あおば会計コンサルティングのタナカキミアキでございます。
今回は、中国のファーウェイさんの新卒の方の採用メールが流出して、初任給の最高額が3,200万円だったということが発覚したというニュースについて解説します。
ファーウェイの最高初任給3200万円は高いのか
本当に偶然流れたのかは分からないのですが、初任給の最高額が201万元で日本円で換算すると3,200万円だったという話です。
そのメールには8名の博士号をもった人たちの飛び抜けた初任給が書かれてあって、低い人は1,400万円らしいですが、最高で3,200万円で雇うと言うメールが流出してしまったようです。
ファーウェイ日本法人の初任給は40万円
以前も日本法人で、初任給40万円という数字を叩き出して、安い宣伝効果を出したわけです。
ですから今回も「本当はわざと流したのではないかなあ」なんて思ってしまうところもあります。
ファーウェイは毎年30人以上博士号の人を採用
ファーウェイさんは、博士号を持っている人を毎年30人以上雇っていますし、自分たちが本当の最先端の技術の会社なので、技術で支える素晴らしい技術者をどんどん高給で雇っていこうというところです。
ファーウェイの博士号の4年目離職率は50%以上?
ファーウェイさんは実は、4年以上勤務する博士号の人たちが半分にも満たないらしいのです。
私は、ファーウェイ製品を使っていますが、実際に性能はいいので、頑張ってほしいなと思っています。
高給取りだった大岡越前の給与
一見高給に見えるのですが、平和な日本の歴史上で、実は高給取りになった人がいらっしゃいます。
「足高の制」改革
当時の世の中では、要職に就くには石高が必要だったのですが、一番の功績で総石高をたくさんもらったのが、大岡越前守です。
1700石から10000石になった大岡越前守
この人はもともとお坊っちゃんで、1,700石の家系の4男坊として生まれます。
1,700石というと、今の日本でいうと親も十分に1,000万円プレイヤーどころです。
給料の高い家の四男なので、親戚のところに出向くことになり、婿養子になって1,920石を相続します。
そして今度は、江戸町奉行に戻ってきて、江戸町奉行の功績で3,920石になります。
さらに最終的には、寺社奉行になって5,920石になります。
ところが寺社奉行というのは、実は大名しかなれないわけです。
その当時の大名は1万石という基準があって、1万石ないと大名にはなれないということでした。
ところが、全然たりないわけです。
それで 大岡越前さんも4,000石以上をもらって、1万石になって寺社奉行になりました。
これは、世の中のしきたりがあって、そうしないといけなかったので苦肉の策なわけです。
中小企業の年俸600万円頭打ち説とは
それでは、中小企業はどのようになっているかというと、中小企業も役職は乱発できます。
課長や部長の役職を乱発できますが、実は給料とあまり運動してないという事実があります。
早い人は中小企業でも20代で年俸600万円は可能
早い人は20代で年俸600万円はいきます。
そこからどんどん上がっていくかというと、中小企業の特性があって、やはり600万円で頭打ちになってしまうということがあります。
600万円以上にするにはプロジェクトリーダーになる
600万円以上にどんどん上げていくには、やはり部門リーダーとか、いわゆるプロジェクトのリーダーになって、マネジメントをやっていかなければいけません。
ファーウェイのような大企業にとっては、1,400万円から3,200万円の8名を高給で雇って、日本法人は初任給40万円で雇ったと言いますが、実は中小企業だって出すことはできます。
もちろん到底20代の初任給を3,000万円にすることはなかなかありませんが、大企業と中小企業の違いというのは、大企業というのはやはりチームで動くため、莫大な人数が必要です。
中小企業は本当に1人か2人で、当てたらそれだけ利益があがるわけです。
一発かけるのであれば、中小零細企業というものがありますけど、基本的には年俸600万円説になってしまうのです。
今回はドラマの大岡越前に絡めて、年俸の頭打ちについて解説しました。