過酷な令和時代を生き抜く4つの対策【昭和・平成の常識は通用しません】

経済

こんにちは!島倉です。

”昭和や平成の時代はこうだった”ということは令和の時代ではまったく通用しないというテーマについて解説します。

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年功序列と終身雇用の日本的経営の終了

昭和、平成から令和になって、日本的経営が完全に終了しました。

年功序列や終身雇用は経団連の会長やトヨタの社長ももう維持することは無理だと言い始めました。

2020年の春闘でこれを議題にあげると言っていますので、日本的経営と言われたこの年功序列と終身雇用の2つはもう機能しないということです。

AI、RPA時代の人間の仕事

今、大企業では早期退職勧奨、いわゆるリストラが加速して、メガバンクでは事務作業や与信がすべてAIで代替されているので、ホワイトカラーは一斉に必要のない状況になってきています。

事務職はRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)やAIに代替されていき、人はいらなくなるということです。

日本的経営が終わっていく中で、仕事はクリエイター、スペシャリストと、マニュアルに従って淡々と単純作業をするマックジョブといわれるものに分かれます。

生き残れる仕事はクリエイターとスペシャリスト

これから生き残れるのはクリエイターとスペシャリストです。

マックジョブはとにかくAIに代替されていき、代替されないとしても年収180万円前後になるのではないかと思います。

クリエイターやスペシャリストは年収1000万円以上という高給をもらえますが、そうではないマップジョブは180万円と超格差の時代になっていくと思います。

スペシャリストも価格競争時代に入る

ギグワーキングと言って、ネットで自分の知識や経験や機能を紹介するアプリがたくさんあるので、それに乗っかって小遣い稼ぎをする人が増えていくと、スペシャリストでさえも、同じ資格で仕事の品質も同じであれば、安くやる人に仕事が流れて行くことになります。
 

クリエイターを目指さないと食べていかれない時代

クリエイターで稼いでいる一番代表的なのはユーチューバーです。

他人にはない価値を提供する人がお金を稼げるようになり、いわゆる単純作業は価値がないとみなされます。

今まで価値のあった資格業や知識、技術を卓越している人はそれだけではなかなか食べていけなくなっています。

日本的経営が終了し、クリエイターを目指していかないと厳しい時代になると私は考えています。

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無年金と生活保護システムの崩壊

年金支給開始年齢の引き上げ

年金支給開始年齢が大幅に引き上がっていくと思います。

いきなり75歳にはいかなくても、支給開始年齢が70歳になり、支給額の削減も減少します。

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2035年に非正規雇用のロスジェネ世代が定年を迎える

ロスジェネ世代が2035年に定年を迎えますが、ロスジェネ世代は半分の人が非正規なので、年金を払っていませんし、貯金もありません。

大量の無年金者時代

この世代が完全に仕事場を失って、世の中に無年金者がたくさんいるという時代が来ます。

憲法にも生活保護は保障されていますが、行政の窓口も理由をつけて生活保護を支給しなくなるので、弁護士を連れて行ってようやく支給されると言う感じになり、お金が無くて困っているのに生活保護を受け取るために、弁護士にお金を払って雇わなければいけないというように生活保護を受けるにもハードルが高くなります。

2035年は生活保護システムも崩壊する

2035年は非常に厳しくなります。

無年金者であふれて、財政難のために生活保護システムも崩壊していくことになります。

日雇い仕事もそれほどあるとは思えないので、犯罪が増えていくのではないかと思います。

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格差社会から階級社会の時代に

無年金と生活保護システムの崩壊が15年後にはやってくることが予想でき、格差社会から階級社会になっていくと私は予想しています。

資産1億円超の富裕層が増加

野村総研の調査によると、2015年から2017年に資産5億円以上の超富裕層が7.3万世帯から8.4万世帯に増加していて、資産1億円超の富裕層も114.4万世帯から118.3万世帯に増加しているということです。

