東京で今一番ホットな不動産の争奪戦が品川で起きる理由

経済

 東京都内で今一番不動産取引がホットな地区の1つは、間違えなく「品川駅」近辺です。地価はこの1年で約4~6%の値上がりを見せており、10年前と比較すると倍以上の坪単価になった土地も珍しくありません。品川の不動産取引が活発な理由は元来の不動産特性や、将来の交通インフラ改革が品川周辺に集まることが大きな理由のようです。

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品川駅周辺で不動産取引が活発化している

 東京都内で今一番不動産取引がホットな地区の1つは、間違えなく「品川駅」近辺です。

 特に品川駅の港南口から国道1号線に向かう泉岳寺や高輪台の地価は、この1年で約4~6%の値上がりを見せています。

 この1~2年にかけて筆者の知人がこの地域で投資対象となるマンションを探した話をつい最近聞きましたが、どこに行っても坪単価500万円以上でしか売り物不動産は出てこなかったようです。

 ここまで安い部屋はないと紹介された3階建てのマンション一室が、築8年、30坪程度の広さで坪単価430万円、つまり一部屋1億3,000万円でなければ購入できず、管理費には一月で8万円かかると言います。

 品川の不動産取引はもはやバブル状態になっていると言って過言ではありません。

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品川駅周辺不動産の値上がりが顕著な理由

 品川駅の港南口周辺で地価高騰が起こっているのには3つの理由があります。一つづつチェックしてみましょう。

1)山手線主要駅近くの閑静な住宅街が存在

 品川駅港南口から徒歩10分程度の場所は低層住宅地であり、都心のJRハブ駅近くにも関わらず閑静な住宅街が広がっています。この閑静な住宅街は高輪台から白金台を中心に広がっています。品川駅から徒歩圏内かつ都営地下鉄・京急線の駅も近くにあるため、アクセスが非常に良好で、都内の移動に不便がないため富裕層が集まっているのです。

2)山手線の新駅が泉岳寺周辺に予定されている

 都営浅草線と京急線の接続駅であり、品川駅からも歩いていける泉岳寺駅周辺300メートルの場所には、2020年を目処に山手線の新駅が設置される予定です。新駅設置は東京オリンピックを見据えたインフラ整備の一環として行われるものですが、新駅設置は同時に古くからの建物が数多く存在する高輪台周辺の再開発に大きな影響を与えます。泉岳寺駅周辺では再開発を見込んだ法人・個人を問わぬ不動産争奪戦が起こっています。

3)リニア品川・名古屋間の駅が着工開始された

 2014年11月にリニアモーターカー「品川駅ー名古屋駅間」の工事が着工されました。リニアモーターカーは次世代交通を担う国策インフラとされており、2027年には品川駅から名古屋駅間を片道約40分で往来できるようになります。更に2045年に「品川駅ー大阪駅間」が結ばれ約67分で往来できるようになれば、東京都における品川駅の相対的地位は高まることが必至です。羽田空港からのアクセスも良いため、品川駅が東京(日本)の窓口駅となることが予想されています。

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品川駅周辺の土地は高騰した今でも買いか?

 未来輝かしき品川ですが、歴戦の投資家でもある筆者の知人は結局品川の不動産への投資を一旦断念したそうです。

 坪単価200万円時代(現在約500万円/坪)に優良物件はさらわれてしまい、現時点の不動産価値では投資額に対する費用対効果が薄まっている物件が多いと判断したからだと言います。

 彼は一言「そのうち下がる。下がる時が買いだ。」と言いました。

 とはいえ閑静な品川の住宅街には富裕層の人々が数多く暮らしており、品川駅周辺では彼らに対しサービスを提供するビジネスチャンスが溢れています。

 不動産の購入はしなくとも、品川駅周辺に住む富裕層がどんなサービスを求めているか考えながら、閑静な街並みを散策してみるのはいかがでしょうか?

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