れてしまうというような意味です。
例えばお客さんとのトラブルがあって、大きな課題があったとしても自然と解決策が出てきたり、先延ばしすれば、お客さまも忘れて、風化するのではないかという感じで先延ばししていくのではないでしょうか。
先延ばししても良いことはひとつもない
考えることが面倒くさいし、お金と時間時間がかかってしまうということがやはり第一にあるのではないかと思いますが、先延ばししても良いことは何一つありません。
トラブルが大きくなる
結論としては悪い結果になって集結するということです。
解決できる時間もお金も増大する
お金と時間がかかるということはわかりますが、風化や改善を期待して先延ばしするとさらにお金がかかりますし、お客さまとの信頼関係がどんどん失われて、契約解除といったことにもつながります。
お客様がいる場合、大抵怒らせる、離反する
契約解除という結果になって何一ついいことはありません。
もし先延ばししている課題があったら、経営者の方は今日、明日には解決するように対応してください。
結果受注が減る
先延ばしした結果、受注が減ります。
どうすればよいか
では、どうすればいいのでしょうか?
先送りしない
その日発生した課題は、その日のうちに解決の目処や段取りをつけましょう。
お金と時間がかかるのが見えるので、そこから逃げたいという衝動に駆られてしまいますが、その日のうちに段取りをつけて、ある程度解決の糸口を立てるという癖をつけてください。
関係者と利害調整
関係者はたいていお客さまのことです。
課題やトラブルが起こったときにお客さまには、起こった当日か、遅くとも次の日の朝には誠実に説明することが大事です。
お客様にはこのぐらいの損害がありますが、二度と起こらないようにこういう対策を取ります。
現状起こったものに対しては、誰がいつまでにこのような段取りをしますという解決策を当日または次の日の朝にはきちんと説明するということが大事なのです。
解決するまでのスケジュール
利害関係者と段取りを調整しながら、いつ頃までに誰が何をどうするのかという工程をつくって整理していくと、課題はいつのまにか解決することになります。
先送りするとろくなことがなく、結果契約先のお客さまに怒られて、下手をすれば損害賠償のような話になって集結するのが関の山です。
課題が起こったその日のうちに、ある程度のスケジュールを決めて、利害関係者に説明することさえ心得ておけば、ほとんどの課題はうまく修復できると思います。