つまり世の中は貧困層が増えている一方で、超富裕層も増えているので、格差が急激に広がっていると言えます。

結婚した家庭にさらに格差が広がる

少子化の中で、富裕層の家庭で育った一人っ子どうしが結婚して家庭をつくると、富裕層の新郎の家庭の資産と富裕層の新婦の両家の資産を合わせて、引き継いでいくことになります。

つまり超富裕層がさらにハイパー富裕層になっていく感じです。

一方貧困層は結婚することなく、家系が途絶えてしまうというように日本は完全に格差社会から階級社会になって、今のアメリカのような超格差社会に入っていくことが予想されます。

逆転できない貧乏な人が富裕層になることが今はできますが、今後は逆転できないような格差社会から階級社会へと変化していくのではないかと私は考えます。

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地方や郊外がゴーストタウン化する

私の実家のある新潟ではもう街がスポンジ状態です。

かつて私が子供の頃は街に建物が一軒一軒あったところが、今は駐車場になっていたり、更地になっている場合が多く見られます。

地方はインフラが整えることができなくなる

完全に街がスポンジ状態になってくると電気や水道などのインフラを整えることができなくなります。

新潟は道路から水が出て雪を溶かすシステムあるのですが、各家庭の自宅の前は自己負担です。

その費用も自己負担してもらえなくなるので、このようなシステムが崩壊していき、暮らしにくくなります。

さらに病院、外食スーパーも撤退て、人がいなくなるので、地方郊外が完全にゴースト化してしまいます。

地方にお住まいの方も、新潟県であれば、新潟市や長岡市の中心部に住まないとゴーストタウン化する中で、病院にも簡単に行けないし、車にも乗れなくなって孤独死していくだけです。

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これからの時代をどう生き抜く4つの対策

非常に厳しい過酷な令和の時代をどう生き抜くかということですが、私は4つの対策を考えました。

①生活拠点を都市部に移す

まずなるべく早い段階で生活拠点は都市部に移すしかありません。

先祖伝来の土地だとか、私の一族はここでずっと育ってきたなどと言っていられない時代になると思います。

最後に孤独な死に方をするのは自分ですから、それを防ぐには早い段階で生活拠点を都市部に移す、そのためのお金をしっかりと持っておくが大事です。

②仕事はクリエイターかスペシャリストを目指す

先ほどの通り、仕事はクリエイターか、最悪でもスペシャリストを目指しておくことが大事です。

③投資の技術を磨いてお金を動かして稼ぐ

マックジョブで年収180万円以下の生活になるときに、労働収入や年金では生活が困難なので、早い段階で投資の技術を磨いて、お金を動かして稼げる人間になっておかないと苦しくなります。

④海外に移住する

最終手段としては、日本でもらえる年金だけで生活できるような国に海外移住するしかないのかもしれません。

そうならないためにも、都市部に早く住み、クリエイターやスペシャベストになるように努力して、早い段階で投資の技術を学んで、お金を生み出していく技術を見つけておくことが令和の時代を生き抜くために必要ではないかと思います。

時代に対応する

日本的経営の終了、無年金と生活保護システムの崩壊、格差社会から階級社会へ、地方郊外がゴースタウン化することは、現実にもう起きていて、さらにどんどん進化していくということです。

歴史を振り返ってみても、元号が変わる年は一気に物事が動いています。

昭和から平成のときは湾岸戦争があって、消費税が導入され、日本のバブル崩壊が始まりました。

昭和から平成に移った時も今のその平成の時代を形作るようなイベントが平成元年前後に起きています。

令和の時代を形作るイベントがこの令和元年にも起きてくるということです。

少子化によって未来が描けない時代になっていきますが、まだ手はあるということをお伝えしたかったわけです。

全体的な目で見ればどれも暗い話しかありません。
しかし、個人が生き抜く方法はまだあるということです。

今回解説した4つの令和時代のサバイバル術をご理解いただいて、早めに実践、行動していただきたいと思います。

昭和・平成の常識はもはや通用しない!過酷な令和時代のサバイバル術
経済
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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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