みなさんこんにちは。脳科学教育コンサルタントのクロスです。
私はクロス塾という塾を運営しながら、少しずつ受講生の方々にノウハウを伝えたり、お渡しています。
ここで、もし受講生が仮に私のノウハウや進め方を丸パクリして、他のところでこっそり教えているとしたとしても、私は「全く問題ない」と考えています。
それよりも、そもそも「パクられるだろうなぁ」という前提で作っています。
というのも、私にとって一番の理想は、「私の教材を使って、好きな価格で売っていいよ」と言えるようなところまで行くことだからです。
その理由について今回はお話します。
ノウハウを出したがらない会社は社員が辞めてしまう
伝統主義で堅苦しいピラミッド組織の場合は、ガチガチに守秘義務で固めたり、門外不出のノウハウとして絶対に出そうとしないものです。
例えば、質問項目に答えることで独自のノウハウをどう生かせばいいかわかるといった特殊なアンケートがあったとします。
そのアンケートも100部だけ刷って、一部の人にだけ売って、もし少しでもそのノウハウを表に出したり、売ったりしたら、裁判で訴えるようななことを言うわけです。
共通点として多いのが、守秘義務でガチガチに固める会社というのは、有能な社員がすぐ辞めていきます。
その理由は、イエスマンしか残したくないからです。
有能な人は逃げていって、自分でコピー会社を作って、訴えられていたりします。
私からすれば、パクられる前提で作ってない方も悪いし、また優秀な人材が逃げていくようなダメな会社の社長はあなたでしょうという思いです。
ノウハウの流出より社長の能力が重要
社長自身が無能だと、組織は宗教のようなピラミッド構造になっていきます。
社長の能力が、どれだけそのチームとしての組織とセルフマネジメントを促せるか、権限以上のエンパワーメントがどこまで出来るかということが、社長の本当の力になってきます。
俺はすごいだろう、これだけ高学歴の人たちはたくさん集めて、そのトップに立っている俺は偉いということではなく、自分たちで成長できるようなサイクルを育めることに注力したほうが良いのです。
お互い仲間同士で楽しくヘルプし合えるような環境をつくって、押し付けもなく、厳しいノルマを設定することもないような組織で、こんなものがあるけど興味があったら使ってみますか、というような提案をしていくようなことが達成できたら楽しいと思います。
パクられても問題ないように作る
2つの理由の1つがまずパクられても問題ないように作っていくということ、もう1つの理由は、パクられて傾く程度の組織というのは、長続きしないということです。
独自のノウハウを門外不出にしたとしてもどのみちどこかに流れるわけです。
似たようなものがたくさん出たことで、会社がぐらつくようであればそれは社長のあなたの能力が低いだけということになります。
社会システムが変わっても残れる経営をする
企画力や時代の波にうまく乗っかり続けるという能力が低いと、結局何かシステムが変わった瞬間に「おじゃん」です。
例えば、デイサービスというのは国から結構の補助金が出ています。
その補助金があるから回せているわけですが、もしその国のルールが変わって補助金が半分になったとか、3分の1になった、ゼロになったと言ったらほとんどのデイサービスはつぶれると思います。
つまり、国の制度が変わったらどうしよう?という不安を抱えながら経営しているというのは無理があるわけです。
変化に対応できる組織をつくる
極論ですが、どこにいようが、どんな環境だろうが自分が幸せに暮らせる。
そしてみんなが幸せに暮らせて、どうにか道を見つけられる能力を持っているかどうかというのがポイントです。
最近少し違う研修の方法を提案してくれる方々を見ますが、社長はどこまで合うのかなぁと見定めるわけです。
この人はちょっと今後やばそうだなあということがあると厄介払いをします。
お客様は神様では?ということですが、お客様は神様ではありません。平等です。
お客様も選んでいるわけですから、こっちにも選ぶ権利があります。
ちょっと面倒くさそうな人が来たと思ったら、ごめんなさい、私はあなたを選びません。そこは平等ですと言うわけです。
お金も大事だけど、それ以上にこの人は気持ちよく一緒に進められる人かどうかというのも大事なことです。
きちんとラインを引く
自分にきちんとラインを引けている人は、女性から見て魅力的に見えたりしますし、またそのフィルターをくぐり抜けたいという欲求を作ることもできます。
私の場合もある程度しっかりとラインを引いておきます。
上下することもありますし、その辺の柔軟性はありますが、あまり大きくかけ離れた人は、NOです。
ブレない努力の軸をつくる
努力の軸がブレないというのは、すごく大事だと理解していただけましたか。
ちょっとパクられたぐらいで、いちいちビビらずに、その程度では私を倒すことができないというくらいのマインドセットを持っているかどうかで、今後の人生の進み方が結構変わるのではないかと思います。