こんにちは青葉会計コンサルティングの田中です。
今回は「城持ち狙える乱世 真田昌幸のように間違うな」というテーマで、時代の潮流を見極めて、どんな立場で自らのポジションを築くべきか?について解説します。
今の時代も戦国時代同様、戦国乱世でございます。
世の中を見ていると本当にチャンスにありふれています。
チャンスがあるので、実際に自分たちで事業を起こす方が面白いんじゃないかなーと、私自身は考えているわけです。
そう考えると、戦国時代っていうのは、とても学びのある時代です。
真田昌幸は客観的に見ると常に旧勢力側にいた
真田昌幸は成功者か?あるいは失敗者か?
さて、テーマにあげた戦国時代には有名な武将さんが沢山います。
その中に真田昌幸さんがいまして、真田家というのは大河ドラマにもなりましたし、子供たちにも人気ですが、真田昌幸さんについて客観的に歴史をひもといてみると、実は間違いばかり犯しています。
常に旧勢力側の味方についた真田昌幸の失敗
というのも、真田昌幸さんは旧勢力側の味方をしようとして何度も失敗します。
世の中の歴史は旧勢力と新勢力を戦った場合、往往にして新勢力が戦に勝ったという事実がございます。
ところが、真田昌幸さんは常に旧勢力側の味方をしてしまったという、戦略的には最低の経営者です。
戦争は強かったので徳川の大軍を2回追い返したり、戦術的には長けていました。
そもそも戦争が起こったときに、旧勢力側の味方をしたから新勢力と戦いになってしまっただけの話です。
武田、豊臣ではなく、織田や徳川の作る新勢力側にいれば、あれだけの戦術眼のある方でしたら、全く違った立場になれていたんじゃないかなと。
現代の旧勢力と新勢力とは?
今も存在する旧勢力と新勢力の戦い
これ、実は現代においても、凄く当てはまる話なんですね。
自分が今旧勢力側につこうとしているのか、それとも新勢力側につこうとしていいのかというだけで、経営の考え方っていうのは随分変わりますので、真田昌幸さんのような間違いを犯してはいけません。
戦略のミスは戦術では取り返せないと思っています。
今、旧勢力軍の弱いところというのは、旧勢力側は法律によってがんじがらめにされているということです。
旧勢力の典型的な伝統「正社員制度」
その一つは、正社員制度です。
65歳定年制というのは結局年金の支給時期の話なので、68歳に年金の支給時期が遅くなると68歳定年制があるようにがんじがらめにされたわけです。
もう旧勢力が最先端の技術を取り入れようということはもうできなくなっています。
なぜなら旧勢力軍として強かったところが15万6000社あります。
ところがこの15万6000社はこれまでは調子がよかったのですが、今は高齢者ばかりになってしまい、ここまでがんじがらめにされたら、新勢力が違うルールで戦えばあっけなく勝てると思います。
新勢力軍はもう正社員制度というものをひかないと思います。
その代わり、若い人にも最低時給2000円を払うようなモデルを簡単に組み上げられます。
今でも正社員は、社会保険料の会社負担分を含めると中小企業でも時給3000円かかります。
ですから、非正規に対して時給2000円のスタートを簡単に組めてしまいます。
そうすると、その雇用という関係ではなく、良い意味の協力会社のような関係になるので、働く人たちは個人事業者を選ぶようになります。
そして、色々なところで仕事をするようになると、このモデルを敷いていかないといけないということはみんなわかっていることです。
新勢力側の武器インターネット
「どうしても正社員にしてください」というように、働く側のが旧勢力の思考回路の人が多い、という問題もまだあります。
とはいえ、働く側の価値を変えるためにどんどん給料は高くなっていくと思います。
一度始まった時代の流れというのは、そうそう変えられませんから。
時給2000円が時給3000円に、そして時給5000円、1万円にと、そのくらい変わっていくと思います。
では、なぜ、こんなことが可能になっていくのかと言うと、新勢力側がインターネットを使って、1対100や1対10000のビジネスができるようになってきたからです。
インターネットがなかった時代は営業で1つ受注するのに、1対1で営業していました。膝を突き合わせた営業だったわけです。
ところが今は1対10 、1対10000で営業が取れています。
変わりたがらない旧勢力
では、こういう技術がなかったとしたら、旧勢力側が新しい技術をどんどん取り入れてくるか?というとまずそういうことはありません。
年寄りの集団というのは今の状態を変えたがりません。
どんなに新しい技術があったとしても、やり方を変えたくない、新技術も取りたくないということが多いです。
確かに、旧勢力もかつては新勢力だったわけであり、その威厳はまだそれなりに残っているかもしれません。
ただし、同じ側に付いて、同じやり方を踏襲するとしたら、それは真田昌幸と同じような選択をすることになりかねないんじゃないでしょうか。
インターネット時代に貴方はどの立場でビジネスを展開する?
インターネットが変えつつある講師業の在り方
我々は今の時代、やろうと思ったら何でもできます。
インターネットがありますから、高い給料を払うために1対100 、1対10000のビジネスの方に行けるんですよね。
私も講師業をやっていたのでわかりますが、授業に払うお金は5人でも100人でも一緒です。
ところがその時の講師の給料は全然違います。
講師業というのは売り上げの3割がもらえます。
ですから売り上げを多くするために昔は大きな箱に人を呼んでいました。
ところが今は箱は必要ありません。インターネットにつながりますから。
そういう新勢力の商売がどんどん出てくるわけです。
インターネットの武力で旧勢力の領地に攻め込みやすくなった
講師業もそうですが、インターネットのおかげで我々は旧勢力側と対等に戦えるようになりました。
そうすると給料が時給2000円なんてものではありません。
もっと高い給料を払えるようになると組織がなくても、資金がなくてもやれることはたくさんあるわけです。
若い人たちは、どんどん旧勢力の領地にインターネットを使って入っていたらすごく楽しいと思いますよ。